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「介護タクシーを使ってみたいけど、何をどうすればいいのかわからない」——初めて利用する方からよくこんな声を聞きます。

予約はいつすればいい?当日、乗務員は何をしてくれるの?病院の中まで一緒に来てもらえるの?診察の間はどうするの?——疑問は次々と出てきます。

知らないまま使うより、流れを知ってから使う方が、ずっと安心して利用できます。このコラムでは、通院を目的とした介護タクシーの利用について、予約から帰宅まで順を追って解説します。

介護タクシーポータル編集部

通院に介護タクシーを使うメリット

定期的な通院が必要な方にとって、介護タクシーは安全で快適な移動手段です。一般のタクシーや家族の送迎と比べて、以下のようなメリットがあります。

予約から利用までの流れ

1事業者を探す・選ぶ

まずは利用する介護タクシー事業者を探します。

  • 地域で介護タクシーを検索
  • ケアマネジャーに相談して紹介してもらう
  • 複数の事業者に料金やサービス内容を確認
  • 口コミや評判をチェック
2予約する(3日〜1週間前推奨)

診察予約が確定したら、できるだけ早く介護タクシーを予約しましょう。

予約時に伝えること:

  • 診察日時と病院名・住所
  • 出発地の住所と詳細(階段の有無、エレベーター、駐車場など)
  • 利用者の身体状況(要介護度、車椅子の有無)
  • 必要な介助内容(室内介助、病院内付き添いなど)
  • 診察の所要時間の目安(待機の有無を判断するため)
  • 帰りの予約も同時に
3ケアマネジャーに相談(介護保険利用の場合)

介護保険を適用する場合は、ケアマネジャーにケアプランへの組み込みを依頼します。

  • 通院日時と病院名を伝える
  • 「通院等乗降介助」としてケアプランに記載してもらう
  • 利用回数の上限を確認する
4前日確認

前日に事業者から確認の連絡が来ることが多いですが、来ない場合はこちらから連絡して確認しましょう。

  • 予約日時の確認
  • 体調の変化がないか
  • 当日の準備物の確認
5当日(出発)

予約時間の10〜15分前に準備を完了させておきましょう。

乗務員がサポートしてくれること:

  • 外出の準備(着替え、靴を履く)
  • 室内から玄関までの移動介助
  • 車椅子への移乗
  • 車両への乗車介助
  • 車椅子の固定
6病院到着・診察

病院に到着したら、乗務員が以下のサポートをしてくれます。

  • 車両からの降車介助
  • 病院の入口まで移動介助
  • 受付手続きの補助
  • 診察室までの付き添い

診察中は待機するか、診察後に再度呼ぶかを選択します。

7帰宅

診察が終わったら、同様に乗務員のサポートを受けて帰宅します。

  • 会計の補助(必要に応じて)
  • 薬局への移動(処方箋がある場合)
  • 車両への乗車
  • 帰宅後の室内介助(着替え、靴を脱ぐなど)

待機時間の選択肢

診察時間が読めない場合、待機してもらうか、診察後に再度呼ぶかを選択できます。

待機してもらう場合

メリット:

デメリット:

診察後に再度呼ぶ場合

メリット:

デメリット:

おすすめの選択方法
  • 診察時間が30分以内の見込み:待機してもらう
  • 診察時間が1時間以上:診察後に再度呼ぶ
  • 天候が悪い日:待機してもらう
  • 検査が多い日:診察後に再度呼ぶ

スムーズに利用するためのポイント

事前準備が重要
  • 診察券、保険証、お薬手帳を事前に用意
  • 外出しやすい服装に着替えておく
  • 当日の体調を事前にメモしておく
  • トイレは出発前に済ませておく
定期通院の場合
  • 次回の診察日が決まったらすぐに予約
  • 複数回分をまとめて予約できるか確認
  • 同じ乗務員に担当してもらえるか相談
  • 定期利用割引がないか確認
注意点
  • 診察時間は余裕を持って見積もる
  • キャンセルする場合は早めに連絡
  • 家族が同乗すると介護保険が適用されない場合がある
  • 診察内容によっては待機時間が長くなることを想定

料金の目安

通院で介護タクシーを利用する場合の料金例です。

介護保険適用の場合(片道5km、1割負担)

待機1時間の場合(追加)

詳しくは料金ページをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 介護タクシーで通院するには何日前に予約すればよいですか?
A. 定期通院の場合は1週間前以上の予約を推奨します。初回利用や特殊な介助が必要な場合は2週間前から相談するとスムーズです。当日予約が可能な事業者もありますが、繁忙時間帯は断られる場合があります。
Q. 病院での待機時間中、タクシーに待ってもらうといくらかかりますか?
A. 待機料金は地域・事業者によって異なりますが、時間制運賃(1分あたり約50〜80円相当)が適用されます。診察が2時間の場合、待機料金は約6,000〜10,000円になることも。診察後に再度呼ぶほうが費用を抑えられます。
Q. 家族が同乗することはできますか?
A. はい、同乗できます。ただし車椅子対応車両は座席数が少ないため、同乗人数は事前に確認が必要です。介護保険適用の場合でも家族の同乗は認められています。
Q. 介護保険を使って通院できますか?
A. 要介護1以上でケアプランに通院等乗降介助が組み込まれていれば介護保険が適用されます。ただし介護保険が対象とするのは介助料部分のみで、タクシーのメーター運賃は全額自費です。
Q. 通院の帰りも同じ事業者に頼む必要がありますか?
A. 必要はありませんが、往復を同じ事業者に依頼することで料金の相談がしやすく、帰りの待機・連絡もスムーズです。特に定期通院の場合は往復定期契約が便利です。

病院側に伝えておくと助かること

介護タクシーを使って通院する場合、病院側にも事前に伝えておくと、受付・会計がスムーズになります。特に初診や転院先での受診では意識しておきましょう。

「院内付き添い」はどこまで頼めるか

「介護タクシーの乗務員が病院の中まで付き添ってくれる」という点は、多くの方にとって大きなメリットです。しかし、「どこまで付き添ってもらえるか」は事業者によって異なります。予約時に確認しておきましょう。

対応内容多くの事業者で可能事業者・プランによる
病院の入口まで誘導
受付での手続き補助
診察室前での待機△(車内待機が多い)オプション対応の場合も
診察中の院内同行✕(プライバシー上)
会計・薬局付き添い事業者に要確認
帰宅後の室内介助○(乗務員が行う)

「診察の間、乗務員はどこにいてくれますか?」という確認を予約時にしておくと、当日の動線がはっきりします。長時間の診察が見込まれる場合は、「待機なし・呼び出し式」に変更することで待機料金を節約することもできます。

初回の利用は、できれば急ぎでない通院から試してみることをおすすめします。乗務員との相性、移動の快適さ、所要時間の感覚——一度体験することで、次からはずっとスムーズになります。

「思ったよりずっと楽だった」と感じる方がほとんどです。まず一度、使ってみてください。