横浜市の基本情報
横浜市は神奈川県東部に位置する政令指定都市で、人口約377万人と日本の市区町村で最多を誇ります。18の行政区で構成され、みなとみらい・横浜駅周辺の高度に都市化した臨海部から、青葉区・都筑区・旭区などの丘陵住宅地、金沢区・磯子区の工業地帯・臨海部まで、極めて多様な地域特性を持ちます。高齢化率は約24%(2024年)で全国的には中程度ですが、絶対数では90万人超の高齢者が居住しており、介護タクシーの需要は非常に大きな都市です。
横浜市には横浜市立大学が2拠点の附属病院を持ちます。附属市民総合医療センター(市大センター病院・南区浦舟町・高度救命救急センター・三次救急)と附属病院(市大附属病院・金沢区福浦・特定機能病院・先進医療)で、市内の高度医療を担っています。これらは名称が似ているため受診先の混同が最も多いトラブルのひとつです。介護タクシー予約時は必ず「南区浦舟町・センター病院」か「金沢区福浦・附属病院」かを住所とともに伝えてください。
横浜市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場
■ タクシー運賃(現行・横浜市内)
横浜市は関東運輸局「横浜地区交通圏」の運賃が適用されます。2024年4月の運賃改定後、現行の標準運賃は以下の通りです。
| 車種・区分 | 初乗り距離・運賃 | 加算運賃 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 普通車(上限) | 1.091kmまで 500円 | 249mごとに100円 | 現行標準運賃 |
| 深夜・早朝割増 | 22時〜翌5時:2割増 | 全車種共通 | |
| 坂道介助(一部事業者) | 500〜1,000円 | 旭区・港南区・磯子区など丘陵住宅地で発生 | |
| 障害者割引 | 身体障害者手帳・療育手帳提示で1割引 | 乗車前に手帳提示が必要 | |
💡 横浜市の介護タクシー料金の特徴
横浜市の初乗り500円(1.091km)は大阪市(700円/1.7km)より安く設定されています。市内の約6割が丘陵・台地のため、旭区・保土ケ谷区・港南区・磯子区・栄区・泉区・瀬谷区・青葉区の丘陵住宅地では坂道介助料が発生する場合があります。介護タクシー事業者は乗降介助料(1,000〜2,000円)・院内介助料(2,000〜3,000円/時間)・迎車料が別途かかります。市大センター病院(南区浦舟町)と市大附属病院(金沢区福浦)の混同に特に注意してください。
■ 主要病院への料金目安
| 出発地(エリア) | 目的地 | 目安距離 | 料金目安 | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|---|
| 南区(阪東橋周辺) | 横浜市立大学附属市民総合医療センター(南区浦舟町) | 約1〜2km | 約500〜800円 | 約5〜10分 |
| 金沢区(金沢文庫周辺) | 横浜市立大学附属病院(金沢区福浦) | 約2〜4km | 約600〜1,100円 | 約8〜15分 |
| 旭区(二俣川周辺) | 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区矢指町) | 約3〜6km | 約800〜1,600円 | 約10〜20分 |
| 青葉区(たまプラーザ周辺) | 横浜市立市民病院(都筑区茅ケ崎中央) | 約5〜9km | 約1,200〜2,300円 | 約15〜28分 |
| 戸塚区(戸塚駅周辺) | 国立病院機構横浜医療センター(戸塚区原宿) | 約3〜6km | 約800〜1,600円 | 約10〜20分 |
| 港南区(上大岡周辺) | 横浜市立大学附属市民総合医療センター(南区浦舟町) | 約8〜12km | 約1,900〜3,100円 | 約18〜30分 |
※現行の横浜地区タクシー運賃(普通車上限)を基にした目安です。深夜・早朝は2割増。迎車料・介助料・坂道介助料は別途かかります。
横浜市の主要病院と介護タクシーでのアクセス
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横浜市立大学附属市民総合医療センター(市大センター病院・南区浦舟町4-57 ☎045-261-5656)
高度救命救急センター(三次救急・24時間365日)・655床・心臓血管センター・精神医療センター・総合周産期母子医療センター・ドクターヘリ基地。地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」徒歩5分。「市大附属病院(金沢区)」と混同しないよう注意。 -
横浜市立大学附属病院(市大附属病院・金沢区福浦3-9 ☎045-787-2800)
特定機能病院・先進医療・希少疾患・臨床研究・遺伝カウンセリング・神経難病・腫瘍内科・臓器移植。横浜シーサイドライン「市大医学部駅」直結。「市大センター病院(南区)」と混同しないよう注意。 -
横浜市立みなと赤十字病院(中区新山下3-12-1 ☎045-628-6100)
救命救急センター・がん診療連携拠点病院・精神科救急・ドクターヘリ。中区・西区・南区・磯子区エリアを担当します。 -
横浜市立市民病院(都筑区茅ケ崎中央56 ☎045-949-7000)
救急・がん診療連携拠点病院・小児医療。青葉区・都筑区・緑区・港北区エリアを担当します。 -
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区矢指町1197-1 ☎045-366-1111)
救命救急センター・三次救急・災害拠点病院。旭区・瀬谷区・泉区エリアを担当します。 -
済生会横浜市南部病院(港南区港南台2-1-10 ☎045-832-1111)
500床・地域中核病院。港南区・磯子区・栄区エリアを担当。JR港南台駅徒歩3分。 -
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(保土ケ谷区Wolf2-1-1 ☎045-753-2500)
脳卒中・神経疾患専門病院。急性期から回復期まで一貫した専門治療を提供します。
📍 病院へのアクセスに関する重要ポイント
横浜市は437km²と広大な市域を持ち、18区にわたって多数の医療機関が分散しています。最も重要な注意点は「市大センター病院(南区浦舟町)」と「市大附属病院(金沢区福浦)」の混同です。予約時は必ず区名・住所も含めて伝えてください。また市内の約6割が丘陵地形のため、丘陵住宅地では坂道介助が必要になる場合があります。定期通院をされている方は病院の地域連携室に移送費軽減策の相談をお勧めします。
横浜市エリア別の介護タクシー利用特徴
🏙 臨海都心部(西区・中区・神奈川区・鶴見区)
- 横浜駅・みなとみらい・元町・中華街が商業観光の中心
- みなと赤十字病院(中区)・市大センター病院(南区隣接)へのアクセス起点
- 観光シーズン(春・秋・大桟橋クルーズ時)は渋滞が深刻
- 中区の山手は丘陵地形で急坂が残る
🌿 北部住宅地(港北区・青葉区・都筑区・緑区)
- 東急田園都市線・東横線・市営地下鉄が縦横に走る
- 青葉区・緑区は丘陵造成地で急坂・細街路が多い
- 都筑区は1990年代開発の計画的ニュータウンで比較的平坦
- 横浜市立市民病院(都筑区)が北部エリアの医療の中核
🏘 南部・西部住宅地(港南区・磯子区・金沢区・栄区・泉区・瀬谷区)
- 港南区・磯子区は1960〜70年代団地の高齢化が深刻
- 金沢区に市大附属病院(先進医療)が立地
- 泉区は2040年に高齢化率39.6%が見込まれる
- 栄区・泉区・瀬谷区は丘陵住宅地の急坂・細街路に注意
🏔 内陸丘陵部(旭区・保土ケ谷区・戸塚区)
- 旭区に聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(三次救急)が立地
- 若葉台団地(旭区)は高齢化が深刻
- 保土ケ谷区・戸塚区は丘陵地形で急坂が多い
- 戸塚区は市内最大面積区(35.7km²)でJRが集まる交通拠点
⚠ 横浜市特有の注意事項
- 市大センター病院と市大附属病院の混同:「横浜市立大学附属市民総合医療センター(市大センター病院・南区浦舟町・三次救急)」と「横浜市立大学附属病院(市大附属病院・金沢区福浦・特定機能病院)」は全く別の場所です。予約時は必ず区名・住所を伝えてください
- 丘陵住宅地の急坂:市内の約6割が丘陵・台地地形です。旭区・保土ケ谷区・港南区・磯子区・栄区・泉区・瀬谷区・青葉区の丘陵住宅地では急坂・細街路が残ります。初回利用時は乗降場所の詳細と坂道介助の必要性を事前に確認してください
- 観光渋滞:みなとみらい・元町・中華街周辺は年間を通じて観光客による渋滞が発生します。中区・西区での通院は受付時間の30〜60分前には出発できるよう余裕あるスケジュールを組んでください
横浜市の福祉タクシー利用券制度
横浜市では対象者に「福祉タクシー利用券」を年間84枚(1枚500円分)交付しています。1回の乗車で最大7枚(3,500円分)まで使用でき、障害者手帳による10%割引との併用も可能です。
🟢 横浜市福祉タクシー利用券
【交付内容】
- 年間84枚(1枚500円分)交付
- 1乗車で最大7枚(3,500円分)まで使用可能
【対象者】横浜市に在住し、以下のいずれかの手帳をお持ちの方
- 身体障害者手帳1〜3級(下肢・体幹・視覚障害等)
- 療育手帳(A・B)の保持者
- 精神障害者保健福祉手帳1〜2級
- 一定の難病患者(要件あり)
【申請窓口】各区の福祉保健センターまたは横浜市障害福祉課(☎045-671-3598)
📋 利用券を最大限活用するためのポイント
- 年間84枚をフル活用:4月上旬に早期申請することで年度始めからフルに活用できます。年度途中の申請は残り月数に応じて枚数が減少します
- 1乗車最大3,500円分の活用:遠距離の通院(市大センター病院・市大附属病院など)では1乗車7枚をフル活用することで費用負担を大きく削減できます
- 障害者1割引との組み合わせ:障害者手帳を提示した1割引と利用券(最大3,500円分)を組み合わせることで、短〜中距離移動であれば実質ほぼ無料になる場合があります
- 介護保険タクシーとの使い分け:要介護認定を受けている方は介護保険の「通院等乗降介助」も活用できます。ケアマネジャーに相談し利用券と介護保険タクシーを上手に使い分けることが費用削減の鍵です
- 制度内容の確認:交付枚数・対象者要件・助成額は変更される場合があります。利用前に各区の福祉保健センターで最新情報を確認してください
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