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岡山市の基本情報

岡山市は岡山県の県庁所在地であり、2009年4月に政令指定都市へ移行した中国地方の主要都市です。北区・中区・東区・南区の4区で構成され、2025年4月時点の人口は北区293,050人・中区145,339人・東区90,816人・南区164,014人、合計693,219人です。「晴れの国おかやま」の愛称で親しまれ、年間晴天日数が全国でも有数の温暖な気候を誇ります。JR山陽新幹線・JR山陽本線・JR伯備線・智頭急行などが交差する中国地方の鉄道・交通の要衝でもあります。また、岡山電気軌道(岡電)の路面電車(2系統)が市中心部を走っており、高齢者の市内移動にも活用されています。

高齢化率は令和2年(2020年)国勢調査時点で24.7%で、令和7年(2025年)には27.4%に達すると予測されています。区別では東区が市内で最も高齢化が進んでいる区で、農村地帯が残る市東部の高齢化率が高い傾向にあります。一方、北区は岡山駅周辺・新興住宅地の御南・吉備地区など若い世代が流入する地域もあり、区内で高齢化率に大きな差があります。南区は旧足守・旧妹尾などの農村地帯で高齢化率が高く、北区北部の中山間地帯も高齢化が深刻です。

岡山市は備前・備中の歴史的な農業都市としての側面と、岡山大学・川崎医科大学(倉敷市)などを擁する医学・研究都市としての側面を合わせ持っています。1870年(明治3年)に「岡山藩医学館大病院」として創設された岡山大学病院は150年を超える歴史を持ち、現在も中国地方の最高度医療拠点として機能しています。

約69万3千人
人口(2025年4月・4区合計)
789.96km²
面積(4区・旭川・吉井川流域を含む)
約27.4%
高齢化率(令和7年予測)
東区
高齢化率が市内最高の区(農村部が多い)

岡山市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場

🔔 2025年11月27日よりタクシー運賃が改定されました(約13%値上げ)

中国運輸局は2025年10月28日に岡山地区のタクシー運賃改定を公示し、2025年11月27日(木)午前5時以降に出庫する車両から新運賃が適用されました。初乗り運賃は700円で変わりませんが、初乗り距離が1.25kmから1.1kmに短縮され、加算運賃の間隔も283mごとから250mごとに縮小されました(加算単価100円は変わらず)。全車種での改定率は約13.27%と、実質的な大幅値上げとなっています。2023年6月改定以来約2年5か月ぶりの改定です。

■ タクシー運賃(2025年11月27日改定後・現行)

区分初乗り距離・運賃加算運賃備考
普通車(岡山地区・上限)1.1kmまで 700円250mごとに100円2025年11月27日改定(旧1.25km/700円・283m/100円から値上げ)
時間距離併用運賃低速走行時(渋滞・信号待ち)に時間換算で加算距離制と自動切替
深夜・早朝割増22時〜翌5時:2割増全車種共通
障害者割引身体障害者手帳・療育手帳提示で1割引乗車前に手帳提示が必要

💡 岡山市のタクシー運賃の特徴と注意点

2025年11月27日改定後の岡山市の初乗り運賃は700円で額面は変わりませんが、初乗り距離が1.25kmから1.1kmに150m短縮されたため、1.2km前後の短距離乗車でも加算が始まります。また加算間隔が283mから250mに縮まったため、長距離移動ほど料金増加幅が大きくなります。改定前の料金イメージで計算すると約13%不足することがありますのでご注意ください。介護タクシーを予約する際は事前に事業者に最新の料金体系を確認することをお勧めします。

■ 主要病院への料金目安

出発地(区・エリア)目的地目安距離料金目安所要時間目安
北区(岡山駅・表町周辺)岡山大学病院(北区鹿田町)約2〜4km約700〜1,100円約8〜15分
北区(御南・高松・御津周辺)岡山大学病院(北区鹿田町)約6〜20km約1,500〜4,700円約15〜35分
中区(旭東・中山・平井周辺)岡山大学病院(北区鹿田町)約4〜8km約1,100〜1,900円約12〜22分
東区(西大寺・瀬戸周辺)岡山大学病院(北区鹿田町)約10〜20km約2,300〜4,700円約18〜35分
南区(妹尾・藤田・灘崎周辺)岡山大学病院(北区鹿田町)約10〜20km約2,300〜4,700円約18〜35分
北区(建部・御津方面)岡山大学病院(北区鹿田町)約20〜30km約4,700〜7,100円約28〜45分
北区(岡山駅周辺)岡山市民病院(北区北長瀬表町)約3〜5km約800〜1,100円約10〜15分

※2025年11月27日改定後の岡山地区タクシー運賃(普通車上限)を基にした目安料金です。深夜早朝2割増・介助料は別途加算。渋滞時は時間距離併用制が適用される場合があります。

岡山市の主要病院と介護タクシーでのアクセス

岡山市には岡山大学病院を核とした高度医療体制が整っています。岡山大学病院は北区に位置し、市内全域からのアクセスに際して介護タクシーが主要な移動手段となっています。東区・南区・北区北部など遠距離エリアからの通院では費用が大きくなるため、日常の定期通院は地域病院を活用し、高度専門医療のみ岡山大学病院へ通院するという使い分けが重要です。

📍 岡山大学病院へのアクセスに関する重要ポイント

岡山大学病院は北区鹿田町の広大なキャンパス内に医科・歯科の複数の棟が並んでいます。外来受付の場所・入口が棟によって異なるため、予約時に受診する診療科の棟・入口番号を確認し、介護タクシーの乗降場所として事業者に正確に伝えることが重要です。院内は広いため、院内介助(受付から診察室まで)を依頼できる事業者を選ぶことで安心・安全に受診できます。北区北部(建部・御津・津高地区)からは岡山大学病院まで20〜30kmと遠距離になるため、福祉タクシー利用券(後述)を活用することで費用を抑えられます。

岡山市エリア別の介護タクシー利用特徴

岡山市は4区で構成されていますが、中心市街地(北区南部・JR岡山駅周辺)から山間農村地帯(北区北部の建部・御津地区)、臨海部(南区の干拓地帯)まで地理的に多様です。エリアごとに介護タクシーの利用環境が大きく異なります。

🏯 北区(市中心部〜山間部・最大人口区)

  • JR岡山駅・表町・後楽園周辺が市中心部
  • 岡山大学病院・岡山市民病院・赤十字病院・済生会病院が集積
  • 介護タクシー事業者が最も多い地区(中心部)
  • 北区北部(建部・御津・津高)は中山間地帯で高齢化率が高く事業者が少ない
  • 建部・御津から岡山大学病院まで20〜30km・28〜45分
  • 路面電車(岡電)・岡電バス沿線は比較的移動しやすい環境

🏡 中区(旭川東側の住宅地)

  • 旭川の東側に広がる住宅地・農村エリア
  • 岡山大学病院まで約4〜8km・12〜22分と比較的アクセスしやすい
  • 旭東・旭竜学区は市内でも高齢化率・一人暮らし高齢者率が高め
  • 岡山赤十字病院・済生会病院へのアクセスも良好
  • 介護タクシー事業者は北区より少ないが、市全体では確保しやすい

🌾 東区(市内最高齢化・西大寺・瀬戸)

  • 市内で最も高齢化率が高い区
  • 旧西大寺市・旧瀬戸町を含む農村・住宅エリア
  • 吉井川・百間川が流れる市東部
  • 岡山大学病院まで10〜20km・18〜35分
  • 一部地区でデマンド型乗合タクシー「モモタク」「角タク」が運行中
  • 東区の郊外では介護タクシー事業者が少なく早め予約が必要

🌊 南区(干拓地・農村・臨海部)

  • 昭和初期に干拓された広大な農地が特徴
  • 高齢化率は市平均より高い傾向(一人暮らし高齢者率は比較的低め)
  • 岡山大学病院まで10〜20km・18〜35分
  • 岡山市民病院(北区北長瀬)へのアクセスも同程度
  • 農村地域では地域のサロンや支え合い活動が活発
  • 灘崎・福島方面などの遠距離エリアは介護タクシー事業者が少ない

⚠ 北区北部(建部・御津・津高地区)の介護タクシー利用に注意

北区北部の建部・御津・津高・高松地区は中山間地帯で、岡山市街地から大きく離れています。岡山大学病院まで片道20〜30km・所要時間28〜45分・料金4,700〜7,100円程度と遠距離になります。この地区では自家用車への依存度が高く、高齢化による免許返納後の移動困難が深刻な課題となっています。デマンド型乗合タクシー「あいタク」が運行している地域もありますが、病院への通院には介護タクシーが必要です。この地区在住の方は、①岡山市内の地域包括支援センターや区役所に移動支援の相談をする、②福祉タクシー利用券(年72枚)を遠距離通院に集中活用する、③病状が安定している場合は近隣の御津・建部地区の診療所を日常のかかりつけにするという対応をお勧めします。

岡山市の福祉タクシー助成制度

岡山市では在宅で外出にタクシーを利用する重度の心身障がいをお持ちの方の負担を軽くするために「福祉タクシー助成事業」を実施しています。令和7年(2025年)4月1日から新要綱が適用され、年間72枚・1枚500円の利用券を交付しています。重要な特徴として所得税非課税世帯の方のみが対象という所得制限があります。

🟢 岡山市福祉タクシー助成事業(令和7年4月1日新要綱より)

【対象者】岡山市内に住所を有する在宅の方で、以下のいずれかに該当し、かつ所得税非課税世帯に属する方:

  • 身体障害者手帳1・2級をお持ちの方
  • 療育手帳(A)(最重度・重度)の方
  • 精神障害者保健福祉手帳1・2級をお持ちの方(精神障害者のうち一定要件あり)

⚠ 重要:所得税非課税世帯に限定
世帯員(住民票を分けていても同一生計の場合は同じ世帯として扱われます)に所得税が課税されている方がいる場合は、たとえ障がいの程度が対象であっても対象外となります。まずお住まいの区の福祉事務所や市窓口で非課税世帯かどうかを確認してください。

【交付内容】額面500円のタクシー利用券を年間72枚(月換算6枚)。1回の乗車につき1枚を使用します。

【問い合わせ・申請窓口】岡山市保健福祉局障害・生活福祉部障害福祉課 ☎086-803-1235(FAX:086-803-1755)
所在地:〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号(岡山市役所内)
各区の福祉事務所でも申請受付を行っています。

📋 岡山市の福祉タクシー利用券を最大限活用するためのポイント

  • 所得税非課税世帯の確認を最初に:対象者の要件を満たしていても、世帯員に所得税課税者がいる場合は対象外です。まず非課税世帯かどうかを確認しましょう
  • 年間72枚(月平均6枚)の計画的な使用:72枚÷12か月=月6枚です。週1〜2回通院がある場合は月に使い切る計算になります。遠距離通院(片道3,000〜5,000円超)では500円助成でも効果は限定的ですが、毎回確実に使用することで年間36,000円分の費用削減になります
  • 障害者1割引との組み合わせ:障害者手帳提示による1割引(事業者による)と利用券を組み合わせることで、さらに実質負担を減らすことができます。乗車前に手帳を提示してください
  • 北区北部・東区・南区郊外の遠距離通院では特に積極活用を:片道4,000〜7,000円かかる遠距離通院で500円助成を確実に使うことで、年間でまとまった節約効果が得られます
  • 介護保険の通院等乗降介助との組み合わせ:要介護1〜5の認定を受けている方はケアマネジャーに通院等乗降介助(介護保険適用)も相談してください。福祉タクシー利用券と組み合わせることで費用をさらに抑えられます

岡山市で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠ 岡山市特有の注意事項

  • 2025年11月27日の運賃改定を必ず確認:初乗り距離が1.25kmから1.1kmに短縮・加算が283mから250mごとに縮小され、実質約13%の値上げ。改定前の料金で見積もると不足します
  • 岡山大学病院は紹介状必須・事前予約が必要:初診は他院からの紹介状が必要(選定療養費が発生)。かかりつけ医から紹介状を取得し、診療科に事前確認・予約後に介護タクシーを手配する順序が大切です
  • 福祉タクシー利用券は「所得税非課税世帯」に限定:これが岡山市の制度で最も注意が必要な点です。世帯員に所得税課税者がいる場合は対象外です。まず非課税世帯かどうかを確認してください
  • 北区北部・東区・南区郊外は事業者が少なく早め予約が必須:特に中山間地帯(建部・御津等)や東区郊外は介護タクシー事業者の拠点が少なく、3〜5日前の早期予約が必要です
  • 岡山大学病院の棟・入口の事前確認:広大なキャンパス内に複数の棟が分散しています。予約時に受診する診療科の棟名・入口番号を事業者に正確に伝えてください
  • 岡電路面電車・バスとの組み合わせも検討:北区中心部の移動には、岡電路面電車(東山・清輝橋の2系統)や岡電バスとの組み合わせも有効です。障害者手帳所持者は路面電車・バスの運賃割引が受けられます(各社確認を)

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