文字サイズ:

熱田区の基本情報

熱田区は名古屋市の南部に位置する歴史と工業が共存する区で、人口約6万6千人、面積約8.0km²と市内でも比較的小規模な区です。区の最大の特徴は、年間約650万人の参拝者が訪れる日本三大神宮のひとつ「熱田神宮」を擁することです。熱田神宮には三種の神器のひとつ「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が祀られており、尾張国の守護神として古代から崇敬されてきた由緒ある神社です。

地下鉄名城線(神宮西・伝馬町)と名鉄名古屋本線(神宮前・熱田駅周辺)が走ります。区内は概ね平坦な地形で、道路も整備されており大型福祉車両のアクセスは良好です。ただし熱田神宮の初詣(1月1〜3日)・尚武祭・例大祭等の大規模な祭礼時には神宮周辺が著しく混雑し、周辺道路が渋滞します。通院がこの時期と重なる場合は特に注意が必要です。

熱田区内に名古屋第一赤十字病院(二次救急・がん診療連携拠点病院)が立地しており、区内の多くのエリアから介護タクシーで8〜15分程度でアクセスできます。三次救急・高度専門医療は隣接する中区(名古屋医療センター)・瑞穂区(名市大病院)・昭和区(名大病院)を利用します。高齢化率は約27%と市内でも高い水準にあり、神宮前・神宮西周辺の古い住宅地には長年居住してきた高齢世帯が多くいます。

区内の北部は名古屋駅・栄方面への幹線道路(国道1号・19号)が通り、交通量が多い地区です。南部は工場・倉庫が混在する臨港工業地帯が広がりますが、住宅地との間には緑地・公園が設けられています。かつて熱田湊として栄えた区は、現在も名古屋市の産業・物流を支える重要な地区として機能しています。

約6.6万人
人口(市内でも少ない方)
約27%
高齢化率(市内で高い水準)
8.0km²
面積
地下鉄・名鉄
名城線・名鉄名古屋本線

熱田区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目料金目安備考
初乗り運賃(距離制)580円(1.296kmまで)以降269mごとに100円加算(2024年10月名古屋地区改定)
迎車料金500〜700円事業者・予約方法(電話・アプリ)により異なる
乗降介助1,000〜2,000円自宅玄関〜車両乗降まで。車椅子・ストレッチャー対応
院内介助2,000〜3,000円/時間受付・診察・会計・処方箋まで同行。待機時間含む
坂道・段差介助500〜1,000円急勾配エリアで発生。丘陵住宅地では事前確認を
深夜早朝割増2割増22時〜翌5時
名古屋市福祉タクシー助成券対象者に交付各区役所福祉課で申請。障害者手帳等の保持者が対象

熱田区から主要病院への料金例

料金例①:神宮西(熱田区)→ 名古屋第一赤十字病院(熱田区・若宮)

距離:約2km 所要時間:約8〜15分

  • 基本運賃:約850円
  • 迎車料金:約500〜700円
  • 乗降介助:1,000〜2,000円
  • 合計目安:約2,350〜3,550円(往復:約4,700〜7,100円)

利用のポイント:熱田区内の短距離移動。名古屋第一赤十字病院は二次救急・がん診療拠点病院として熱田区民が最も利用する病院です。外来受付は平日8時30分〜。熱田神宮の初詣・祭礼時には周辺道路が混雑しますので、時期に注意してください。

料金例②:熱田神宮南(熱田区)→ 名古屋市立大学病院(瑞穂区)

距離:約4km 所要時間:約12〜22分

  • 基本運賃:約1,800円
  • 迎車料金:約500〜700円
  • 乗降介助:1,000〜2,000円
  • 合計目安:約3,300〜4,500円(往復:約6,600〜9,000円)

利用のポイント:熱田区から北東方向の瑞穂区へ。国道1号・19号方面を迂回するルートが一般的。国道沿いは交通量が多いため、朝夕の通勤時間帯は渋滞が発生します。受診予約時刻の40〜50分前には出発することを推奨します。

料金例③:伝馬町(熱田区)→ 国立病院機構名古屋医療センター(中区)往復+院内介助

距離:往復約7km 所要時間(院内介助1時間含む):約2〜2.5時間

  • 基本運賃(往復):約2,700円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,400円
  • 乗降介助(往復):2,000〜4,000円
  • 院内介助(1時間):2,000〜3,000円
  • 合計目安:約7,700〜11,400円

利用のポイント:熱田区から中区の三次救急・政策医療病院への往復+院内介助。難病・がんの専門外来への通院で院内の待ち時間が長くなるケースが多いため、「待機時間込みの費用」を事前見積もりで確認してください。

熱田区特有の料金ポイント

熱田区から主要病院へのアクセス

エリア別の利用ポイント

📍 熱田神宮・神宮西エリア

特徴:年間650万人が参拝する熱田神宮を中心とした歴史的・信仰的エリアです。神宮西駅(地下鉄名城線)周辺には飲食店・参拝者向けの商業施設が集まります。神宮境内周辺には古くからの住宅地・旅館が残り、高齢世帯が多く居住しています。

介護タクシー利用時の注意点:熱田神宮の初詣(1月1〜3日)・尚武祭(5月5日)・例大祭(6月5日)・七五三(11月)等の時期は周辺道路が著しく渋滞します。参拝シーズンと通院日が重なる場合は、早朝(7時以前)の出発か日程変更を強くお勧めします。また神宮境内周辺は細街路が残るため、乗降場所を幹線道路沿いに設定してください。

主要病院アクセス:名古屋第一赤十字病院(熱田区)まで約8〜15分(区内最短アクセス)。名古屋市立大学病院(瑞穂区)まで約12〜22分。

📍 伝馬町・白鳥エリア

特徴:地下鉄名城線「伝馬町駅」周辺の住宅・商業エリア。名古屋第一赤十字病院に最も近い住宅地のひとつです。白鳥公園(庭園・文化施設が集まる公園)に隣接し、ゆったりとした環境の住宅地です。道路は整備されており大型福祉車両のアクセスも良好なエリアです。

介護タクシー利用時の注意点:道路環境は概ね良好で特に困難な問題はありません。白鳥公園での大型イベント(コンサート・展覧会)開催時には周辺道路が混雑します。伝馬町駅周辺は路線バスとの交差点が多いため、バスの停留所周辺での乗降場所の設定には注意してください。

主要病院アクセス:名古屋第一赤十字病院(熱田区)まで約6〜12分(最近接エリア)。名古屋市立大学病院(瑞穂区)まで約12〜22分。

📍 南熱田・三本松・六番町エリア

特徴:熱田区南部の工場・倉庫・住宅混在エリアです。名古屋港・中川運河に近い臨港工業地帯に隣接しており、工場労働者と古くからの住民が共存する地区です。大型トラックの通行が多い幹線道路(国道1号・国道23号)沿いは交通量が多く、介護タクシーでのルート選択には注意が必要です。

介護タクシー利用時の注意点:工場・倉庫が多いエリアでは、大型トラックの通行が多い時間帯(平日昼間・早朝)の渋滞に注意してください。国道23号沿いはトラック専用の時間帯通行規制がある場合もあります。住宅地の細街路では乗降場所を幹線道路沿いに設定することを推奨します。

主要病院アクセス:名古屋第一赤十字病院(熱田区)まで約10〜20分。名古屋第一日赤(金山方面)経由で中区方面へのアクセスも可能。

介護タクシー利用時の注意点

⚠️ 熱田区特有の重要な注意点

  • 熱田神宮の初詣・祭礼時の深刻な渋滞:年間650万人が訪れる熱田神宮の初詣(1月1〜3日)・尚武祭(5月5日・節句)・例大祭(6月5日)等の時期は周辺道路が数時間にわたり大渋滞となります。通院がこの時期と重なる場合は早朝(7時以前)の出発か、日程変更を強くお勧めします
  • 神宮周辺の細街路:熱田神宮の境内・参道周辺には細街路が残るエリアがあります。大型の福祉車両での乗り入れが困難な場合があるため、乗降場所を幹線道路沿いに設定し予約時に事業者へ伝えてください
  • 国道1号・23号沿いの大型トラック:区を南北に貫く国道は大型トラックの通行が多く、時間帯によって渋滞が発生します。病院への通院ルートとして国道を通る場合は、大型トラックの多い早朝・昼間を避けた時間設定が望ましい場合があります

予約時に必ず伝えること

スムーズに利用するためのコツ

熱田区の医療・福祉環境

医療機関の分布と特徴

熱田区内には名古屋第一赤十字病院(二次救急・600床・がん診療連携拠点病院)が立地しており、区内からの通院が比較的完結しやすい環境にあります。また内科・整形外科・眼科・歯科等のクリニックが神宮西・伝馬町周辺を中心に立地しており、日常的な外来医療へのアクセスは良好です。高度専門医療・三次救急は隣接する瑞穂区(名市大病院)・中区(名古屋医療センター)・昭和区(名大病院)を利用します。

高齢化の状況と介護タクシー需要

熱田区の高齢化率は約27%と市内でも高い水準にあります。人口は市内最少クラスの約6万6千人ですが、古くからの住民が長期間居住しており高齢化が著しく進んでいます。特に神宮西・神宮前周辺の旧来住宅地には高齢世帯が多く、介護タクシーへの依存度が高いエリアです。区内の介護タクシー事業者は少ない傾向にありますが、隣接する昭和区・瑞穂区・中区の事業者も熱田区に対応しているため、選択肢は確保されています。

福祉タクシー助成制度・相談窓口

名古屋市福祉タクシー利用料金助成制度の申請は熱田区役所(旗屋町)の福祉課・障害者支援課窓口で行えます。地域包括支援センター(熱田区に設置)では介護タクシーを含む移動支援サービスの相談・紹介も行っています。区内の介護サービス事業者・居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)に相談することで、最適な介護タクシー事業者の紹介を受けることも可能です。

介護タクシー利用の流れ

  1. 予約(前日〜2日前を推奨)
    電話またはウェブで事業者に連絡します。伝える情報:①利用日時、②乗降場所の詳細(住所・マンションの場合は階数とエレベーターの有無・坂道の有無・目印となる建物)、③目的地(病院名・診療科・予約時刻・乗降口の場所)、④必要な介助内容(車椅子の種別・段差や坂道介助・院内介助等)。丘陵住宅地(急坂エリア)では乗降場所の事前相談が特に重要です。
  2. 見積もり・料金確認
    介助内容・距離・待機時間を含めた総費用の概算を事前に確認します。乗降介助・坂道介助・院内介助が必要な場合は追加料金が発生するため、総額の確認を忘れずに。名古屋市福祉タクシー助成券を使用する場合は、事前に事業者へ申告します。往復での利用を予定している場合は、復路の待機料金・時間も含めて見積もってもらいましょう。
  3. 当日の準備
    予約時刻の5〜10分前には準備を完了しておきます。持ち物:保険証・診察券・お薬手帳・処方箋・名古屋市福祉タクシー助成券(お持ちの方)・障害者手帳(割引適用に必要)。高層マンションの方はエレベーターを事前に呼んでおくと迎えがスムーズです。坂道エリアの方は天候・路面状況も確認し、悪天候時は早めに事業者へ連絡を。
  4. 乗車・移動
    ドライバーが玄関まで迎えに来ます。段差・坂道介助・車椅子の固定・乗車介助を受けた後、シートベルトの着用を確認してから出発します。渋滞状況に応じてルートを調整してもらいます。途中で体調の変化があれば遠慮なくドライバーに伝えてください。
  5. 病院到着・院内介助
    降車介助後、受付・診察室・検査室・処置室・会計・処方箋受取まで同行する「院内介助」が大変便利です。特に大型病院(名古屋市立大学病院・名古屋大学病院・名古屋医療センター等)は院内移動距離が長く、科をまたいだ移動や受付の手続きに時間がかかるため、院内介助の活用をとくにお勧めします。外来終了後の帰宅時は、待機してもらうか、迎えの時刻を事前に連絡しておきます。
  6. 帰宅・支払い
    現金・一部の事業者ではクレジットカードも利用可能。名古屋市福祉タクシー助成券は乗車前に申告し、当日忘れずに持参してください。領収書は必ず受け取りましょう。確定申告(医療費控除)の際に通院交通費として申告できる場合があります。障害者手帳による割引と福祉タクシー助成券の併用も可能ですので、乗車前に確認してください。

関連ページ