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旭区の基本情報

横浜市旭区は、横浜市の西部に位置し、面積32.73km²(市内4番目)に人口約242,000人が居住する行政区です。1969年(昭和44年)10月1日に保土ケ谷区から分区して誕生しました。大部分が起伏の激しい丘陵地帯で、標高60〜100m前後の山々が入り組んだ地形が特徴です。1950年代から横浜市中心部・京浜工業地帯へのベッドタウンとして宅地化が進み、万騎が原・上白根・左近山・希望が丘・ひかりが丘・横浜若葉台など大規模団地が相次いで造成されました。こうした大規模団地で一斉に高齢化が進んでいることが、旭区の介護タクシー需要を押し上げている大きな背景となっています。

このページでは、旭区における介護タクシーの料金相場、区内に立地する聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院・神奈川県立がんセンターへのアクセス方法、丘陵地帯の急坂・大規模団地・保土ケ谷バイパス(国道16号)の渋滞など旭区特有の事情での利用時の注意点を詳しくご案内します。

約242,000人
人口(2023年)
32.73km²
面積(市内4番目)
市平均超え
高齢化率(大規模団地の急速な高齢化)
203ヶ所超
区内公園数(公園面積市内2位)

旭区の交通インフラとして、相模鉄道(相鉄)本線(鶴ケ峰駅・二俣川駅・希望ケ丘駅)と相鉄いずみ野線(南万騎が原駅)が区内を走っています。2019年11月に相鉄・JR直通線が、2023年3月には相鉄・東急直通線が開業したことで、二俣川駅から新宿・渋谷・目黒方面への直通アクセスが実現し、利便性が大幅に向上しました。二俣川駅は神奈川県運転免許センター・神奈川県立がんセンター・神奈川県公文書館など県の主要施設が集積する区の中心地で、横浜市の「主要な生活拠点(旧副都心)」に指定されています。

区内の幹線道路として、保土ケ谷バイパス(国道16号)が区内を縦断しており、東名高速道路「横浜町田インター」へのアクセスも良好です。ただし保土ケ谷バイパスと国道16号大和バイパスの合流付近・二俣川駅周辺の県道横浜厚木線(厚木街道)・下川井IC付近などは慢性的な渋滞が発生することで知られており、通院時の所要時間に影響を与えています。また「よこはま動物園ズーラシア」(日本最大級・旭区旭町)の開園日(特に春〜秋の週末)も周辺道路の混雑が生じます。

区内のバス路線は相鉄バス・横浜市営バス・神奈川中央交通・東急バス・京浜急行バスが運行しており、鉄道駅から離れた丘陵住宅地・大規模団地へのアクセスを担っています。ただし坂道の多いエリアや団地内のバス路線は本数が限られる場合があり、高齢者・障害者の通院には介護タクシーが実質的に必要不可欠な移動手段となっているエリアも多くあります。

旭区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目 料金目安 備考
初乗り運賃(距離制) 500円(1.091kmまで) 以降249mごとに100円加算
迎車料金 500〜780円(一律) 事業者により異なる
乗降介助 1,000円〜2,000円 車椅子・ストレッチャー対応含む
院内介助 2,000円〜3,000円/時間 待機時間・診察同行含む
階段・坂道介助 500円〜1,000円/1階分相当 丘陵地全域・大規模団地の坂道で発生しやすい
深夜早朝割増 2割増 22時〜翌5時
障害者手帳割引 運賃10%割引 迎車料・予約料は対象外

旭区特有の料金ポイント

料金例①:自宅(旭区鶴ケ峰)→ 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区矢指町)

距離:約5km

所要時間:約20〜30分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,600円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 合計:約3,600〜3,900円

利用のポイント:鶴ケ峰は相鉄本線の主要駅で旭区役所・旭警察署も近く、区の中核商業地のひとつです。聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院への介護タクシーは、厚木街道(県道40号)経由が一般的なルートです。初診は原則として紹介状が必要(紹介予約制)なので、かかりつけ医からの紹介状を事前に準備してください。

料金例②:自宅(旭区若葉台団地)→ 神奈川県立がんセンター(旭区中尾)

距離:約8km

所要時間:約25〜40分(保土ケ谷バイパス・厚木街道の渋滞により変動)

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約2,300円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 坂道介助(団地内):500〜1,000円
  • 合計:約4,800〜5,600円

利用のポイント:若葉台団地は区内でも特に高齢化が進んだ大規模団地です。神奈川県立がんセンターへのがん治療定期通院では週複数回の利用になることも多く、定期割引の交渉や月極の相談ができる事業者を探すとコストを抑えられます。団地内の坂道・階段からの出発では、平坦な乗降スポットを事業者と事前に合意しておくことが重要です。

料金例③:自宅(旭区上白根・丘陵住宅地)→ 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(院内介助込み・往復)

距離:往復約10km

往復所要時間(院内介助1時間含む):約3〜3.5時間

料金内訳:

  • 基本運賃(往復):約2,800円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,560円
  • 乗降介助(往復):3,000円
  • 坂道介助(往復):1,000〜2,000円
  • 院内介助・待機(1時間):2,500円
  • 合計:約10,300〜11,900円

利用のポイント:上白根エリアは丘陵地帯の急坂が多く、車椅子での自宅外出に介護タクシーが必要不可欠です。往復で院内介助を利用する場合は、診察・検査時間の見込みを事前に確認し、待機時間を含む総費用の見積もりを依頼してください。横浜市福祉タクシー利用券(最大7枚・3,500円)を最大限活用しましょう。

旭区から主要病院へのアクセス

旭区内のエリア別特徴

二俣川・鶴ケ峰エリア

特徴:相鉄本線の主要2駅を中心とした旭区の商業・行政の中核エリア。二俣川駅は相鉄全種別停車で横浜市の「主要な生活拠点(旧副都心)」に指定されており、旭区役所・旭警察署・神奈川県運転免許センター・神奈川県立がんセンター・神奈川県公文書館など県の主要施設が集積しています。2023年の相鉄・東急直通線開業で新宿・渋谷への直通アクセスも実現しました。2018年開業の「JOINUS TERRACE 二俣川」をはじめ商業施設が充実しています。鶴ケ峰はかつての駅南口再開発が完了し、商業施設・医療機関が集積しています。

介護タクシー利用時の注意点:二俣川駅周辺は厚木街道(県道40号)の渋滞が慢性的に発生します。神奈川県立がんセンターへの通院では、がん治療の定期利用で週複数回の利用が想定されるため、定期割引が可能な事業者との長期契約を検討してください。駅周辺はタクシー乗降場所が整備されていますが、バス・タクシーが集中する時間帯は混雑します。

医療機関へのアクセス:神奈川県立がんセンター(中尾)まで介護タクシーで約10〜20分。聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(矢指町)まで約20〜30分。横浜旭中央総合病院(川島町)まで約10〜20分。

三ツ境・矢指エリア

特徴:旭区南部に位置し、緑区・瀬谷区との境界に近いエリア。相鉄本線「三ツ境駅」が最寄りの閑静な住宅地で、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(矢指町)の最寄りエリアです。野境道路沿いにニュータウン風の住宅地が広がっています。ズーラシア(よこはま動物園)が旭区旭町に立地し、動物園周辺は観光客が多い旭区の代表的な観光スポットです。三ツ境駅から病院へのバスも運行されており、車椅子の方以外はバスで通院することも可能です。

介護タクシー利用時の注意点:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院が区内で最も近い立地です。ズーラシア(動物園)の開園日(特に春〜秋の週末・ゴールデンウィーク・夏休み)は動物園周辺・矢指町の道路が混雑します。この期間の通院は事業者に渋滞を考慮した余裕ある時刻設定を相談してください。三ツ境駅周辺は比較的平坦で乗降場所の確保は容易ですが、駅から離れた住宅地には坂道があります。

医療機関へのアクセス:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(矢指町)まで介護タクシーで約5〜15分(区内最短)。横浜新緑総合病院(緑区・十日市場)まで約20〜30分。

万騎が原・上白根・左近山エリア(大規模団地群)

特徴:1960〜70年代に開発された大規模住宅団地が密集するエリアです。万騎が原・上白根・左近山などの各団地は相鉄線沿線の台地上に造成され、現在では住民の高齢化が深刻に進んでいます。団地内はバス路線が運行されていますが、本数が限られ、坂道が多く高齢者・障害者にとっては公共交通での移動が困難なエリアです。こうした大規模団地の高齢化が旭区の介護タクシー需要を高める大きな要因となっています。

介護タクシー利用時の注意点:団地内は坂道・階段が多く、大型の福祉車両が通行・停車しにくい箇所があります。団地内の棟ごとにエレベーターの有無・車椅子対応状況が異なるため、予約時に棟番号・棟内の車椅子対応エレベーターの位置を正確に伝えてください。自宅から団地内の平坦な乗降スポット(団地中央広場・バス停付近等)まで事前に経路を確認しておきましょう。団地の高齢者向けサービス窓口(管理事務所等)に介護タクシー事業者のリストを問い合わせるのも有効です。

医療機関へのアクセス:神奈川県立がんセンター(中尾)まで介護タクシーで約10〜25分。横浜旭中央総合病院(川島町)まで約10〜20分。聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(矢指町)まで約20〜35分。

若葉台・希望が丘・ひかりが丘エリア

特徴:旭区南西部から緑区にかけて広がる大規模住宅団地・ニュータウンエリアです。横浜若葉台団地は旭区内最大規模の団地で、現在は高齢化が深刻に進んでいます。希望が丘は相鉄本線「希望ケ丘駅」が最寄りで、周辺に住宅地が広がります。ひかりが丘は区南部の丘陵住宅地です。若葉台団地内にはUR都市機構が管理する多数の棟があり、高齢単身世帯の割合が高い棟が多くあります。バス路線(二俣川駅・若葉台中央行き等)が運行されていますが、高齢者・車椅子の方には介護タクシーが不可欠です。

介護タクシー利用時の注意点:横浜若葉台団地は高齢化が特に進んでいるため、介護タクシーの需要が集中する旭区のエリアのひとつです。予約は早めに(前日〜3日前)が安心です。団地内の道路は比較的整備されていますが、棟によっては大型車が通行しにくい箇所もあります。保土ケ谷バイパスを経由して市街地へ向かう場合、バイパスの渋滞状況を確認した上で出発時刻を設定してください。若葉台から聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院へは区内でのアクセスとなり比較的近いです。

医療機関へのアクセス:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(矢指町)まで介護タクシーで約15〜25分。神奈川県立がんセンター(中尾・二俣川)まで約15〜30分。横浜新緑総合病院(緑区・十日市場)まで約15〜25分。

旭区で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠️ 旭区特有の重要な注意点

  • 保土ケ谷バイパス・厚木街道の慢性的な渋滞:保土ケ谷バイパス(国道16号)の下川井IC付近・厚木街道(県道40号)の二俣川駅周辺は渋滞が慢性化しています。通院予約時刻への到着を確保するため、余裕ある出発時刻(通常ルート所要時間+15〜20分)の設定が特に重要です
  • 大規模団地(万騎が原・上白根・若葉台等)の急坂・エレベーター問題:旭区内の大規模団地はほぼ全て丘陵地帯に造成されており、坂道・階段が多く存在します。団地内の棟ごとにエレベーターの有無・車椅子対応状況が異なるため、予約時に棟番号と車椅子対応エレベーターの有無を正確に伝えることが不可欠です
  • 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の紹介予約制:初診は原則として他院からの紹介状が必要。診療科によっては「紹介状+予約」の両方が必要な紹介予約制を採用しています。かかりつけ医からの紹介状を事前に取得した上で、病院の予約センターに電話連絡してから受診してください
  • がん治療の定期通院での高頻度利用:神奈川県立がんセンターへの化学療法・放射線治療は週複数回の定期通院になる場合があります。体調変化による直前キャンセル・時間変更に対応できる事業者を選び、定期利用割引の相談を事前に行うことを推奨します
  • ズーラシア周辺・週末の混雑:よこはま動物園ズーラシア(旭区旭町)の開園日(特に春〜秋の週末・GW・夏休み)は矢指町・上白根・三ツ境周辺の道路が混雑します。この時期の通院は出発を早めるか平日に変更することを推奨します

1. 予約時に必ず伝えるべき情報

2. スムーズな利用のコツ

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前の予約がおすすめ)
    電話またはウェブで事業者に連絡。利用日時、乗車場所(団地名・棟番号・何階か・車椅子対応エレベーターの有無・自宅前の坂道状況・代替乗降スポット)、目的地(病院名・科名・初診再診区分・紹介状の有無・受付時刻)、必要な介助内容(車椅子の種類・坂道介助・院内介助等)を具体的に伝えます。がん治療の定期通院では定期割引の相談も行ってください。
  2. 事前確認・見積もり
    予約確認の際に料金の概算見積もりを受け取ります。坂道介助・院内介助が必要な場合は追加料金が発生するため、総額を確認しましょう。大規模団地での初回利用時は事業者に棟前の現地確認が可能か相談してみましょう。横浜市福祉タクシー利用券の枚数・残数も確認しておきます。保土ケ谷バイパス渋滞を考慮した所要時間の見込みも確認してください。
  3. 当日の準備
    予約時刻の5〜10分前には準備を完了。保険証、お薬手帳、診察券、紹介状(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院初診時)、横浜市福祉タクシー利用券、障害者手帳を確認。団地の高層階の方は車椅子対応エレベーターを呼んでおくと迎えの時間が短縮できます。
  4. 乗車・移動
    ドライバーが到着したら、坂道・団地内通路での介助・車椅子の固定・乗車介助を受けます。団地内の坂が急で停車困難な場合は、事前合意の平坦な乗降スポット(バス停前・広場等)へ移動します。保土ケ谷バイパス・厚木街道の渋滞状況に応じてルートを選択してもらいます。
  5. 目的地到着・介助
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院・神奈川県立がんセンターに到着後、降車介助を受けます。院内は広いため院内介助を依頼すると受付から各診療科・点滴室まで安心して移動できます。外来・治療終了後の帰りは迎えの時刻を事前に事業者に伝えておきましょう。
  6. 支払い
    現金、クレジットカード(事業者による)、横浜市福祉タクシー利用券などで支払います。領収書を必ず受け取りましょう。確定申告(医療費控除)の際に通院交通費として申告できる場合があります。障害者手帳による10%割引と福祉タクシー利用券の併用も可能ですので、乗車前に確認しておきましょう。

旭区の医療・福祉環境

医療機関の充実度

旭区内には聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(大学病院・三次救急・災害拠点病院)・神奈川県立がんセンター(がん専門)・横浜旭中央総合病院(地域密着型総合病院)・横浜鶴ケ峰病院・日向台病院など複数の病院が立地しており、医療インフラは充実しています。日常的な通院には二俣川・鶴ケ峰・希望ケ丘・三ツ境の各駅周辺に内科・整形外科・眼科・耳鼻科・皮膚科・歯科などのクリニックが多数あり、かかりつけ医へのアクセスは全体として良好です。

大規模団地の高齢化と介護タクシー需要の高さ

旭区の最大の特徴は、昭和30〜50年代に造成された大規模住宅団地(万騎が原・上白根・左近山・若葉台・ひかりが丘等)が多く、その団地で一斉に入居者が高齢化していることです。こうした団地は丘陵地帯に造成されており、坂道・階段が多く、高齢者・障害者にとって自力での外出が困難な環境が生まれています。エレベーター非設置の棟も多く、上層階の居住者が外出するためにはドア・ツー・ドアの介護タクシーが実質的に唯一の移動手段となっています。この背景から、旭区における介護タクシーの需要は横浜市18区の中でも高い水準にあります。

区内のユニークな施設と移動需要

旭区には神奈川県の行政施設が集積する二俣川地区(運転免許センター・がんセンター・公文書館)のほか、日本最大級の動物園「よこはま動物園ズーラシア」・こども自然公園(大池公園)・万騎ヶ原ちびっこ動物園など多数のレジャー施設があります。高齢者の外出機会として、ズーラシアやこども自然公園へのレジャー目的での介護タクシー利用も存在します(家族・施設の外出支援等)。また神奈川県運転免許センターは高齢者の免許更新・返納手続きの場としても利用されており、免許返納を機に介護タクシーに切り替える高齢者も一定数います。

福祉・介護サービスの状況

旭区では地域包括支援センター(区内複数箇所)・旭区福祉保健センターを中心に、高齢者相談・介護保険申請支援・認知症対応が提供されています。大規模団地では自治会・町内会を中心とした高齢者見守り活動・生活支援サービスも展開されています。区内には特別養護老人ホーム・デイサービス・グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所・居宅介護支援事業所が多数整備されており、在宅介護を支えるサービス基盤は比較的充実しています。横浜市福祉タクシー利用券(年間84枚・1枚500円)の申請・交付は旭区福祉保健センター(旭区鶴ケ峰1-4-12)で行えます。

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