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都筑区の基本情報

横浜市都筑区は、横浜市の北部に位置し、1994年(平成6年)11月に港北区・緑区の各一部が分区されて誕生した横浜市で最も新しい区のひとつです。面積27.88km²に人口約213,000人(2024年)が居住し、横浜市18区の中で最も平均年齢が低い若い区として知られています。港北ニュータウン(PORT NORTH NEWTOWN)の中心部として計画的に整備された街並みが区域の約半分を占め、広大な公園・緑道・農業専用地区が豊かな自然環境を形成しています。

このページでは、都筑区における介護タクシーの料金相場、区内に立地する昭和医科大学横浜市北部病院へのアクセス方法、ニュータウン開発の丘陵住宅地や南部の農業・工業エリアでの利用時の注意点などを詳しくご案内します。

約213,000人
人口(2024年・18区中8位)
27.88km²
面積
市内最低
平均年齢(18区中最も若い)
13.9万人
2070年の予測人口(現状比3分の2以下)

都筑区はニュータウン開発が大きな特徴です。1973年(昭和48年)から始まった港北ニュータウン開発事業により、かつての農村地帯が計画的な住宅都市へと変貌しました。ニュータウン区域内では土地区画整理事業による整然とした街区が形成されており、道路・公園・緑道・公共施設が計画的に配置されています。区内には都市銀行・大型商業施設(ららぽーと横浜・モザイクモール港北・ノースポート・モール等)・企業の本社や研究所も多く立地しています。農業専用地区では「横浜ブランド農産物」としてほうれん草・こまつなの生産が盛んで、「川和の菊」は江戸時代から続く伝統農業として知られています。

区内の主な鉄道路線として、横浜市営地下鉄ブルーライン(仲町台駅・センター南駅・センター北駅・中川駅)、横浜市営地下鉄グリーンライン(川和町駅・都筑ふれあいの丘駅・センター南駅・センター北駅・北山田駅・東山田駅)が利用可能です。センター南駅とセンター北駅の間は2路線が並行しており、横浜駅・新横浜駅・日吉駅・中山駅など市内各方面へのアクセスが充実しています。ただし区内は南部の鶴見川沿いを除いてほぼ全域が丘陵地帯で、駅から坂を上る住宅地や地下鉄路線から離れた農業・工業エリアでは高齢者・障害者の通院に介護タクシーが重要な役割を果たしています。

将来人口推計では、2020年時点の21万3,000人が2038年に20万人を割り込み、2070年には13万9,000人まで減少するとされています。これは2020年比で約35%の減少です。ニュータウン開発期に一斉に流入した世代が高齢化するに伴い、今後の高齢者人口の急増が見込まれており、介護タクシーを含む高齢者向け移動支援サービスの需要は大幅に拡大することが確実視されています。

都筑区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目 料金目安 備考
初乗り運賃(距離制) 500円(1.091kmまで) 以降249mごとに100円加算
迎車料金 500〜780円(一律) 事業者により異なる
乗降介助 1,000円〜2,000円 車椅子・ストレッチャー対応含む
院内介助 2,000円〜3,000円/時間 待機時間・診察同行含む
階段・坂道介助 500円〜1,000円/1階分相当 丘陵住宅地全域で発生しやすい
深夜早朝割増 2割増 22時〜翌5時
障害者手帳割引 運賃10%割引 迎車料・予約料は対象外

都筑区特有の料金ポイント

料金例①:自宅(都筑区仲町台)→ 昭和医科大学横浜市北部病院(都筑区茅ケ崎中央)

距離:約3km

所要時間:約15〜20分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,100円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 合計:約3,100〜3,400円

利用のポイント:仲町台から茅ケ崎中央の病院まではニュータウン内の広幅道路を通るルートが一般的です。道路が整備されており大型の福祉車両でもアクセスしやすいエリアです。昭和医科大学横浜市北部病院は初診・再診ともに予約センターへの事前連絡が推奨されています(初診は紹介状要)。

料金例②:自宅(都筑区川和町・丘陵住宅地)→ 昭和医科大学横浜市北部病院

距離:約5km

所要時間:約20〜30分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,600円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 坂道介助:500〜1,000円
  • 合計:約4,100〜4,900円

利用のポイント:川和町は地下鉄グリーンライン「川和町駅」が最寄りですが、駅から坂を上る住宅地も少なくありません。「川和の菊」で有名な農業地帯も近く、農道・狭路が残るエリアでは大型車の進入が難しい場合があります。乗降場所の事前確認を依頼してください。

料金例③:自宅(都筑区中川)→ 昭和医科大学横浜市北部病院(院内介助込み・往復)

距離:往復約8km

往復所要時間(院内介助1時間含む):約2.5〜3時間

料金内訳:

  • 基本運賃(往復):約2,300円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,560円
  • 乗降介助(往復):3,000円
  • 院内介助・待機(1時間):2,500円
  • 合計:約8,800〜9,400円

利用のポイント:中川はブルーライン「中川駅」が最寄り。区内でも整備の進んだ住宅地で、乗降場所の確保は比較的容易です。院内介助を含む往復利用では、院内の受付から各診療科まで距離があるため院内介助の依頼が特に有効です。診察時間の見込みを確認し、待機時間を含む総費用を事前に見積もってもらいましょう。

都筑区から主要病院へのアクセス

都筑区内のエリア別特徴

センター北・センター南エリア(港北ニュータウン中核)

特徴:横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインの2路線が交差する港北ニュータウンの中心エリア。都筑区役所・都筑図書館・横浜市都筑プールなど区の主要公共施設が集積し、横浜市の「主要な生活拠点(旧副都心)」に指定されています。大型商業施設(ノースポート・モール・モザイクモール港北等)が集積し、利便性は市内最高水準。昭和医科大学横浜市北部病院(センター南駅近接)への通院アクセスが区内で最も良好なエリアです。ニュータウン計画都市のため道路・公園が広く整備されています。

介護タクシー利用時の注意点:計画的に整備された広幅道路が多く、大型の福祉車両でもアクセスしやすいエリアです。センター北・センター南の大型商業施設では車椅子専用の乗降スペースが確保されています。週末・休日は商業施設への来訪者で混雑しますが、区内の道路は比較的渋滞しにくい設計です。マンション多い地域では車椅子対応エレベーターの場所を事前に確認しドライバーに共有してください。

医療機関へのアクセス:昭和医科大学横浜市北部病院まで介護タクシーで約10〜20分(区内最短)。センター南・センター北周辺のクリニックも充実。

仲町台・北山田・東山田エリア

特徴:横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」・グリーンライン「北山田駅」「東山田駅」周辺のニュータウン住宅地です。仲町台にはURボナージュ横浜(シニア住宅・プロムナード仲町台)などシニア向け住宅施設もあり、高齢者の居住比率が比較的高いエリアです。北山田・東山田は比較的新しいニュータウン住宅地で、戸建て・マンションが整然と並びます。いずれも丘陵地帯に位置しますが、計画的整備で道路・歩道は整っています。

介護タクシー利用時の注意点:仲町台にはシニア向け住宅・URの大型団地があり、高齢者向け移動支援の需要が高いエリアです。団地内の建物によってはエレベーターが旧式の場合があり、車椅子対応エレベーターの有無を事前に確認してください。URシニア住宅の自治会・管理事務所に介護タクシー事業者の連絡先を聞いておくのも有効です。北山田・東山田は比較的新しい住宅地で道路が整備されており、乗降場所の確保は容易です。

医療機関へのアクセス:昭和医科大学横浜市北部病院まで介護タクシーで約15〜25分。横浜労災病院(港北区)まで約25〜35分。

中川・牛久保・大熊エリア

特徴:横浜市営地下鉄ブルーライン「中川駅」周辺の住宅地です。中川は港北区境に接しており、港北区新横浜地区とも比較的近い立地です。計画的に整備されたニュータウン部分と、古くからの農村集落・雑木林が混在する旧来の土地利用が共存するエリアです。牛久保・大熊には農地・畑が残り、「横浜ブランド農産物」の産地でもあります。起伏がありますが急坂は比較的少なく、介護タクシーでのアクセスは全体としてしやすいエリアです。

介護タクシー利用時の注意点:農業地区に近い旧来集落(牛久保・大熊の一部)では農道・狭路が残る場合があり、大型の福祉車両が進入しにくい箇所があります。初回利用時は乗降場所の現地確認を事業者に依頼することを推奨します。中川駅周辺の整備エリアでは比較的スムーズなアクセスが可能です。

医療機関へのアクセス:昭和医科大学横浜市北部病院まで介護タクシーで約15〜25分。横浜労災病院(港北区・新横浜)まで約15〜25分(近距離でアクセス可能)。

川和・荏田・池辺・東方エリア(農業・南部エリア)

特徴:都筑区の南部から西部にかけての農業専用地区・旧来集落・工業エリアが混在するゾーンです。川和は地下鉄グリーンライン「川和町駅」が利用可能で、江戸時代から続く「川和の菊」の産地として知られています。荏田南・荏田東はニュータウン開発の影響を受けた住宅地です。池辺・東方は農業専用地区として農地が多く残り、鶴見川に近い南部は古くからの工業地帯となっています。南部の鶴見川沿いは区内で数少ない平地で、工場・物流施設が立地します。

介護タクシー利用時の注意点:農業専用地区(池辺・東方の農地周辺)や旧来集落では農道・狭路が残る場合があり、大型の福祉車両の進入に制約が生じる箇所があります。南部の工業地帯(池辺・東方の工場周辺)は大型トラックの往来が多いため、乗降場所は工場出入り口を避けた安全な場所を事前に設定してください。川和町駅周辺のニュータウン整備エリアは比較的アクセスしやすいです。

医療機関へのアクセス:昭和医科大学横浜市北部病院まで介護タクシーで約20〜35分。済生会横浜市東部病院(鶴見区)まで約25〜40分。

都筑区で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠️ 都筑区特有の重要な注意点

  • 昭和医科大学横浜市北部病院は紹介受診重点医療機関:初診には原則として他院からの紹介状が必要です(紹介受診重点医療機関の指定を受けているため)。かかりつけ医に相談の上で紹介状を取得してから受診してください。初診予約は予約センター(045-949-7143)への電話で受け付けています(平日9時〜17時)
  • 院内が2棟構成で広く院内介助が有効:昭和医科大学横浜市北部病院は中央棟と西棟の2棟に分かれており、院内が広いです。受付から各診療科まで距離があるため、体の不自由な方には院内介助の利用を強く推奨します
  • 農業・旧来集落の狭路・農道問題:川和・池辺・東方・牛久保などの農業専用地区・旧来集落では農道・狭路が残ります。大型の福祉車両が進入できない箇所がある場合は、平坦な乗降スポットを事前に事業者と確認してください
  • 丘陵地帯全域の高低差:都筑区は南部の鶴見川沿いを除いてほぼ全域が丘陵地帯です。起伏はニュータウン整備エリアではなだらかですが、旧来住宅地や川和周辺では急坂が存在します。初回利用時は自宅周辺の地形を事業者に詳しく伝えてください
  • 週末・休日の大型商業施設(ららぽーと横浜等)周辺の混雑:ららぽーと横浜(鴨志田)・モザイクモール港北・ノースポート・モールなど区内外から多くの来訪者を集める大型施設の周辺は、週末・休日に混雑します。通院日の設定はできるだけ平日を優先してください

1. 予約時に必ず伝えるべき情報

2. スムーズな利用のコツ

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前の予約がおすすめ)
    電話またはウェブで事業者に連絡。利用日時、乗車場所(住居の階数・エレベーターの有無・道路・坂道の状況・農道・狭路の有無・代替乗降スポット)、目的地(昭和医科大学横浜市北部病院の場合は科名・初診再診区分・紹介状有無・受付時刻)、必要な介助内容(車椅子の種類・坂道介助・院内介助等)を具体的に伝えます。農業地区(川和・池辺)での初回利用は乗降場所の事前確認を依頼してください。
  2. 事前確認・見積もり
    予約確認の際に料金の概算見積もりを受け取ります。坂道介助・院内介助が必要な場合は追加料金が発生するため、総額を確認しましょう。農業地区・旧来集落での初回利用時は現地確認が可能か相談してみましょう。横浜市福祉タクシー利用券の枚数・残数も確認しておきます。
  3. 当日の準備
    予約時刻の5〜10分前には準備を完了。保険証、お薬手帳、診察券、紹介状(昭和医科大学横浜市北部病院初診時)、横浜市福祉タクシー利用券、障害者手帳を確認。URシニア住宅・マンションの方は車椅子対応エレベーターを呼んでおくと迎えの時間が短縮できます。
  4. 乗車・移動
    ドライバーが到着したら、坂道介助・車椅子の固定・乗車介助を受けます。農道・狭路のエリアでは事前合意の平坦な乗降スポットへ移動します。週末の大型商業施設周辺の渋滞状況に応じてルートを調整してもらいます。
  5. 目的地到着・介助
    昭和医科大学横浜市北部病院到着後、降車介助を受けます。院内は中央棟・西棟の2棟に分かれており広いため、院内介助を依頼すると受付から各診療科・検査室まで移動をサポートしてもらえます。外来終了後は帰りの迎えの時刻を事前に事業者に伝えておきましょう。
  6. 支払い
    現金、クレジットカード(事業者による)、横浜市福祉タクシー利用券などで支払います。領収書を必ず受け取りましょう。確定申告(医療費控除)の際に通院交通費として申告できる場合があります。障害者手帳による10%割引と福祉タクシー利用券の併用も可能ですので、乗車前に確認しておきましょう。

都筑区の医療・福祉環境

医療機関の充実度

都筑区内には昭和医科大学横浜市北部病院(横浜市地域中核病院・地域がん診療連携拠点病院)が唯一の大規模病院として区の基幹医療を担っています。日常的な通院には、センター南・センター北・仲町台・中川・北山田・東山田の各駅周辺に内科・小児科・整形外科・眼科・耳鼻科・皮膚科・歯科などのクリニックが充実しています。センター南周辺はクリニックの集積が特に多く、区役所周辺の医療アクセスは良好です。つづき病院・山本記念病院など中規模病院も区内に存在します。

若い区の特性と高齢化への備え

都筑区は横浜市18区の中で最も平均年齢が低い区で、2024年現在は比較的高齢化率が低い状況です。しかし、ニュータウン開発期(1980〜2000年代)に流入した世代が一斉に高齢化する2030〜2040年代には、高齢者人口が急増することが確実視されています。横浜市の人口推計でも、都筑区は2038年に人口20万人割れ、2070年に13万9,000人(現状比3分の2以下)という急速な縮小が見込まれています。この「時限爆弾的な高齢化」に対応するため、介護サービス・移動支援の早急な整備が求められています。

交通環境の特性

市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインの2路線が区内を縦横に走っており、センター南・センター北での乗換えで横浜駅・新横浜駅・日吉駅・中山駅など市内各方面にアクセスできます。鉄道の利便性はニュータウン区域内では良好ですが、南部農業地区(池辺・東方)や旧来集落(川和・牛久保の一部)は地下鉄駅から距離があり、バス路線に依存しています。こうした地区の高齢者にとって介護タクシーは不可欠な移動手段となっています。

福祉・介護サービスの充実度

都筑区では地域包括支援センター(区内複数箇所)・都筑区福祉保健センターを中心に高齢者相談・介護保険申請支援・認知症対応が提供されています。区内には特別養護老人ホーム・デイサービス・グループホーム・居宅介護支援事業所が整備されており、仲町台のURシニア住宅(ボナージュ横浜・プロムナード仲町台)のようなシニア向け住居も存在します。横浜市福祉タクシー利用券(年間84枚・1枚500円)の申請・交付は都筑区福祉保健センター(都筑区茅ケ崎中央32-1)で行えます。

農業コミュニティと地域の多様性

都筑区は農家数が横浜市18区の中で最大であり、農業専用地区では「横浜ブランド農産物」の生産が活発に行われています。農業従事者の高齢化も進んでおり、農作業を続けながら通院する高齢農家の移動支援ニーズが存在します。農道・畦道の多いエリアでの介護タクシー対応は、事業者にとって専門的な知識・経験が必要となる分野です。地元のエリアを熟知した事業者を選ぶことが、農業地区での介護タクシー利用の成功のカギとなっています。

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