文字サイズ:

垂水区の基本情報

垂水区は神戸市の南西部に位置し、人口約21万人・面積28.11km²を擁します。神戸市の中で唯一、区内に神戸市営地下鉄が通らない区(一部エリアで学園都市駅が利用可能)で、交通は主にJR神戸線・山陽電鉄本線(東西方向)と山陽バス(区内全域・ほぼ独占運行)に依存しています。明石海峡大橋と五色塚古墳(兵庫県最大の前方後円墳)を擁し、海峡越しに淡路島を望む景観が人気の区です。

垂水区の最大の課題のひとつは団地の高齢化問題です。高丸団地(1958年入居開始・神戸市最古の大規模団地のひとつ)・明舞団地・多聞団地など、1950〜70年代に建設された大規模団地群の住民が一斉に高齢化しており、介護タクシーへの需要が急増しています。特に高丸・明舞・多聞の各団地は坂道・階段が多く、エレベーターなしの棟も多いため、移動困難な高齢者が多数居住しています。高齢化率は約28〜30%(令和2年国勢調査)で、今後もさらに上昇が見込まれます。

垂水区内の主要医療機関は神戸掖済会病院(垂水区学が丘1-21-1・29診療科・地域医療支援病院・循環器内科・心臓血管外科・脳神経外科・がん化学療法・救急告示)です。また垂水中央病院(垂水区内・地域包括ケア病棟)・神戸徳洲会病院(垂水区上高丸・山陽垂水駅近く)が区内に立地しています。高度急性期・専門医療では隣接する西区の神戸市立西神戸医療センター(西区糀台・470床・がん診療連携拠点病院)や須磨区の国立病院機構神戸医療センター(須磨区西落合・29診療科)への介護タクシー利用が多くなります。

約21万人
人口(9区中2位)
約28〜30%
高齢化率(団地高齢化が急進)
28.11km²
面積(9区中5位)
JR・山陽電鉄沿線
地下鉄なし・山陽バス独占の交通環境

垂水区の介護タクシー料金相場

基本的な料金体系

神戸市域のタクシー料金は2025年11月27日に改定されました。初乗り1.3kmまで700円・以降225mごとに100円加算(近畿運輸局認可)。神戸タクシーの定額料金では垂水区エリアが8,700円と設定されており(長田区本社から垂水区への片道目安)、市街地からの距離感が伝わります。垂水区内の移動は比較的短距離・中距離のものが多いですが、高度急性期病院(西神戸医療センター・中央市民病院等)への通院では費用が高くなります。

項目料金目安備考
初乗り運賃700円(1.3kmまで)以降225mごとに100円加算(2025年11月27日改定・近畿運輸局認可)
迎車料金実車扱い(1kmまで)主要事業者は1kmを限度に実車扱い
乗降介助500〜2,000円基本介助500円+移乗介助1,000〜1,500円が目安
院内介助(室内介助)1,000〜3,000円/回受付・診察室・会計・処方箋まで同行
車椅子使用料無料〜1,000円リクライニング車椅子は2,000円前後
深夜早朝割増2割増22時〜翌5時
遠距離割引9,000円超の部分を1割引中央市民病院(ポートアイランド)など遠距離移動で適用
神戸市重度心身障害者タクシー利用券対象者に利用券交付垂水区役所(垂水区本多聞3-2-1)保健福祉課で申請

垂水区から主要病院への料金例

料金例①:垂水・霞ヶ丘・高丸(垂水区)→ 神戸掖済会病院(垂水区学が丘1-21-1)区内近〜中距離

距離:約2〜6km 所要時間:約10〜20分

  • 基本運賃(距離制):約1,000〜3,000円
  • 迎車(1km実車扱い):約700円前後
  • 乗降介助:500〜2,000円
  • 合計目安:約2,200〜5,700円(往復:約4,400〜11,400円)

利用のポイント:神戸掖済会病院(垂水区学が丘)は垂水区の地域中核病院です。29診療科(内科・循環器内科・脳神経外科・心臓血管外科・消化器外科・乳腺外科・整形外科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・リハビリテーション科・救急科など)・地域医療支援病院として垂水区・須磨区(一部)の中核的急性期医療を担います。脳卒中・急性心筋梗塞・がん化学療法に特に力を入れています。山陽バス「掖済会病院前」バス停から徒歩5分。JR・山陽「垂水駅」からは距離があるため、移動困難な方には介護タクシーが最も安心です。院内介助の事前依頼を推奨します。

料金例②:多聞・霞ヶ丘・明舞(垂水区)→ 神戸市立西神戸医療センター(西区糀台5-7-1)

距離:約5〜10km 所要時間:約15〜30分

  • 基本運賃(距離制):約2,700〜4,900円
  • 迎車(1km実車扱い):約700円前後
  • 乗降介助:500〜2,000円
  • 合計目安:約3,900〜7,600円(往復:約7,800〜15,200円)

利用のポイント:神戸市立西神戸医療センター(西区糀台・470床・がん診療連携拠点病院・結核指定医療機関)はがん治療・呼吸器疾患・周産期医療で垂水区住民が多く利用する高度急性期病院です。神戸市営地下鉄「学園都市駅」から徒歩約10分のため、垂水区内からの地下鉄アクセスは困難で、介護タクシーでの直行が最も安心です。院内介助の事前依頼が必要です。往復同一事業者での予約が費用・安心ともに有利です。

料金例③:高丸団地・明舞団地(垂水区・団地)→ 神戸掖済会病院(垂水区)往復+院内介助

距離:往復約6〜14km 所要時間(院内介助1時間含む):約2〜3時間

  • 基本運賃(往復):約2,600〜6,400円
  • 迎車(往復):約1,400円前後
  • 乗降介助(往復):1,000〜4,000円
  • 院内介助(1時間):1,000〜3,000円
  • 合計目安:約6,000〜14,800円

利用のポイント:高丸団地・明舞団地・多聞団地は坂道・階段が多く、エレベーターなしの棟も多いためロビーから介護タクシーの乗降場所(団地エントランス・駐車場)まで階段や坂を移動することが必要な場合があります。初回利用前に事業者にマンション名・棟番号・乗降場所(駐車場の場所等)を詳しく伝えることが重要です。往復同一事業者での予約と院内介助の事前依頼を推奨します。

垂水区特有の料金ポイント

垂水区から主要病院へのアクセス

エリア別の利用ポイント

📍 垂水・塩屋・東垂水エリア(JR・山陽電鉄沿線・区東南部)

特徴:JR神戸線・山陽電鉄本線の複数駅(塩屋・東垂水・滝の茶屋・山陽垂水・霞ヶ丘)が利用可能な区の東南部沿線エリア。「神戸ジェームス山外国人特別居住区」がある塩屋エリアは高台の高級住宅地として知られます。比較的交通利便性が高いエリアです。

主要病院アクセス:神戸医療センター(須磨区)まで介護タクシーで約15〜25分。神戸掖済会病院(区内)まで約10〜20分。

📍 垂水中心・舞子・西舞子エリア(区中心部・商業地)

特徴:JR・山陽「垂水駅」周辺の区の商業中心地。垂水区役所・ショッピングモール(タルミービーンズ等)が集まるエリアです。明石海峡大橋のたもとの「舞子公園駅」エリアは明石海峡を望む景観が美しいスポットです。比較的平坦な地形でアクセスしやすいエリアです。

主要病院アクセス:神戸掖済会病院(区内)まで介護タクシーで約5〜15分。垂水中央病院(区内)まで約5〜15分。

📍 高丸・桃山台・千鳥が丘エリア(区北部・団地・丘陵住宅地)

特徴:高丸団地(1958年入居開始・神戸市最古の大規模団地のひとつ)をはじめとする丘陵住宅地・団地が広がる区北部エリア。入居世代の一斉高齢化が急速に進んでいます。坂道・階段が多く、エレベーターなし棟も多いため介護タクシーの需要が特に高いエリアです。複数の事業者への早期登録と乗降場所の事前確認が最重要事項です。

主要病院アクセス:神戸掖済会病院(区内)まで介護タクシーで約10〜20分。複数の事業者への早期登録が特に重要なエリアです。

📍 多聞・明舞・西多聞エリア(区西部・大規模団地)

特徴:多聞団地・明舞団地など大規模団地群が広がる区の西部エリア。明舞団地は1965年頃から入居が始まった大規模ニュータウンで、須磨区・垂水区にまたがって広がっています。入居世代の高齢化が最も急速に進むエリアのひとつで、介護タクシーへの需要が最も高いエリアです。西区の西神戸医療センターへのアクセスも可能な立地です。

主要病院アクセス:神戸掖済会病院(区内)まで介護タクシーで約15〜25分。西神戸医療センター(西区)まで約15〜25分。複数の事業者への登録と乗降場所の確認が特に必須です。

垂水区での介護タクシー利用のコツ

垂水区の医療・介護環境

垂水区の医療・介護環境まとめ

  • 垂水区は地下鉄なし・山陽バス独占という独特の交通環境と、高丸・明舞・多聞団地の一斉高齢化問題が重なり、神戸市の中で介護タクシーへの依存度が最も高い区のひとつです
  • 区内の主要医療機関として神戸掖済会病院(29診療科・循環器・脳神経・がん化学療法)・垂水中央病院(地域包括ケア・リハビリ)が立地しています。高度急性期・がん治療では西区の西神戸医療センター・須磨区の神戸医療センターへの介護タクシー利用が必要です
  • 団地(高丸・明舞・多聞)の坂道・階段・エレベーターなし棟は安全な乗降場所の確保が最重要課題です。早期に複数の事業者への登録と乗降場所の確認を行ってください
  • 垂水区役所(垂水区本多聞3-2-1)の保健福祉課で神戸市重度心身障害者タクシー利用券・移動支援事業の申請が可能です

関連ページ