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港南区の基本情報

横浜市港南区は、横浜市の南部に位置し、1969年(昭和44年)10月1日に南区から分区して誕生した行政区です。面積約19.9km²に人口約214,000人(2023年5月)が居住しています。大岡川と平戸永谷川の谷と台地が細かく入り組んだ丘陵地形が特徴で、1970年代に野庭団地・港南台団地など巨大団地が形成されて人口が急増しました。現在は入居開始から半世紀以上が経過し、こうした大規模団地の住民の高齢化が急速に進んでいます。

約214,000人
人口(2023年5月)
約19.9km²
面積
市内4位
人口密度(大規模団地が密集)
3路線5駅
京急本線・市営地下鉄ブルーライン・JR根岸線

区内の交通インフラは、区北東部を京浜急行本線(上大岡駅)、中央部を横浜市営地下鉄ブルーライン(上大岡・港南中央・上永谷・下永谷駅)、南部をJR根岸線(港南台駅)が走っており、3路線5駅が利用可能です。特に上大岡駅は京急・市営地下鉄の2路線が交差するターミナルで、横浜市の「主要な生活拠点(旧副都心)」に指定されており、京急百貨店・ゆめおおおか・ウイング上大岡など大型商業施設が集積する区の商業中心地です。港南区役所・警察署・消防署などの行政施設は市営地下鉄「港南中央駅」周辺に集中しています。区の中央部を横浜横須賀道路が縦断し、日野IC・港南台ICが設けられており広域道路アクセスも充実しています。

大岡川と平戸永谷川の谷と台地が細かく入り組んだ丘陵地形のため、住宅地には急坂が多く存在します。野庭団地(区南西部)・港南台団地(区南部・鳥の名前がつく各棟で有名)など大規模団地が造成されており、特に野庭団地は高齢化が深刻で、団地内に介護・福祉施設が複数整備されています。こうした大規模団地の高齢化が港南区の介護タクシー需要を押し上げています。区北部は南区・磯子区と隣接し、済生会横浜市南部病院(JR港南台駅徒歩3分)が区内の主要病院として機能しています。

港南区の介護タクシー料金相場

項目料金目安備考
初乗り運賃(距離制)500円(1.091kmまで)以降249mごとに100円加算
迎車料金500〜780円(一律)事業者により異なる
乗降介助1,000円〜2,000円車椅子・ストレッチャー対応含む
院内介助2,000円〜3,000円/時間待機時間・診察同行含む
階段・坂道介助500円〜1,000円/1階分相当丘陵住宅地・大規模団地の坂道で発生
深夜早朝割増2割増22時〜翌5時
障害者手帳割引運賃10%割引迎車料・予約料は対象外

料金例①:自宅(港南区港南台・団地)→ 済生会横浜市南部病院(港南区港南台2丁目)

距離:約2km|所要時間:約10〜15分|合計:約3,000〜3,600円(基本運賃約800円+迎車500〜780円+乗降介助1,500円+坂道介助500〜1,000円)

利用のポイント:済生会横浜市南部病院はJR港南台駅から徒歩3分・500床の地域中核病院です。港南区・栄区・磯子区の広域医療を担い、内分泌内科・脳神経内科・循環器内科・整形外科・リウマチ・膠原病等の専門外来が充実しています。港南台団地の各棟から病院まで坂道がある場合は坂道介助が発生します。

料金例②:自宅(港南区野庭町・野庭団地)→ 横浜市立大学附属市民総合医療センター(南区浦舟町)

距離:約8km|所要時間:約25〜40分

合計:約4,800〜5,600円(基本運賃約2,300円+迎車500〜780円+乗降介助1,500円+坂道介助500〜1,000円)

利用のポイント:野庭団地は港南区南西部の大規模団地で高齢化が特に深刻です。高度救命救急センター・心臓血管センター・精神医療センターを擁する市大センター病院への専門治療通院に利用されます。野庭団地の急坂からの出発では、乗降場所を事前に事業者と確認してください。

料金例③:自宅(港南区上永谷)→ 済生会横浜市南部病院(院内介助込み・往復)

距離:往復約10km|往復所要時間(院内介助1時間含む):約2.5〜3時間

合計:約9,300〜10,200円(往復基本運賃約2,800円+往復迎車約1,000〜1,560円+往復乗降介助3,000円+院内介助2,500円)

利用のポイント:上永谷から港南台の済生会横浜市南部病院まではバスでもアクセス可能ですが、車椅子・ストレッチャーの方には介護タクシーが安心です。横浜市福祉タクシー利用券(最大7枚・3,500円)を最大限活用しましょう。

港南区から主要病院へのアクセス

港南区内のエリア別特徴

上大岡エリア(区の商業中心・京急&ブルーライン交差)

特徴:京急本線と市営地下鉄ブルーラインが交差する区の商業・交通の中心。横浜市の「主要な生活拠点(旧副都心)」に指定され、京急百貨店・ゆめおおおか・ウイング上大岡などの大型商業施設が集積。港南区内で最も商業・医療施設が充実したエリアです。駅前は整備されており大型の福祉車両でのアクセスはしやすい環境です。

介護タクシー利用時の注意点:週末・休日は大型商業施設への来訪者で上大岡駅前が非常に混雑します。通院は平日設定が推奨されます。上大岡から済生会横浜市南部病院(港南台)へのアクセスは市営地下鉄・JRを乗り継ぐか、バスか介護タクシーが必要です。

医療機関へのアクセス:済生会横浜市南部病院(港南台)まで介護タクシーで約20〜30分。市大センター病院(南区)まで約15〜25分。

港南中央・港南区役所エリア(行政中心・ブルーライン沿線)

特徴:市営地下鉄ブルーライン「港南中央駅」周辺に港南区役所・港南警察署・港南消防署が集積する区の行政中心エリア。区の行政・福祉相談に訪れる住民が多く、介護タクシーで区役所等へのアクセスも利用されています。

介護タクシー利用時の注意点:行政施設が集中するため各種申請・相談での利用ニーズもあります。駅周辺は整備されており大型の福祉車両でのアクセスはしやすいです。区役所の福祉窓口(港南区福祉保健センター)への相談で、横浜市福祉タクシー利用券の申請・交付も行えます。

医療機関へのアクセス:済生会横浜市南部病院(港南台)まで介護タクシーで約15〜25分。市大センター病院(南区)まで約15〜25分。

港南台エリア(JR根岸線・大規模団地・病院至近)

特徴:JR根岸線「港南台駅」を中心とした区南部のニュータウンエリア。1960年代から開発が進んだ港南台団地(ひばり団地・ひよどり団地・かもめ団地・ちどり団地等・団地名は鳥の名前)と一戸建て住宅が混在します。駅前に済生会横浜市南部病院(徒歩3分)・港南台バーズ(商業施設)・イオン等が集積しており利便性が高いエリアです。隣接する磯子区洋光台との関係も深く、広域的な生活圏を形成しています。

介護タクシー利用時の注意点:済生会横浜市南部病院(JR港南台駅徒歩3分)が徒歩圏内のため、港南台から同病院への介護タクシーは比較的低コストです。団地内は比較的整備されていますが、一部棟では急坂・古いエレベーターが残っています。予約時に棟番号・エレベーターの有無を伝えてください。

医療機関へのアクセス:済生会横浜市南部病院(港南台2丁目)まで介護タクシーで約5〜15分(区内最短クラス)。

野庭・上永谷・下永谷エリア(大規模団地・ブルーライン西部)

特徴:市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」「下永谷駅」周辺の区西部・南西部エリアです。野庭地区には野庭団地(区内最大規模の団地)が広がり、入居開始から半世紀以上が経過して高齢化が特に深刻に進んでいます。野庭団地内には高齢者向けの福祉施設・デイサービスが複数整備されており、在宅介護を支えるサービス基盤が比較的充実しています。上永谷・下永谷周辺は市営地下鉄沿線の住宅地です。

介護タクシー利用時の注意点:野庭団地は高齢化が最も深刻な大規模団地で、介護タクシー需要が集中するエリアです。団地内には急坂・古いエレベーターが残る棟があります。予約時に棟番号・エレベーターの有無・自宅前の坂道状況を必ず伝えてください。野庭団地から済生会横浜市南部病院(港南台)・市大センター病院(南区)への通院で介護タクシーが広く利用されています。

医療機関へのアクセス:済生会横浜市南部病院(港南台)まで介護タクシーで約15〜25分。市大センター病院(南区)まで約20〜35分。

港南区で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠️ 港南区特有の重要な注意点

  • 野庭団地・港南台団地の急坂・エレベーター問題:区内の大規模団地(野庭・港南台・上永谷等)は丘陵地帯に造成されており急坂・古いエレベーターが残る棟があります。予約時に団地名・棟番号・エレベーターの有無を必ず伝え、代替乗降スポットを事前確認してください
  • 済生会横浜市南部病院と市大センター病院・市大附属病院の3施設を混同しない:区内(港南台)の「済生会横浜市南部病院」、南区の「市大附属市民総合医療センター(市大センター病院)」、金沢区の「市大附属病院」は別施設です。事業者に病院名と住所を正確に伝えてください
  • 上大岡・港南台周辺の週末混雑:上大岡(大型百貨店・商業施設)と港南台(商業施設・映画館)は週末・休日に大変混雑します。この時期の通院は出発時刻を早めるか平日への変更を推奨します
  • 済生会横浜市南部病院の土曜午前診療:同院は土曜午前に外来診療を実施しており(日祝休診)、平日通院が難しい方には土曜設定も可能です。ただし土曜は混雑するため早めの予約が必要です
  • 横浜横須賀道路の活用:港南区中央を縦断する横浜横須賀道路(有料)を活用すると、金沢区・磯子区方面への移動時間を短縮できます。距離の長い通院では有料道路を使うルートを事業者に相談してください

定期通院は前日〜2日前の予約が基本です。大規模団地での初回利用は事業者に現地確認を依頼し、横浜市福祉タクシー利用券(年間84枚、1枚500円)を予約時に申告・当日持参しましょう。横浜市福祉タクシー利用券の申請・交付は港南区福祉保健センター(港南区港南中央通10-1)で行えます。

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前):利用日時・乗車場所(団地名・棟番号・エレベーターの有無・坂道状況)・目的病院名(「済生会横浜市南部病院・港南台」「市大センター病院・南区浦舟町」「市大附属病院・金沢区福浦」の別を明確に)・科名・初診再診・紹介状の有無・受付時刻・必要な介助内容を伝えます。上大岡・港南台周辺の週末混雑も伝えてください。
  2. 事前確認・見積もり:坂道介助・院内介助を含む総費用の概算見積もりを確認します。野庭団地・港南台団地などの初回利用は現地確認を依頼します。横浜市福祉タクシー利用券の残数も確認します。
  3. 当日準備:保険証・お薬手帳・診察券・紹介状(必要な場合)・横浜市福祉タクシー利用券・障害者手帳を確認。団地の高層階の方は車椅子対応エレベーターを事前に呼んでおくと時間短縮になります。
  4. 乗車・移動:乗車介助・車椅子の固定を受けます。団地内坂道停車困難箇所では事前合意の平坦な乗降スポットへ移動します。週末の上大岡・港南台混雑は迂回ルートを選択してもらいます。
  5. 到着・院内介助:市大センター病院・済生会横浜市南部病院は院内が広いため院内介助を依頼すると安心です。帰りの迎え時刻を事前に事業者に伝えておきましょう。
  6. 支払い:横浜市福祉タクシー利用券・障害者手帳割引を活用し、領収書を保管します(医療費控除対象)。

港南区の医療・福祉環境

港南区内には済生会横浜市南部病院(港南台・500床・地域中核病院)をはじめ、横浜南病院・港南区内の複数のクリニックが医療サービスを提供しています。1969年に南区から分区した港南区は、1970年代の大規模団地開発で人口が急増し、現在はその世代が一斉に高齢化するという全国の大規模ニュータウンに共通する課題に直面しています。特に野庭団地・港南台団地では高齢化率が区平均を大幅に上回るエリアがあり、在宅で生活する高齢者の通院・外出支援が急務となっています。区内には地域包括支援センター(複数箇所)・デイサービス・特別養護老人ホーム・グループホーム・居宅介護支援事業所が整備されており、在宅介護を支えるサービス基盤は充実しています。介護タクシーを含む移動支援サービスの需要は今後も増大することが見込まれており、地元の団地構造・道路状況を熟知した事業者の選択が重要です。横浜市福祉タクシー利用券(年間84枚・1枚500円)の申請・交付は港南区福祉保健センター(港南区港南中央通10-1)で行えます。

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