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港北区の基本情報

横浜市港北区は、横浜市の北東部に位置し、東急東横線・横浜市営地下鉄・JR横浜線・東海道新幹線など複数の鉄道路線が交差する横浜市有数の交通拠点エリアです。2024年10月1日時点の推計人口は365,316人(世帯数183,420)で、浜松市中央区に次ぎ日本の政令指定都市行政区第2位の人口規模を誇ります。2036年まで人口増加が続くと推計される市内3区のひとつで、横浜市内でも最も活力のある区のひとつです。

このページでは、港北区における介護タクシーの料金相場、区内に立地する横浜労災病院へのアクセス方法、日吉・綱島・菊名・大倉山などの東横線沿線住宅地や、新横浜の大型イベント時の混雑・坂道エリアでの利用時の注意点などを詳しくご案内します。

365,316人
人口(2024年10月推計・政令市区第2位)
約31km²
面積
約20.8%
高齢化率(18区中最も低い水準)
2036年
人口ピーク予測(38万人台)

港北区は1939年(昭和14年)の横浜市編入時に成立しました。「横浜港の北にある」ことに由来する区名で、当初は現在の港北区・緑区・青葉区・都筑区を含む広大な区域でした。1969年に緑区を分区し、1994年に都筑区が分区して現在の区域となりました。東急東横線沿線(菊名・大倉山・綱島・日吉)を中心に低層一戸建て住宅の閑静な住宅地が広がる一方、横浜市営地下鉄沿線(新横浜・岸根公園・北新横浜・新羽・仲町台)には大型マンション中心の新興住宅地が形成され、今なお活発な開発が続いています。

区内の主な鉄道路線として、東急東横線(菊名駅・大倉山駅・綱島駅・日吉駅)、JR横浜線(菊名駅・小机駅)、横浜市営地下鉄ブルーライン(岸根公園駅・新横浜駅・北新横浜駅・新羽駅)、相鉄新横浜線・東急新横浜線(新横浜駅)が利用可能です。東海道新幹線「のぞみ・ひかり・こだま」の全列車が停車する新横浜駅は、ビジネス・観光の重要拠点として機能しています。ただし新羽・岸根公園・師岡・大豆戸の一部など、地下鉄駅から坂を上る住宅地では高齢者の移動に介護タクシーが重要な役割を担っています。

高齢化率は約20.8%と横浜市18区の中で最も低い水準にありますが、絶対数(65歳以上の人口)は市内最多クラスです。2020年以降の東京都内からの転入増加がさらに人口増加を後押ししており、若年世帯の流入と、長年居住してきた高齢者が共存する区です。特に大倉山・綱島・師岡などの旧来の住宅地では高齢化が進んでいる地域もあり、介護タクシーの需要は安定しています。

港北区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目 料金目安 備考
初乗り運賃(距離制) 500円(1.091kmまで) 以降249mごとに100円加算
迎車料金 500〜780円(一律) 事業者により異なる
乗降介助 1,000円〜2,000円 車椅子・ストレッチャー対応含む
院内介助 2,000円〜3,000円/時間 待機時間・診察同行含む
階段・坂道介助 500円〜1,000円/1階分相当 師岡・岸根・大倉山の坂道エリアで発生しやすい
深夜早朝割増 2割増 22時〜翌5時
障害者手帳割引 運賃10%割引 迎車料・予約料は対象外

港北区特有の料金ポイント

料金例①:自宅(港北区菊名)→ 横浜労災病院(港北区小机町)

距離:約4km

所要時間:約15〜20分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,300円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 合計:約3,300〜3,600円

利用のポイント:菊名は東急東横線とJR横浜線の乗換駅で、商業施設が充実したエリアです。横浜労災病院への通院では新横浜通りを経由するルートが一般的です。新横浜周辺の大型イベント開催日を事前に確認し、重なる場合は出発時刻を早めてください。

料金例②:自宅(港北区師岡町・坂道エリア)→ 横浜労災病院(港北区小机町)

距離:約6km

所要時間:約20〜30分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,900円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 坂道介助:500〜1,000円
  • 合計:約4,400〜5,200円

利用のポイント:師岡町は横浜F・マリノスのホームグラウンド「ニッサンスタジアム(日産スタジアム)」に近接する丘陵住宅地です。試合開催日(特にホームゲーム)は周辺道路が大混雑するため、通院日が重なる場合は事前に確認・調整することが不可欠です。坂道の急な箇所では車両停車が難しいため、平坦な乗降スポットを事業者と相談してください。

料金例③:自宅(港北区日吉)→ 横浜労災病院(院内介助込み・往復)

距離:往復約14km

往復所要時間(院内介助1時間含む):約3〜3.5時間

料金内訳:

  • 基本運賃(往復):約3,800円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,560円
  • 乗降介助(往復):3,000円
  • 院内介助・待機(1時間):2,500円
  • 合計:約10,300〜10,900円

利用のポイント:日吉は慶應義塾大学日吉・矢上キャンパスを擁する学生街でもあります。横浜労災病院への往復での院内介助利用では、帰りの迎えの時刻を診察終了の見込み時刻をもとに事業者と事前に調整しておくことで、待機料金の無駄を避けられます。横浜市福祉タクシー利用券(最大7枚・3,500円)を活用してください。

港北区から主要病院へのアクセス

港北区内のエリア別特徴

新横浜エリア

特徴:東海道新幹線「新横浜駅」を中心とした横浜市の「都心(ツインコア)」のひとつ。オフィスビル・ホテル・大型商業施設(キュービックプラザ新横浜等)が集積し、横浜アリーナ(収容15,000人)・日産スタジアム(収容72,327人)が立地する国際的なエンターテインメント拠点でもあります。相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業(2023年3月)でさらに交通の利便性が向上し、大型マンションの新築が続いています。横浜労災病院は新横浜駅から徒歩7分と至近です。

介護タクシー利用時の注意点:横浜アリーナ・日産スタジアムでの大型イベント開催時は、区内全域にわたる渋滞が発生します。イベント日程は事前に確認し、通院日の選定や出発時刻の調整が不可欠です。高層マンションでは車椅子対応エレベーターの場所を事前に把握しドライバーに共有しましょう。

医療機関へのアクセス:横浜労災病院まで介護タクシーで5〜15分(区内最短アクセス)。新横浜駅周辺のクリニックも充実。

菊名・大倉山・綱島エリア

特徴:東急東横線の「菊名駅」「大倉山駅」「綱島駅」を中心とした、横浜市内でも人気の高い住宅地エリア。菊名はJR横浜線との乗換駅で商業施設が充実しています。大倉山は梅の名所「大倉山公園」を擁する閑静な高級住宅地で、台地の坂道が特徴的です。綱島は温泉地(かつて「綱島温泉」として栄えた)としても知られ、近年は再開発によりマンション・商業施設の整備が進んでいます。いずれのエリアも住宅地が台地上に広がり、駅から坂を上る住宅も少なくありません。

介護タクシー利用時の注意点:大倉山・菊名の台地エリアは急坂が多く、大型福祉車両が坂の途中に停車できない箇所があります。自宅近くの平坦な乗降スポットを事前に事業者と確認してください。東横線沿線は路地が密集しており、初回利用時は乗降場所の事前確認を依頼することを推奨します。

医療機関へのアクセス:横浜労災病院(小机町)まで介護タクシーで約15〜25分。済生会横浜市東部病院(鶴見区)まで約20〜30分。

日吉・箕輪・下田町エリア

特徴:東急東横線「日吉駅」を中心とした活発な商業・住宅エリア。慶應義塾大学日吉キャンパス(文系学部・医学部予科)・矢上キャンパス(理工学部)が立地する学生街でもあります。駅周辺は大型商業施設・飲食店が充実し、若年〜中年世帯が多い一方、古くからの居住者の高齢者も相当数います。箕輪町・下田町は駅から少し離れた住宅地で、一戸建て・低層マンションが中心です。地形は比較的起伏があり、一部に坂道が見られます。

介護タクシー利用時の注意点:日吉駅周辺は平日夕方と週末の買い物客・学生の往来で混雑します。学期初め(4月・9月)は大学周辺が混雑しやすいです。下田町・箕輪町の一部は坂道があるため、自宅前の乗降可否を予約時に確認しましょう。慶應大学のオープンキャンパス・入試日は特に混雑するため通院日の設定に注意が必要です。

医療機関へのアクセス:横浜労災病院(小机町)まで介護タクシーで約20〜30分(新横浜通り経由)。済生会横浜市東部病院(鶴見区)まで約25〜35分。

新羽・北新横浜・仲町台エリア

特徴:横浜市営地下鉄ブルーライン「新羽駅」「北新横浜駅」「仲町台駅」周辺の新興住宅地。かつては農地や工場が多かった地域ですが、地下鉄整備と宅地開発により大型マンション・新興住宅地として急速に発展しました。新羽から仲町台にかけては比較的平坦な地形で、新しく整備された道路が整っており、介護タクシーの乗降は比較的容易なエリアです。港北区の中でも若い世帯が多い地区ですが、早期に移り住んだ住民が高齢化している地区もあります。

介護タクシー利用時の注意点:比較的整備された道路が多く、大型の福祉車両でのアクセスがしやすいエリアです。大型マンションでは車椅子対応エレベーターの場所を事前に確認しドライバーに共有してください。横浜労災病院(小机町)への移動は区内でも比較的近距離です。仲町台は港北区の「都心」・新横浜地区の一部としても位置づけられており、今後もさらなる都市整備が進む地域です。

医療機関へのアクセス:横浜労災病院(小机町)まで介護タクシーで約10〜20分。区内クリニックへも各駅周辺に充実。

港北区で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠️ 港北区特有の重要な注意点

  • 新横浜・日産スタジアム・横浜アリーナの大型イベント時の大渋滞:日産スタジアム(収容72,327人)での国際サッカー・ラグビー試合や横浜アリーナ(収容15,000人)での大型コンサート開催時は、新横浜周辺から港北区全域にかけて著しく渋滞します。通院日が重なる場合は、出発を1〜2時間早めるか、別日への変更を強く推奨します。横浜労災病院もこの日は到達に時間がかかる場合があります
  • 大倉山・師岡・岸根・菊名の台地エリアの急坂:東横線沿線の台地上住宅地(大倉山・師岡・岸根公園周辺)には急坂が多く、大型の福祉車両が坂の途中に停車できない箇所があります。自宅近くの平坦な乗降スポットを事前に事業者と確認することが必要です
  • 東横線沿線の狭路・密集住宅地:菊名・大倉山・綱島・日吉の旧来の住宅地は路地が密集しており、大型の福祉車両が進入しにくい箇所があります。初回利用時は事業者に乗降場所の事前確認を依頼することを推奨します
  • 横浜労災病院外来の混雑:横浜労災病院は区内・都筑区・緑区の救急を担う基幹病院です。外来受付(平日8時15分〜)は混雑することがあります。院内も広いため、院内介助の利用が特に有効です
  • 2023年開業の相鉄・東急新横浜線による人口流入増:相鉄新横浜線・東急新横浜線(2023年3月開業)の開通で新横浜・綱島エリアのアクセスがさらに向上し、大型マンションの新設が加速しています。高層マンションの増加に伴い、介護タクシー利用時の建物内乗降の事前確認がより重要になっています

1. 予約時に必ず伝えるべき情報

2. スムーズな利用のコツ

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前の予約がおすすめ)
    電話またはウェブで事業者に連絡。利用日時、乗車場所(住居の階数・エレベーターの有無・自宅前の道路・坂道の状況・大型車進入可否)、目的地(横浜労災病院の科名・受付時刻)、必要な介助内容(車椅子の種類・坂道介助・院内介助等)を具体的に伝えます。通院日の新横浜周辺イベントの有無も確認し、渋滞が予想される場合は早めの出発時刻を設定します。
  2. 事前確認・見積もり
    予約確認の際に料金の概算見積もりを受け取ります。坂道介助・院内介助が必要な場合は追加料金が発生するため、総額を確認しましょう。大倉山・師岡・岸根の坂道エリアや東横線沿線の密集住宅地での初回利用時は、事業者に現地確認が可能か相談してみましょう。横浜市福祉タクシー利用券の枚数・残数も確認しておきます。
  3. 当日の準備
    予約時刻の5〜10分前には準備を完了。保険証、お薬手帳、診察券、横浜市福祉タクシー利用券(お持ちの方)、障害者手帳(割引適用に必要)を確認。高層マンションの方は車椅子対応エレベーターを事前に呼んでおくと迎えを待つ時間が短縮できます。イベント開催日は通常より早めに準備を開始してください。
  4. 乗車・移動
    ドライバーが到着したら、坂道介助・車椅子の固定・乗車介助を受けます。坂の途中で車両が停まれない場合は事前合意の平坦な乗降スポットへ移動します。新横浜周辺の渋滞状況に応じてルートを調整してもらいます。シートベルトの着用を確認してから出発します。
  5. 目的地到着・介助
    横浜労災病院に到着後、降車介助を受けます。院内は広く受付から診察科まで距離があるため、院内介助を依頼すると安心です。外来終了後の帰宅時は、迎えの時刻を事前に事業者に伝えておきましょう。帰りはイベント終了時刻と重なると渋滞がひどくなる可能性があるため、時間に余裕を持ったスケジュールを設定してください。
  6. 支払い
    現金、クレジットカード(事業者による)、横浜市福祉タクシー利用券などで支払います。領収書を必ず受け取りましょう。確定申告(医療費控除)の際に通院交通費として申告できる場合があります。障害者手帳による10%割引と福祉タクシー利用券の併用も可能ですので、乗車前に確認しておきましょう。

港北区の医療・福祉環境

医療機関の充実度

港北区内には横浜労災病院(650床・救命救急センター・がん診療拠点)が唯一の大規模総合病院として立地し、横浜市北東部(港北区・都筑区・緑区)の基幹的救急・高度医療を担っています。日常的な通院には、菊名・新横浜・日吉・綱島・大倉山・新羽の各エリアに内科・整形外科・眼科・耳鼻科・歯科などのクリニックが充実しており、医療アクセスは良好です。2023年3月に相鉄新横浜線・東急新横浜線が開業したことで新横浜エリアの発展がさらに加速しており、新規クリニックの開業も相次いでいます。

人口増加と高齢化の特性

港北区の高齢化率は約20.8%と横浜市18区の中で最も低く、全国的に見ても非常に若い区です。2036年まで人口増加が続く予測で、若い世代の転入が続いています。しかし絶対数(高齢者人口)は市内最多クラスであり、大倉山・師岡・綱島などの旧来の住宅地では高齢化が着実に進んでいます。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、四半世紀後も人口は現在より多い水準を維持しつつ、約3割が65歳以上になると見込まれています。高齢単身世帯の増加も予想されており、介護タクシーの需要はさらに高まると見込まれます。

交通環境の優位性と課題

東急東横線・横浜市営地下鉄・JR横浜線・相鉄新横浜線・東急新横浜線・東海道新幹線が交差する港北区は、横浜市内でも最高水準の交通利便性を誇ります。しかし、こうした充実した鉄道網の恩恵を受けにくいエリアも存在します。大倉山・師岡・岸根の台地上住宅地では、駅から急坂を上る住宅が多く、高齢者・障害者には公共交通の利用が実質的に困難です。また東横線沿線の密集住宅地では路地が狭く、大型の福祉車両の進入に制約が生じることがあります。こうした地域での介護タクシーの役割は大きく、ドア・ツー・ドアサービスの重要性は今後も高まり続けます。

福祉・介護サービスの状況

港北区では地域包括支援センター(港北区福祉保健センター内を含む区内複数箇所)を中心に、高齢者相談・介護保険申請支援・認知症初期集中支援が提供されています。区内には特別養護老人ホーム・デイサービス・グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所・居宅介護支援事業所が多数整備されており、在宅介護を支えるサービス基盤は横浜市内でも充実しています。横浜市の福祉タクシー利用券制度(年間84枚・1枚500円)は港北区福祉保健センター(港北区大豆戸町26-1)で申請・交付できます。

新横浜都心としての将来展望

港北区の新横浜地区は横浜市が「ツインコア(2大都心)」のひとつとして重点的に都市整備を進めているエリアです。相鉄・東急新横浜線開業以降、新横浜周辺では大型マンション・オフィスビル・商業施設の整備が続いており、今後も区の人口・経済規模の拡大が見込まれます。人口増加と高齢化の同時進行という課題に対応するため、区内の移動支援サービス・介護インフラの充実が引き続き求められています。横浜労災病院も老朽化対応のための再整備計画が横浜市と機構の間で協議されており、今後も北東部地域の基幹医療機関としての役割が維持・強化される見込みです。

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