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名東区の基本情報

名東区は名古屋市の北東部に位置する丘陵住宅地で、人口約16万7千人・面積約19.4km²の区です。1975年に千種区から分区して誕生した比較的新しい区で、高度経済成長期に開発されたニュータウン型住宅地が多く占めています。地下鉄東山線「藤が丘駅」が東の終点となっており、藤が丘・一社・上社・香流の各エリアが区の中心を形成しています。リニモ(愛知高速交通東部丘陵線)の始発駅「藤が丘駅」もあり、長久手市・愛・地球博記念公園方面へのアクセスが良好です。

名東区の地形は起伏に富んだ洪積台地(猿投山丘陵の南西端)で形成されており、区内には丘と谷が入り組んだ地形が広がっています。1970〜80年代に開発されたニュータウン(一社・上社・梅森台・香流台など)は計画的に造成されましたが、台地の縁部や谷地に沿った古い住宅地では急坂・細街路・行き止まり道が多く残っています。また、一部の丘陵住宅地では擁壁上・急傾斜地上に建つ戸建住宅が多く、大型リフト付き福祉車両が自宅前に停車できないケースもあります。

区内の医療環境は、名古屋大学病院(千種区・隣接区)・名古屋市立大学附属東部医療センター(守山区)・愛知医科大学病院(長久手市・隣接市)が三大拠点病院として機能しています。特に愛知医科大学病院は名東区の北東に隣接する長久手市に立地しており、名東区住民が最も近い特定機能病院として利用するケースが多いです。区内にはクリニック・診療所が多く立地しており、内科・整形外科・眼科・皮膚科などの日常外来は比較的充足しています。

高齢化率は約25%と名古屋市平均並みですが、1970〜80年代のニュータウン開発時に若い世帯が多く入居したため、当時の入居者が一斉に高齢化するという「団塊世代の高齢化」が著しく進んでいる地区です。特に梅森台・香流台・一社西・上社南エリアの集合住宅・戸建住宅では、エレベーターなしの中層マンション・階段の多い古い住宅が多く、介護タクシーの乗降が複雑になる場合があります。

区内の交通は地下鉄東山線(一社・上社・本郷・藤が丘各駅)が東西軸となっており、名古屋市中心部(栄・名古屋駅方面)へのアクセスに便利です。一方、地下鉄駅から離れた住宅地(香流台・梅森台など)は市バス・コミュニティバス(N-バス)が主要交通手段ですが、高齢になると乗降や乗り継ぎが困難になり、介護タクシーへの依存度が高まっています。藤が丘駅周辺はバスターミナルが整備されており、医療施設送迎で利用する事業者も多いです。

約16万7千人
人口
約25%
高齢化率
19.4km²
面積
地下鉄東山線
藤が丘まで直通

名東区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

項目料金目安備考
初乗り運賃(距離制)580円(1.296kmまで)以降269mごとに100円加算(2024年10月名古屋地区改定)
迎車料金500〜700円事業者・予約方法により異なる
乗降介助1,000〜2,000円自宅玄関〜車両乗降まで。坂道・階段の有無で変動
院内介助2,000〜3,000円/時間受付・診察室・会計・処方箋まで同行。待機時間を含む
坂道・階段介助(丘陵住宅地)500〜1,000円急傾斜地・擁壁上住宅での乗降時に発生
深夜早朝割増2割増22時〜翌5時
名古屋市福祉タクシー助成券対象者に交付名東区役所福祉課・障害者支援課で申請

名東区から主要病院への料金例

料金例①:一社(名東区)→ 名古屋大学病院(千種区・鶴舞町)

距離:約6km 所要時間:約20〜35分

  • 基本運賃(距離制):約2,300円
  • 迎車料金:約500〜700円
  • 乗降介助(車椅子):1,000〜2,000円
  • 合計目安:約3,800〜5,000円(往復:約7,600〜10,000円)

利用のポイント:名古屋大学病院は名東区から最もアクセスしやすい特定機能病院のひとつです。地下鉄東山線沿いの南西方向約6kmに位置し、介護タクシーで20〜35分程度。外来は平日午前中(9〜11時)が最も混雑するため、院内介助(受付〜会計)の利用が有効です。丘陵地の住宅地からは坂道介助が発生する場合があります。

料金例②:上社(名東区)→ 名古屋市立大学附属東部医療センター(守山区・春日井道)

距離:約7km 所要時間:約20〜30分

  • 基本運賃(距離制):約2,700円
  • 迎車料金:約500〜700円
  • 乗降介助:1,000〜2,000円
  • 合計目安:約4,200〜5,400円(往復:約8,400〜10,800円)

利用のポイント:東部医療センター(旧東市民病院)は名東区から最も近い二次救急・がん診療連携拠点病院です(2021年に名称変更)。上社・本郷エリアから北方向約7kmで比較的アクセスしやすい位置にあります。予約時には「守山区春日井道」という現住所・新名称で伝えてください。外来は平日8時30分受付開始で混雑するため、受診予約の30分前出発を推奨します。

料金例③:藤が丘(名東区)→ 愛知医科大学病院(長久手市岩作雁又)往復+院内介助

距離:往復約14km 所要時間:約2〜3時間(院内介助1時間含む)

  • 基本運賃(往復):約5,400円
  • 迎車料金(往復):約1,000〜1,400円
  • 乗降介助(往復):2,000〜4,000円
  • 院内介助(1時間):2,000〜3,000円
  • 合計目安:約10,400〜13,800円

利用のポイント:愛知医科大学病院は特定機能病院(高度専門医療)で、名東区の北東に隣接する長久手市に立地しています。藤が丘エリアから約7kmと名東区内からは比較的近い距離にあります。高度専門医療(がん・脳神経・循環器・整形外科等)への受診で利用される頻度が高い病院です。初診は紹介状が必要(紹介状なし時は選定療養費あり)。院内が非常に広大なため院内介助の事前依頼が特に重要です。

名東区特有の料金ポイント

名東区から主要病院へのアクセス

名東区周辺の主要病院情報と介護タクシーでのアクセスポイントをご案内します。

エリア別の利用ポイント

📍 一社・上社エリア(地下鉄沿線)

特徴:地下鉄東山線「一社駅」「上社駅」周辺の住宅地。1970〜80年代のニュータウン開発エリアで、計画的に造成された住宅地が広がります。駅周辺は比較的平坦ですが、駅から離れた住宅地では起伏のある地形が続きます。中層マンション(エレベーターなしの旧型)と戸建住宅が混在しており、高齢化が進むなか介護タクシーへの需要が高まっています。

介護タクシー利用時の注意点:エレベーターなし中層マンションの場合、介護タクシー事業者への事前連絡(階数・階段状況)が必要です。1〜2階の場合は車椅子での昇降が可能なケースが多いですが、3階以上は担架・人員介助が必要になる場合があります。初回利用前に事業者と現地状況を共有しておくと安心です。

主要病院アクセス:東名古屋病院(区内)まで介護タクシーで10〜20分。名古屋大学病院(千種区)まで約20〜30分。

📍 藤が丘エリア(東の玄関口)

特徴:地下鉄東山線・リニモの始発駅「藤が丘駅」を中心としたエリア。大型商業施設・医療クリニック・バスターミナルが集積しており、名東区の交通・商業の中心地です。駅周辺は平坦で利便性が高く、介護タクシーの乗降スポットも確保しやすい環境です。ただし、駅から北方向の梅森台・香流台エリアは丘陵住宅地で坂道が多くなります。

介護タクシー利用時の注意点:藤が丘駅周辺はバスターミナルが整備されており、介護タクシーの停車・乗降も比較的スムーズです。愛知医科大学病院(長久手市)へはリニモ(藤が丘→愛知医科大学駅)でのアクセスも可能なため、介護タクシー事業者に「リニモ乗継ぎ支援」を相談することもできます。

主要病院アクセス:愛知医科大学病院(長久手市)まで介護タクシーで約25〜35分。東名古屋病院(区内)まで約15〜20分。

📍 梅森台・香流台エリア(丘陵住宅地)

特徴:名東区北西部の丘陵住宅地。1970〜80年代に開発されたニュータウンで、急坂・擁壁・行き止まり道が多く残る地区です。戸建住宅と旧型マンションが混在しており、高齢化が著しく進んでいます。市バス・コミュニティバス(N-バス)が運行していますが、自宅前からバス停まで坂道を歩くことが困難な高齢者が多く、介護タクシーへの依存度が高い地区です。

介護タクシー利用時の注意点:大型リフト付き福祉車両が自宅前の急坂・擁壁上住宅に停車できないケースが多くあります。初回利用前に事業者と「平坦な乗降場所」を現地確認することを強く推奨します。近隣の公園・公民館前など平坦な乗降スポットを事前に決めておくと安心です。

主要病院アクセス:東名古屋病院(区内)まで介護タクシーで約15〜25分。東部医療センター(守山区)まで約25〜35分。

📍 高針・猪高エリア(南部住宅地)

特徴:名東区南部の住宅地。高針台・猪高台など1980〜90年代に開発された比較的新しい住宅地が中心で、道路が整備されています。ただし台地の縁部には急坂が残るエリアも存在します。名古屋大学病院(千種区)や東名古屋病院(区内)へのアクセスが比較的便利な立地です。

介護タクシー利用時の注意点:比較的新しい住宅地のため道路整備は良好ですが、台地縁部の急坂エリアでは乗降場所の確認が必要な場合があります。名古屋大学病院への通院は平日午前中の渋滞(覚王山・千種区内)を避けるため、早めの出発を推奨します。

主要病院アクセス:名古屋大学病院(千種区)まで介護タクシーで約20〜30分。東名古屋病院(区内)まで約15〜20分。

予約前チェックリスト

介護タクシー予約前に確認しておくこと(名東区版)

  • ☑ 乗降場所の地形確認(坂道・急傾斜・擁壁上住宅の有無)
  • ☑ マンションの場合:階数・エレベーター有無・廊下幅を事前に伝える
  • ☑ 車椅子の種別(手動・電動・リクライニング)を事業者に伝える
  • ☑ 受診先の病院名・住所(東部医療センター=旧東市民病院など名称変更に注意)
  • ☑ 院内介助の要否(受付・会計・処方箋同行が必要か)
  • ☑ 待機時間の目安(診察・検査・投薬の所要時間)
  • ☑ 名古屋市福祉タクシー助成券の適用確認(名東区役所で事前申請)
  • ☑ 市外の病院(愛知医科大学病院=長久手市)は助成券の使用条件を事前確認

名東区での介護タクシー利用のコツ

名東区の医療・介護環境

名東区の医療・介護環境まとめ

  • 名東区は1975年に千種区から分区した新しい区で、1970〜80年代ニュータウン開発による高齢化(団塊世代の一斉高齢化)が進行中です
  • 区内唯一の入院対応病院は東名古屋病院(平和が丘)。高度専門医療は名古屋大学病院(千種区)・愛知医科大学病院(長久手市)を利用します
  • 介護保険サービス(訪問介護・デイサービス・訪問リハビリ)の整備が充実しており、介護タクシーと組み合わせた在宅支援体制が整っています
  • 名東区役所(藤が丘2丁目)の高齢福祉課・障害者支援課で福祉タクシー助成券・移動支援サービスの申請が可能です
  • 地下鉄東山線・リニモのバリアフリー対応(エレベーター・スロープ)が進んでおり、駅周辺では車椅子での移動環境が整っています

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