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戸塚区の基本情報

横浜市戸塚区は、横浜市の南西部に位置し、面積35.7km²と横浜市18区の中で最も広い区です。人口は約282,000人(2023年)で市内4位の規模を誇ります。1604年(慶長9年)に成立した旧東海道の宿場町「戸塚宿」に代表される歴史を持ち、柏尾川プロムナードの桜並木など自然環境も豊かな横浜市南西部の中核エリアです。戸塚駅は1日11万人が利用するJR東海道線・横須賀線・横浜市営地下鉄ブルーラインのターミナルで、横浜駅まで約10分・品川駅まで約27分・新宿駅まで約40分のアクセスを誇ります。

このページでは、戸塚区における介護タクシーの料金相場、区内に立地する国立病院機構横浜医療センター・東戸塚記念病院へのアクセス方法、谷戸が刻む複雑な丘陵地形の急坂・大規模団地の高齢化・国道1号(旧東海道)の慢性的な渋滞など区特有の事情での利用時の注意点を詳しくご案内します。

約282,000人
人口(2023年・市内4位)
35.7km²
面積(横浜市18区中最大)
280ha超
農地面積(横浜スタジアム約80個分)
200ヶ所超
区内公園・森の数

戸塚区の地形的な最大の特徴は、柏尾川・境川とその支流(宇田川・阿久和川・舞岡川など)が数多くの谷戸(やと)を刻んだ複雑な丘陵地形です。谷沿いの低地には柏尾川流域の工場・商業施設・旧東海道沿いの市街地が形成され、周辺の丘陵地には大規模な住宅団地(ドリームハイツ・矢部団地・汲沢団地・平戸団地等)が多数開発されています。農地面積は横浜スタジアム約80個分(約280ヘクタール)に達し、区内には200ヶ所以上の公園・森が存在するなど、横浜市18区の中でも特に自然環境が豊かな区です。舞岡公園は区内最大規模の自然公園として、里山の景観を今に伝える横浜市の貴重な緑地空間です。

区内の主な交通インフラとして、JR東海道線・横須賀線(戸塚駅・東戸塚駅)、横浜市営地下鉄ブルーライン(戸塚駅・踊場駅・舞岡駅)が利用可能です。主要道路として国道1号(旧東海道・戸塚宿中心部を通過)・環状2号・環状4号が走っていますが、国道1号は区内中心部で慢性的な混雑が発生することで知られており、介護タクシーの移動時間に影響する重要な要素となっています。都市計画道路の整備率が横浜市内で低い区のひとつであり、細街路・狭路も残っています。

1950〜70年代に横浜市内や東京都心部へのベッドタウンとして宅地開発が急速に進んだ戸塚区では、大規模団地の住民が一斉に高齢化しています。ドリームハイツ(深谷町・俣野町)、矢部団地(UR・1960年・811戸)、汲沢団地、平戸団地など区内各所の大規模団地で高齢化が深刻に進んでおり、こうした団地の高齢者の通院移動が介護タクシーの重要な需要源となっています。

戸塚区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目 料金目安 備考
初乗り運賃(距離制) 500円(1.091kmまで) 以降249mごとに100円加算
迎車料金 500〜780円(一律) 事業者により異なる
乗降介助 1,000円〜2,000円 車椅子・ストレッチャー対応含む
院内介助 2,000円〜3,000円/時間 待機時間・診察同行含む
階段・坂道介助 500円〜1,000円/1階分相当 谷戸・丘陵住宅地・大規模団地で発生しやすい
深夜早朝割増 2割増 22時〜翌5時
障害者手帳割引 運賃10%割引 迎車料・予約料は対象外

戸塚区特有の料金ポイント

料金例①:自宅(戸塚区平戸・踊場周辺)→ 国立病院機構横浜医療センター(戸塚区原宿)

距離:約4km

所要時間:約15〜25分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,300円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 合計:約3,300〜3,600円

利用のポイント:踊場・平戸周辺は国立病院機構横浜医療センターへの区内最短アクセスエリアのひとつです。初診は原則として紹介状が必要(地域医療支援病院)。駐車場は有料で混雑しますが、介護タクシーで正面玄関前まで送迎してもらえることは大きな利点です。

料金例②:自宅(戸塚区汲沢・丘陵住宅地)→ 国立病院機構横浜医療センター(戸塚区原宿)

距離:約6km

所要時間:約20〜35分(丘陵地・渋滞により変動)

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,900円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 坂道介助:500〜1,000円
  • 合計:約4,400〜5,200円

利用のポイント:汲沢団地(県営汲沢団地)は丘陵地帯に造成されており、急坂・階段が多い棟があります。国道1号の渋滞を避けるため、環状4号・市道を活用するルートを事業者に相談することも有効です。

料金例③:自宅(戸塚区俣野・ドリームハイツ)→ 国立病院機構横浜医療センター(院内介助込み・往復)

距離:往復約14km

往復所要時間(院内介助1時間含む):約3〜4時間

料金内訳:

  • 基本運賃(往復):約3,700円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,560円
  • 乗降介助(往復):3,000円
  • 坂道介助(往復):1,000〜2,000円
  • 院内介助・待機(1時間):2,500円
  • 合計:約11,200〜12,800円

利用のポイント:ドリームハイツは区南西部の大規模団地で、区南部から区北部の医療センターまで区内最長クラスの移動距離となります。横浜市福祉タクシー利用券(最大7枚・3,500円)を最大限活用しましょう。院内介助を含む往復では診察時間の見込みを事前確認し、総費用を見積もってから予約してください。

戸塚区から主要病院へのアクセス

戸塚区内のエリア別特徴

戸塚(中心部)エリア

特徴:JR戸塚駅と地下鉄ブルーライン戸塚駅が乗り入れる区の行政・商業・交通の中心。戸塚区総合庁舎(2013年完成・駅前直結)、大型商業施設「トツカーナモール」「戸塚パルソ」が集積します。1604年に開かれた旧東海道「戸塚宿」の歴史エリアでもあります。柏尾川プロムナードの桜並木は区の代表的な景観です。

介護タクシー利用時の注意点:国道1号(旧東海道)が戸塚駅前を縦断しており、特に朝夕の通勤時間帯(7〜9時・17〜20時)は慢性的な渋滞が発生します。渋滞考慮した余裕ある出発時刻(通常所要時間+15〜20分)を設定してください。戸塚駅前は整備されており大型の福祉車両でのアクセスはしやすいですが、旧宿場町の路地には細い箇所が残っています。

医療機関へのアクセス:国立病院機構横浜医療センター(原宿)まで介護タクシーで約15〜25分。東戸塚記念病院まで約15〜25分。

東戸塚エリア

特徴:JR横須賀線「東戸塚駅」(1980年開業)を中心とした区北部の商業・住宅エリア。東戸塚記念病院が東戸塚駅から徒歩3分と至近に立地しており、区内でも医療アクセスが最良のエリアのひとつです。東戸塚オーロラシティ・大型マンション群が整備され、整備された比較的平坦な駅前エリアと周辺の丘陵住宅地が混在します。

介護タクシー利用時の注意点:東戸塚記念病院が駅から徒歩3分のため、区内でも最短・最低コストでの病院アクセスが可能なエリアです。東戸塚駅前は整備が進んでおりアクセスしやすいですが、周辺の丘陵住宅地には起伏があります。週末・休日は東戸塚オーロラシティへの来訪者で周辺道路が混雑するため平日通院が推奨されます。

医療機関へのアクセス:東戸塚記念病院まで介護タクシーで約5〜15分(区内最短)。国立病院機構横浜医療センター(原宿)まで約20〜30分。

踊場・汲沢・平戸エリア(地下鉄沿線・丘陵住宅地)

特徴:横浜市営地下鉄ブルーライン「踊場駅」「舞岡駅」周辺の丘陵住宅地エリアです。踊場駅は国立病院機構横浜医療センターへの最寄り地下鉄駅(徒歩約10〜15分)。汲沢・平戸周辺には大規模な県営・市営住宅(汲沢団地・平戸団地等)があり高齢化が進んでいます。舞岡駅近接の舞岡公園は里山型の大型市民公園です。

介護タクシー利用時の注意点:汲沢・平戸の団地群には急坂・階段のある棟が残っており、予約時に棟番号・エレベーターの有無を必ず伝えてください。踊場・舞岡エリアは比較的整備されており、国立病院機構横浜医療センターへのアクセスが区内でも良好なエリアです。

医療機関へのアクセス:国立病院機構横浜医療センター(原宿)まで介護タクシーで約10〜20分(踊場駅周辺から最短)。東戸塚記念病院まで約20〜30分。

ドリームハイツ・俣野・矢部・南部エリア(大規模団地・農業地区)

特徴:戸塚区南西部に広がる大規模住宅団地・農業地区エリアです。ドリームハイツ(深谷町・俣野町)は横浜市最大規模クラスの住宅団地で、入居開始から50年を経て住民の高齢化が深刻です。矢部団地(UR・811戸・1960年)も古参の大規模団地。区の南部には農地・里山が広がり、区最南部は鎌倉市・藤沢市に隣接しています。

介護タクシー利用時の注意点:ドリームハイツ・矢部団地では急坂・階段のある棟が残っており、予約時に団地名・棟番号・エレベーターの有無を必ず伝え、乗降場所の事前確認を依頼してください。区の最南部から国立病院機構横浜医療センターまでは区内最長の移動距離(約10〜15km)となります。必ず事前見積もりを依頼してください。農業地区周辺では農道・狭路が残る場合があります。また鎌倉市・藤沢市の病院を利用する場合も横浜市福祉タクシー利用券が使えます。

医療機関へのアクセス:国立病院機構横浜医療センター(原宿)まで介護タクシーで約30〜45分(区内最長クラス)。東戸塚記念病院まで約25〜35分。

戸塚区で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠️ 戸塚区特有の重要な注意点

  • 横浜市最大の面積・区内移動距離の大きさ:戸塚区は横浜市最大面積(35.7km²)を持つため、区内でも場所によって同一目的地への移動距離が大きく異なります。区南端(俣野・矢部)から国立病院機構横浜医療センター(原宿)まで区内最長クラスの移動となるため、事前に距離・料金の見積もりを必ず依頼してください
  • 国道1号(旧東海道)の戸塚中心部の慢性渋滞:旧東海道にあたる国道1号は戸塚区中心部(戸塚駅前〜柏尾町)で慢性的な渋滞が発生します。都市計画道路の整備率が横浜市内で低い区でもあり、渋滞を避けるルート(環状4号・環状2号等)を事業者に相談することが特に重要です
  • 大規模団地の急坂・エレベーター問題:ドリームハイツ・矢部団地・汲沢団地・平戸団地など多数の大規模団地が区内に存在します。団地内の棟によってはエレベーターが未設置・旧式・車椅子非対応の場合があり、予約時に棟番号とエレベーターの状況を必ず伝えてください
  • 国立病院機構横浜医療センターの紹介受診制・土日休診:横浜市南西部地域中核病院の同センターは地域医療支援病院であり、初診は原則として他院からの紹介状が必要です。また土日・祝日は休診のため、週日のみの外来受診となります。通院スケジュールの設定に注意してください
  • 区南部から医療機関が遠く鎌倉市・藤沢市も選択肢:俣野・矢部・深谷周辺の区南端エリアは横浜市内の主要病院まで距離があり、隣接する鎌倉市・藤沢市の医療機関も実質的な選択肢となります。横浜市福祉タクシー利用券は横浜市外の医療機関への通院でも利用可能です

1. 予約時に必ず伝えるべき情報

2. スムーズな利用のコツ

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前の予約がおすすめ)
    電話またはウェブで事業者に連絡。利用日時、乗車場所(団地名・棟番号・何階か・エレベーターの有無・坂道の状況・代替乗降スポット)、目的地(病院名・科名・初診再診・紹介状有無・受付時刻)、必要な介助内容(車椅子の種類・坂道介助・院内介助等)を具体的に伝えます。戸塚区は広いため出発地からの移動距離・渋滞回避ルートも確認してください。
  2. 事前確認・見積もり
    予約確認の際に料金の概算見積もりを受け取ります。区南部の大規模団地からの利用は移動距離が長くなるため、往復・坂道介助・院内介助を含む総費用を必ず確認しましょう。横浜市福祉タクシー利用券の枚数・残数も確認します。
  3. 当日の準備
    予約時刻の5〜10分前には準備を完了。保険証、お薬手帳、診察券、紹介状(国立病院機構横浜医療センター初診時)、横浜市福祉タクシー利用券、障害者手帳を確認。団地の高層階の方は車椅子対応エレベーターを事前に呼んでおきましょう。
  4. 乗車・移動
    ドライバーが到着したら坂道・団地内通路での介助・車椅子の固定・乗車介助を受けます。大規模団地で坂道の途中が停車困難な場合は事前合意の平坦な乗降スポットへ移動します。国道1号の渋滞状況に応じてルートを選択してもらいます。
  5. 目的地到着・介助
    病院・施設に到着後、降車介助を受けます。国立病院機構横浜医療センターは院内が広く院内介助を依頼することを強くお勧めします。外来終了後の帰りは迎えの時刻を事前に事業者に伝えておきましょう。帰りの国道1号渋滞も考慮した余裕ある時刻を設定してください。
  6. 支払い
    現金、クレジットカード(事業者による)、横浜市福祉タクシー利用券などで支払います。領収書を必ず受け取りましょう。確定申告(医療費控除)の際に通院交通費として申告できる場合があります。障害者手帳による10%割引と福祉タクシー利用券の併用も可能ですので乗車前に確認してください。

戸塚区の医療・福祉環境

医療機関の分布

戸塚区内には国立病院機構横浜医療センター(横浜市南西部地域中核病院・戸塚区原宿)・東戸塚記念病院(東戸塚駅徒歩3分・二次救急)をはじめ、戸塚共立病院・戸塚病院・平戸病院など複数の病院が区内に立地しています。日常的な外来通院には戸塚駅・東戸塚駅・踊場駅・舞岡駅の各駅周辺にクリニックが充実しており、かかりつけ医へのアクセスは全体として良好です。高度専門医療(三次救急・心臓血管外科・がん精密医療等)が必要な場合は、隣接する旭区(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院)などへの移動が必要になります。

大規模団地の高齢化と今後の需要

戸塚区は1950〜70年代の急速な宅地化期に多数の大規模団地が造成されており、入居開始から50〜60年を経た現在、ドリームハイツ・矢部団地・汲沢団地・平戸団地などで住民の高齢化が深刻に進んでいます。こうした大規模団地の高齢化は今後も加速することが見込まれており、介護タクシーを含む高齢者向け移動支援サービスの需要は今後10〜20年にわたって増大し続けることが確実視されています。戸塚区での介護タクシー事業者を選ぶ際は、区内の地形・道路・各団地の構造を熟知した事業者を選ぶことが快適・安全な利用につながります。

豊かな自然環境と農業地帯

農地面積が横浜スタジアム約80個分(約280ヘクタール)に達する戸塚区は横浜市内でも特に農業が盛んな区のひとつです。舞岡公園(里山型の大型市民公園)・境川遊水地など豊かな緑地資源も多数あります。農業従事者の高齢化も進んでおり、農地・農道周辺での介護タクシー利用における乗降場所確認が必要なケースも生じています。地元の農道・地形を熟知した事業者の選択が重要です。

福祉・介護サービスの充実度

戸塚区では地域包括支援センター(区内複数箇所)・戸塚区福祉保健センターを中心に、高齢者相談・介護保険申請支援・認知症対応が提供されています。区内には特別養護老人ホーム・デイサービス・グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所・居宅介護支援事業所が多数整備されており、在宅介護を支えるサービス基盤は充実しています。横浜市福祉タクシー利用券(年間84枚・1枚500円)の申請・交付は戸塚区福祉保健センター(戸塚区戸塚町16-17)で行えます。

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