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保土ケ谷区の基本情報

横浜市保土ケ谷区は、横浜市の中央部に位置し、面積21.11km²に人口205,790人(令和5年10月現在・市内9位)が居住する行政区です。横浜市の地理的な中心点が保土ケ谷区内にあることから「横浜市のへそ」とも称されています。1927年(昭和2年)10月1日に横浜市で最初に設置された5区(鶴見・神奈川・中・磯子・保土ケ谷)のひとつとして誕生した歴史ある区で、2027年には区制100周年を迎えます。

このページでは、保土ケ谷区における介護タクシーの料金相場、区内および近隣に立地する横浜市立市民病院・JCHO横浜保土ケ谷中央病院へのアクセス方法、権太坂をはじめとする急坂の多い丘陵地帯・保土ケ谷バイパスの渋滞など区特有の事情での利用時の注意点を詳しくご案内します。

205,790人
人口(令和5年10月・市内9位)
21.11km²
面積
横浜市の「へそ」
横浜市の地理的中心点が区内に
97m
区内最高地点(今井町)

保土ケ谷区は江戸時代に東海道の宿場町「保土ヶ谷宿」として栄えた歴史を持ちます。箱根駅伝の難所として全国的に知られる「権太坂」(現在の国道1号線・権太坂)も保土ケ谷区内にあり、区内は起伏に富んだ丘陵地帯が大部分を占めています。最高地点は今井町の海抜97.0mで、関東平野に位置しながら横浜市18区の中でも特に起伏が激しいエリアのひとつです。こうした地形的特性が、高齢者・障害者の移動を困難にしており、介護タクシーの需要を高める要因となっています。

区内の交通インフラとして、相模鉄道(相鉄)本線が区内を東西に横断しており、天王町駅・星川駅・和田町駅・上星川駅・西谷駅の5駅が立地しています。2019年11月の相鉄・JR直通線開業・2023年3月の相鉄・東急直通線開業により、西谷駅での分岐を通じて新宿・渋谷・目黒方面への直通アクセスが実現しました。区役所・保土ケ谷消防署・保土ケ谷警察署・保土ケ谷図書館などの行政施設は相鉄星川駅周辺に集中しています。幹線道路として国道1号(旧東海道)・国道16号(保土ケ谷バイパス)・新保土ケ谷インターチェンジ(保土ケ谷バイパスと第三京浜の接続)が区内または区境界近くを走っており、広域的な交通の要衝となっています。

開港後の近代期には、横浜が日本初の近代水道(明治20年・1887年通水)の貯水池・配水施設が保土ケ谷区内に置かれ、横浜の近代化を支えた歴史もあります。かつては「保土ケ谷いも」(ジャガイモ)の全国出荷で知られた農業地帯でもあり、現在も一部の農地が残っています。

保土ケ谷区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目 料金目安 備考
初乗り運賃(距離制) 500円(1.091kmまで) 以降249mごとに100円加算
迎車料金 500〜780円(一律) 事業者により異なる
乗降介助 1,000円〜2,000円 車椅子・ストレッチャー対応含む
院内介助 2,000円〜3,000円/時間 待機時間・診察同行含む
階段・坂道介助 500円〜1,000円/1階分相当 権太坂周辺・丘陵住宅地で発生しやすい
深夜早朝割増 2割増 22時〜翌5時
障害者手帳割引 運賃10%割引 迎車料・予約料は対象外

保土ケ谷区特有の料金ポイント

料金例①:自宅(保土ケ谷区星川)→ 横浜市立市民病院(神奈川区岡沢町)

距離:約5km

所要時間:約20〜30分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,600円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 合計:約3,600〜3,900円

利用のポイント:横浜市立市民病院は脳神経外科・救急脳神経外科・脳血管内治療に高い専門性を持ち、脳卒中後の定期通院に保土ケ谷区から多く利用されます。初診は原則として紹介状が必要(地域医療支援病院)です。相鉄星川駅から病院へはバス(208系統・横浜駅西口経由)でのアクセスも可能ですが、車椅子の方には介護タクシーが安心です。

料金例②:自宅(保土ケ谷区今井・丘陵住宅地)→ JCHO横浜保土ケ谷中央病院(保土ケ谷区川辺町)

距離:約5km

所要時間:約20〜30分

料金内訳:

  • 基本運賃(距離制):約1,600円
  • 迎車料金:約500〜780円
  • 乗降介助(車椅子):1,500円
  • 坂道介助:500〜1,000円
  • 合計:約4,100〜4,900円

利用のポイント:今井・上星川周辺は区内でも特に丘陵地帯の起伏が激しいエリアです。JCHO横浜保土ケ谷中央病院(JR保土ケ谷駅近く)は区内の地域密着型総合病院として内科・整形外科・循環器内科・消化器内科等の定期外来に多く利用されています。坂道介助が必要な場合は予約時に必ず申告してください。

料金例③:自宅(保土ケ谷区権太坂)→ 横浜市立市民病院(院内介助込み・往復)

距離:往復約12km

往復所要時間(院内介助1時間含む):約3〜3.5時間

料金内訳:

  • 基本運賃(往復):約3,200円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,560円
  • 乗降介助(往復):3,000円
  • 坂道介助(往復):1,000〜2,000円
  • 院内介助・待機(1時間):2,500円
  • 合計:約10,700〜12,100円

利用のポイント:権太坂周辺は旧東海道・箱根駅伝で知られる急坂エリアです。脳卒中後リハビリ・神経内科への定期通院で横浜市立市民病院を往復利用する場合、院内介助(院内が広く各科まで距離がある)と坂道介助の両方を含む総費用を事前に見積もっておくことを推奨します。横浜市福祉タクシー利用券(最大7枚・3,500円)を忘れずに活用してください。

保土ケ谷区から主要病院へのアクセス

保土ケ谷区内のエリア別特徴

天王町・保土ケ谷(東部・低地エリア)

特徴:相鉄本線「天王町駅」とJR「保土ケ谷駅」を中心とした区東部の商業・住宅エリア。天王町駅周辺は2023年に高架化完成後、高架下商業施設「星天qlay」がオープンし再開発が進んでいます。帷子川沿いの比較的平坦な低地部分に商業施設・医療機関・JCHO横浜保土ケ谷中央病院が立地しており、区内でも介護タクシーの乗降場所が確保しやすいエリアです。JR保土ケ谷駅は横浜駅から約3分とアクセスが良好です。

介護タクシー利用時の注意点:比較的平坦なエリアで大型の福祉車両でもアクセスしやすいです。天王町駅・保土ケ谷駅周辺は朝夕の通勤時間帯に人通りが多く、バス・タクシーが集中します。駅前の乗降場所を事前に確認してください。国道1号(旧東海道)沿いは混雑することがあります。

医療機関へのアクセス:JCHO横浜保土ケ谷中央病院まで介護タクシーで約5〜15分。横浜市立市民病院(神奈川区)まで約15〜25分。

星川・和田町エリア(行政中心・中部エリア)

特徴:相鉄本線「星川駅」「和田町駅」周辺に保土ケ谷区役所・保土ケ谷消防署・保土ケ谷警察署・保土ケ谷図書館など区の行政施設が集積しています。星川駅周辺は「星天qlay」などの商業施設整備が進む区の行政・商業中心地です。和田町周辺は商店街が残る生活密着型のエリアです。横浜市立市民病院へのバス路線(208系統・相鉄線沿線〜市民病院)もこのエリアから発着しています。地形は帷子川沿いの低地から台地への移行部にあたり、駅近くは比較的平坦ですが台地上の住宅地は坂道があります。

介護タクシー利用時の注意点:行政施設が集中するため区内の手続きや相談を兼ねた外出での需要もあります。星川駅南口・北口周辺の道路は狭い箇所があり、大型の福祉車両が進入しにくい路地があります。乗降場所は駅前広場の障害者用スペースを活用してください。台地上の住宅地(和田町より西)は坂道が多くなります。

医療機関へのアクセス:横浜市立市民病院(神奈川区)まで介護タクシーで約15〜25分(バス208系統でもアクセス可)。JCHO横浜保土ケ谷中央病院(川辺町)まで約10〜20分。

上星川・西谷・今井エリア(西部・丘陵エリア)

特徴:相鉄本線「上星川駅」「西谷駅」周辺の区西部丘陵住宅地エリアです。西谷駅は2023年の相鉄・東急直通線開業で分岐ターミナルとなり、渋谷・目黒・新横浜方面への直通電車が発着する区の西端の重要ターミナルとなっています。上星川・今井・西谷・新桜ケ丘周辺は台地上の急坂が多い閑静な住宅地で、区内で最も標高が高い今井町(97m)もこのエリアに含まれます。旧来からの一戸建て住宅が多く、長期居住の高齢者も多いエリアです。

介護タクシー利用時の注意点:急坂が多いこのエリアでは、大型の福祉車両が坂の途中に停車しにくい箇所があります。自宅前が急坂の場合、最も近い平坦な乗降スポット(駅前・交差点・公共施設前)を事前に事業者と確認してください。西谷駅は相鉄・東急直通線の開業で乗降客が増加しており、駅前での乗降場所の確認が重要です。保土ケ谷バイパス(新保土ケ谷IC)が近く、院外の病院への移動ではバイパス渋滞の確認が必要です。

医療機関へのアクセス:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区)まで介護タクシーで約15〜25分。横浜市立市民病院(神奈川区)まで約20〜35分(保土ケ谷バイパス経由)。

権太坂・瀬戸ケ谷・帷子町エリア(南部・歴史エリア)

特徴:箱根駅伝の難所として毎年1月2〜3日のテレビ中継で全国に知られる「権太坂」(国道1号の急坂区間)が保土ケ谷区南部に位置しています。旧東海道沿いの権太坂周辺は、江戸時代から続く宿場町の風情を残す歴史的エリアです。瀬戸ケ谷・帷子町周辺は丘陵地の住宅地で、区内外から旧東海道を歩く観光客・ウォーカーも訪れます。旧東海道の一里塚跡や史跡も残っています。地形的には権太坂を含め急坂が多く、一戸建て住宅が多いエリアです。

介護タクシー利用時の注意点:権太坂は国道1号の急坂区間(特に箱根駅伝コース区間)で、大型車・通過交通が多い幹線道路です。箱根駅伝(1月2〜3日)当日は権太坂周辺の道路が閉鎖・交通規制されるため、この日の通院は早朝での移動か別日への変更が必要です。権太坂周辺の旧来住宅地では急坂・狭路が残り、乗降場所の事前確認が重要です。

医療機関へのアクセス:JCHO横浜保土ケ谷中央病院(川辺町)まで介護タクシーで約10〜20分。横浜市立市民病院(神奈川区)まで約20〜35分。聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区)まで約20〜30分。

保土ケ谷区で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠️ 保土ケ谷区特有の重要な注意点

  • 権太坂・上星川・今井の急坂エリア:権太坂周辺(国道1号の急坂区間)・上星川・今井・西谷の台地上住宅地は急坂が多く、大型の福祉車両が坂の途中に停車しにくい箇所があります。自宅から最も近い平坦な乗降スポットを事前に事業者と確認・合意しておくことが特に重要です
  • 保土ケ谷バイパス(新保土ケ谷IC)周辺の渋滞:保土ケ谷バイパス(国道16号)の新保土ケ谷IC付近は朝夕の通勤時間帯に渋滞します。横浜市立市民病院(神奈川区)や聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(旭区)への移動でバイパスを利用する場合は余裕ある出発時刻を設定してください
  • 箱根駅伝(1月2〜3日)の交通規制:毎年1月2〜3日の箱根駅伝当日は権太坂周辺(国道1号)で交通規制が実施されます。この日に権太坂周辺から通院する場合は規制区間の確認と早朝出発または別日への変更が必要です
  • 横浜市立市民病院の紹介受診制:横浜市立市民病院は地域医療支援病院に指定されており、初診は原則として他院からの紹介状が必要です。かかりつけ医・主治医からの紹介状を事前に取得した上で受診してください
  • 西谷駅周辺の乗降場所確認:2023年の相鉄・東急直通線開業で西谷駅が分岐ターミナルとなり、乗降客・バス路線が増加しています。介護タクシーでの乗降場所は事前に事業者と確認し、安全なスペースを確保してください

1. 予約時に必ず伝えるべき情報

2. スムーズな利用のコツ

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前の予約がおすすめ)
    電話またはウェブで事業者に連絡。利用日時、乗車場所(住居の階数・エレベーターの有無・自宅前の坂道状況・代替乗降スポット)、目的地(病院名・科名・初診再診区分・紹介状の有無・受付時刻)、必要な介助内容(車椅子の種類・坂道介助・院内介助等)を具体的に伝えます。箱根駅伝開催日(1月2〜3日)の権太坂周辺からの通院では交通規制対応ルートの相談も行ってください。
  2. 事前確認・見積もり
    予約確認の際に料金の概算見積もりを受け取ります。坂道介助・院内介助が必要な場合は追加料金が発生するため、総額を確認しましょう。急坂エリア(権太坂・上星川・今井・西谷)での初回利用は事業者に現地確認が可能か相談してみましょう。横浜市福祉タクシー利用券の枚数・残数も確認します。
  3. 当日の準備
    予約時刻の5〜10分前には準備を完了。保険証、お薬手帳、診察券、紹介状(横浜市立市民病院初診時)、横浜市福祉タクシー利用券、障害者手帳を確認。急坂エリアでは玄関前をドライバーが作業しやすいよう整理しておきましょう。
  4. 乗車・移動
    ドライバーが到着したら、坂道介助・車椅子の固定・乗車介助を受けます。急坂の途中に停車できない場合は、事前合意の平坦な乗降スポットへ移動します。保土ケ谷バイパス・国道1号の渋滞状況に応じてルートを調整してもらいます。
  5. 目的地到着・介助
    病院・施設に到着後、降車介助を受けます。横浜市立市民病院は院内が広いため院内介助を依頼すると安心です。外来終了後の帰りは迎えの時刻を事前に事業者に伝えておきましょう。帰りの渋滞・規制状況も確認してください。
  6. 支払い
    現金、クレジットカード(事業者による)、横浜市福祉タクシー利用券などで支払います。領収書を必ず受け取りましょう。確定申告(医療費控除)の際に通院交通費として申告できる場合があります。障害者手帳による10%割引と福祉タクシー利用券の併用も可能ですので、乗車前に確認しておきましょう。

保土ケ谷区の医療・福祉環境

医療機関の分布と特徴

保土ケ谷区内には、JCHO横浜保土ケ谷中央病院(川辺町・地域密着型総合病院・JR保土ケ谷駅近く)・横浜鶴ヶ峰病院・神奈川病院・横浜保土ケ谷病院など複数の病院が立地しており、区の規模に対して医療インフラは充実しています。区境界に近い神奈川区に横浜市立市民病院(脳神経外科に強み)が立地しており、保土ケ谷区民の多くが利用しています。日常的な外来通院には、天王町・星川・和田町・上星川・西谷の各駅周辺に内科・整形外科・眼科・耳鼻科・皮膚科・歯科などのクリニックが充実しており、医療アクセスは良好です。

高齢化の動向

保土ケ谷区は横浜市の平均的な区として位置づけられており(人口・面積ともに市内9位と中位)、高齢化率も市内中位水準です。将来推計では、数年以内から人口減少が始まり高齢化率が上昇する見込みです。区内に大規模団地(保土ケ谷団地等)も存在しており、団地住民の高齢化が進んでいます。こうした背景から介護タクシーの需要は今後安定的に増加することが見込まれます。

歴史的な交通の要衝としての特性

保土ケ谷区は江戸時代の東海道宿場町以来、横浜市の交通の要衝として機能してきました。現在も国道1号・保土ケ谷バイパス(国道16号)・新保土ケ谷IC(第三京浜との接続)が交差する交通の拠点で、横浜市内の広域移動の通過点となっています。介護タクシーにとってはこの交通量の多さが渋滞の原因となる側面もありますが、一方で道路整備が進んでおり主要幹線道路は比較的良好な状態です。保土ケ谷区の地形(丘陵地)と交通(幹線道路の渋滞)の両面を熟知した地元事業者の選択が、より快適な利用につながります。

福祉・介護サービスの充実度

保土ケ谷区では地域包括支援センター(区内複数箇所)・保土ケ谷区福祉保健センターを中心に、高齢者相談・介護保険申請支援・認知症対応が提供されています。区内には特別養護老人ホーム・デイサービス・グループホーム・小規模多機能型居宅介護事業所・居宅介護支援事業所が整備されており、在宅介護を支えるサービス基盤は充実しています。横浜市福祉タクシー利用券(年間84枚・1枚500円)の申請・交付は保土ケ谷区福祉保健センター(保土ケ谷区川辺町2-9)で行えます。

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