安城市の介護タクシー概況
安城市は愛知県西三河に位置し、人口約19万人の農業・工業都市です。デンソー・アイシン・トヨタ紡織など自動車関連大企業の発祥地・本社所在地として知られ、農業では「日本のデンマーク」として有名な農業先進地でもあります。JR東海道本線・安城駅と名鉄西尾線・新安城駅を持ちます。高齢化率は約24%と全国平均よりやや低い現役世代の多い都市です。
安城市の介護タクシー関連制度は3層構造です。①障害者福祉タクシー料金助成利用券:身体1〜3級・療育A・B判定・精神1・2級が対象。令和4年度から自動車税・軽自動車税の減免を受けていても対象に拡大。年最大36枚、前年度交付者は毎年3月下旬に自動郵送(申請不要)。透析等の頻回通院者には通院報告書提出で2冊目(さらに最大36枚)を交付。②高齢者タクシー料金助成利用券(一般タクシー):65歳以上・要介護/要支援・在宅の方に500円券×月3枚(年最大36枚)を交付。③あんくるタクシー:75歳以上または障害者手帳保持者はあんくるタクシーに無料乗車可能(あんくるバスのフィーダー交通)。
🔴 安城市の3つの特徴:①自動車税減免でも対象、②自動郵送、③透析患者2冊目交付
安城市の障害者福祉タクシー利用券が他市と大きく異なる点が3つあります。まず自動車税・軽自動車税の減免を受けていても対象(令和4年度から)。多くの自治体では自動車税減免を受けている方は対象外ですが安城市は対象です。次に前年度交付者には毎年3月下旬に自動郵送するため申請手続きが不要です。そして透析など週2回以上・2か月以上継続通院の方は通院報告書を提出するだけで2冊目(最大72枚・36,000円分相当)を受け取れます。
安城市の介護タクシー料金相場
安城市のタクシー運賃体系(愛知県西三河地区):初乗り1.4kmまで700円、以降347mごと100円加算。障害者手帳提示で1割引(タクシー会社による)。
| 区間(片道) | メーター料金目安 | 福祉車両目安 | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|
| 安城駅周辺 → 安城更生病院(市内) | 700〜1,500円 | 1,500〜3,000円 | 5〜15分 |
| 安城駅周辺 → 安城市民病院(市内) | 700〜1,400円 | 1,400〜2,800円 | 5〜13分 |
| 安城駅周辺 → 刈谷豊田総合病院(刈谷市) | 1,200〜2,200円 | 2,000〜4,000円 | 10〜22分 |
| 安城駅周辺 → 豊田厚生病院(豊田市) | 2,500〜4,500円 | 4,000〜7,500円 | 22〜40分 |
| 桜井・高棚地区(南部)→ 市内主要病院 | 1,000〜2,500円 | 1,800〜4,500円 | 10〜25分 |
| 安城市 → 名古屋大学医学部附属病院(名古屋市) | 5,500〜9,000円 | 8,000〜14,000円 | 45〜70分 |
💡 透析患者向け「2冊目交付」で年間最大72枚(36,000円相当)
安城更生病院・安城市民病院の透析センターに通院している方(週2〜3回)の場合、年36枚(18,000円相当)では1か月あたり約3枚(1,500円分)の助成のみです。しかし通院報告書(医師の証明)を提出すれば2冊目(さらに最大36枚)が交付され、年間合計最大72枚(36,000円相当)を使用できます。透析患者は週3回=年約156回の通院があるため、72枚(1回あたり500円換算で約46回分)でも多くの通院費を補助できます。通院報告書は安城更生病院・安城市民病院の外来窓口で依頼できます。
安城市の主要病院と介護タクシーアクセス
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安城更生病院(安城市安城町東御堂1 ☎0566-75-2111)
JA愛知厚生連が運営する急性期病院(約550床)。内科・外科・整形外科・脳神経外科・循環器内科・救命救急センター・がん診療連携拠点病院・透析センター。安城市の中核医療機関であり、介護タクシーの定期通院需要が最も多い病院です。安城駅から介護タクシーで約5〜15分。 -
安城市民病院(安城市大岡町石原1 ☎0566-75-2111)
安城市が運営する市立病院(約350床)。内科・外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・透析センターなど基本診療科を有します。安城更生病院と並び市内の二大基幹病院として機能しています。 -
刈谷豊田総合病院(刈谷市泉田町山下1 ☎0566-62-9311)
公立病院(約700床・刈谷市)。救命救急センター・がん診療連携拠点病院として三河南部の医療を担います。安城市から南方向に約10〜22分。安城市の障害者タクシー利用券で通院している方も多い病院です。 -
大興タクシー株式会社(あんくるタクシー運行事業者 ☎056-21-5566)
安城市のコミュニティタクシー「あんくるタクシー」の運行事業者。75歳以上の市民と障害者手帳保持者は無料で乗車でき(あんくるバスとの乗り継ぎ時は無料乗継券も発行)、市内全域を週7日運行しています。
安城市エリア別の介護タクシー利用特徴
安城地区(市中心部・安城駅周辺)
- JR東海道本線・安城駅周辺の中心市街地
- 市役所障害福祉課・高齢福祉課が近い
- 安城更生病院・安城市民病院まで5〜15分
- 介護タクシー事業者が最も集中するエリア
- あんくるバス・あんくるタクシーの起点エリア
新安城地区(東部・名鉄新安城駅周辺)
- 名鉄西尾線・新安城駅周辺の住宅・商業エリア
- 市内主要病院まで8〜20分
- 知立市・岡崎市に隣接する東部エリア
- あんくるタクシーの運行エリア内
- デンソー本社・アイシン関連施設が近い
桜井・高棚地区(南部・農業・住宅)
- 旧桜井町・高棚地区の農業・住宅エリア
- 市内主要病院まで10〜25分
- 刈谷市・西尾市に隣接する南部エリア
- 刈谷豊田総合病院への越境通院も一定数あり
- あんくるタクシーの利用が有効な農村部
明祥・和泉地区(西部・工業地帯)
- デンソー・トヨタ紡織など工場が集中
- 市内主要病院まで10〜22分
- 碧南市・西尾市に近い西部工業・住宅エリア
- 高齢の元工場勤務者の定期通院需要が多い
⚠ 安城市特有の注意事項
- 前年度交付者への自動郵送は3月下旬:前年度に利用券の交付を受けた方は、毎年3月下旬に障害福祉課から次年度分が自動郵送されます。届いたら手帳等級・住所・氏名の変更がないか確認し、変更がある場合は窓口へ申し出てください。郵送が不要な場合は「利用廃止届」の提出が必要です
- 障害者タクシー利用券と高齢者タクシー利用券の重複不可:「障害者福祉タクシー料金助成利用券」と「高齢者タクシー料金助成利用券」は同時に受給できません。65歳以上で障害者手帳をお持ちの方は原則として障害者向けの利用券が対象です(枚数が多く有利)
- 2冊目の透析患者向け交付には通院報告書が必要:2冊目の交付を受けるには「週2回以上・2か月以上継続した通院が必要」という医師の証明が必要です。通院報告書の用紙は障害福祉課窓口またはホームページからダウンロードでき、医療機関(安城更生病院等)の窓口で記入・印押しをお願いしてください(文書料がかかる場合あり)
- あんくるタクシーはあんくるバス停まで乗車が基本:あんくるタクシーは自宅最寄りの停留所からあんくるバスのバス停まで送迎するフィーダー交通です。病院・クリニック直通ではありません。目的地によってはあんくるタクシー+バス乗継+さらに介護タクシーという組み合わせが必要なことがあります
- 車椅子・ストレッチャー専用タクシーの助成上限が令和7年4月に改定:令和7年4月1日から車椅子・ストレッチャー専用タクシーの1回あたり助成上限額が変更されました。普通車:2,880円→3,130円、大型車・特定大型車:3,630円→3,930円。
安城市の3つの移動支援制度
🟢 ①障害者福祉タクシー料金助成利用券(2025年3月27日更新版)
【対象者】安城市に住民票がある以下の障害者手帳を所持している方(高齢者タクシー助成との重複不可):
- 身体障害者手帳1〜3級をお持ちの方
- 療育手帳AまたはB判定をお持ちの方
- 精神障害者保健福祉手帳1・2級をお持ちの方
- ※令和4年度から自動車税・軽自動車税の減免を受けていても対象
- ※令和4年8月から療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の保持者にも対象拡大
【助成内容】
- 年間最大36枚(年度末までの残り月数×3枚)を交付
- 前年度交付者は毎年3月下旬に自動郵送(申請不要)
- 週2回以上・2か月以上継続通院の方→通院報告書提出で2冊目(さらに最大36枚)を交付
- 車椅子・ストレッチャー専用タクシー助成上限:普通車3,130円・大型車3,930円(令和7年4月改定)
【申請・問い合わせ】安城市役所 福祉部 障害福祉課 TEL:0566-76-1111(代表) 安城市桜町18-23(本庁舎1階)
🟢 ②高齢者タクシー料金助成利用券(一般タクシー)
【対象者】以下のすべてに該当する方:
- 65歳以上の方
- 介護保険の要介護または要支援の認定を受けている方
- 自宅で生活している方(特養・老健・グループホーム・有料老人ホーム・サ高住入所者は対象外)
- 高齢者タクシー料金助成利用券(車椅子・ストレッチャー専用)の交付を受けていない方
【助成内容】
- 500円の利用助成券×(年度末までの申請月を含めた残り月数×3枚)
- 乗車1回につき1枚のみ利用可
- 乗車時はタクシー券と介護保険被保険者証を乗務員に提示
【申請方法】郵送または高齢福祉課高齢福祉係窓口(44番)にて申請。介護保険被保険者証(またはその写し)が必要
【申請・問い合わせ】安城市役所 保健部 高齢福祉課 高齢福祉係 TEL:0566-71-2223
🟢 ③あんくるタクシー(75歳以上・障害者手帳保持者は無料)
安城市のコミュニティタクシー「あんくるタクシー」は、あんくるバスのフィーダー交通として市内全域を運行しています。
- 75歳以上の市民または障害者手帳(身体・療育・精神)をお持ちの方は、市が発行する証明提示で無料乗車可能
- 一般の方:大人・子供 100円(未就学児無料)
- あんくるバスへの乗り継ぎ時はバス無料乗継券を発行
- 運行日:毎日(12月30日〜翌1月3日除く)
- 運行時間:午前10時台〜午後4時台(あんくるバスダイヤに合わせて)
- 予約:前日〜利用便の約1時間前までに予約センター(☎056-21-5566)へ電話
- 受付時間:7時〜21時(毎日)
- 運行事業者:大興タクシー株式会社
※注意:あんくるタクシーは病院直通ではなく、自宅最寄り停留所→あんくるバスバス停間の送迎が基本です。病院への直通輸送には別途介護タクシーが必要な場合があります。
📋 介護保険「通院等乗降介助」・名鉄との使い分け
- 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け:要介護1〜5の認定を受けている方は介護保険の「通院等乗降介助」(1〜3割負担)も活用できます。名古屋市の病院(名古屋大学医学部附属病院等)への長距離・高額通院には介護保険を優先し、担当ケアマネジャーにご相談ください
- 名鉄・JRの障害者割引:名古屋鉄道(名鉄)・JR東海は障害者手帳・療育手帳提示で乗車料金が半額になります。名古屋・豊橋・豊田方面の病院への通院で鉄道が利用できる場合は鉄道+現地での介護タクシーという組み合わせが費用を抑えられます
介護タクシー利用の流れ(安城市版)
- 制度の確認・申請(または自動郵送を待つ) 障害者手帳保持者→前年度に受け取った方は3月下旬の自動郵送を待つ(申請不要)。初めての方・手帳種別変更の方は障害福祉課(☎0566-76-1111代)へ申請。透析等の頻回通院の方は通院報告書も持参で2冊目を申請。65歳以上・要介護/要支援の方→高齢福祉課(☎0566-71-2223)へ申請または郵送申請。
- あんくるタクシー利用者は予約を 75歳以上または障害者手帳保持者で近距離・バス乗り継ぎ通院の場合は前日〜1時間前にあんくるタクシー予約センター(☎056-21-5566)へ電話予約。無料で利用できます。
- 事業者の選定 安城更生病院・安城市民病院への通院には市内の協定タクシー事業者を利用。車椅子・ストレッチャー対応(助成上限3,130〜3,930円)が必要な場合は事前に事業者に確認。
- 介護タクシーの予約確定 乗降場所・目的地・利用者状態・必要介助・往復か片道かを伝えます。「安城市の障害者タクシー利用券(または高齢者タクシー利用券)を使いたい」旨も伝えてください。
- 当日の準備と乗車 健康保険証・診察券・お薬手帳・各種手帳・タクシー利用券・現金(残額用)を準備します。高齢者タクシー利用券は介護保険被保険者証も一緒に提示してください。
- 通院・帰宅 降車時に手帳を提示(1割引の確認)し、利用券を渡して残額を現金で支払います。高齢者タクシー利用券は1回1枚(500円)のみ使用可能です。