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大牟田市の介護タクシー概況

約9.6万人
人口(2025年)
約37%
高齢化率(65歳以上)
81km²
市域面積
年24枚
福祉タクシー利用券の年間上限

大牟田市は福岡県南部・有明海に面した旧炭鉱都市です。かつて「三池炭鉱」として日本の産業を支えた炭鉱が1997年に閉山して以降、人口減少と高齢化が急速に進んでいます。2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された三池炭鉱・宮原坑・三池港などの産業遺産を擁する歴史ある都市でもあります。高齢化率は約37%と全国平均を大きく上回り、介護・移動支援への需要が高い都市です。西鉄天神大牟田線・JR鹿児島本線の終点・大牟田駅を中心に市街地が形成されています。

大牟田市の福祉タクシー制度は「福祉タクシー利用券」の1制度です。重度心身障害者(児)を対象に、年間1人24枚を限度として福祉タクシー利用券を交付します。タクシー利用の際に手帳と利用券を乗務員に提出すれば、タクシー代の小型初乗り料金分(福岡県内は670円程度)を市が負担します。これに加えて障害者手帳・療育手帳を提示するだけで受けられるタクシー運賃1割引との組み合わせが有効です。

大牟田市の特徴:「初乗り料金分を市が全額負担」方式・年24枚

大牟田市の福祉タクシー利用券は「1枚=小型初乗り料金分(670円程度)を市が負担」する方式です。1枚の利用券で初乗り料金が無料になり、初乗り超過分のみ自己負担となります。年24枚(月2枚ペース)の利用券に、手帳提示による1割引を組み合わせることで、近距離の通院は実質無料に近い形で利用できます。大牟田市は高齢化率約37%という高水準であり、この制度が重要な移動支援となっています。

大牟田市の介護タクシー料金相場

大牟田市のタクシー運賃体系(福岡県南部地区):小型車初乗り1.2kmまで670円、以降250mごと100円加算。障害者手帳提示で1割引(事業者確認要)。

区間(片道)メーター料金目安福祉車両目安所要時間目安
大牟田駅周辺 → 大牟田市立病院(市内)670〜1,400円1,200〜2,800円5〜13分
大牟田駅周辺 → 健和会病院(市内)670〜1,200円1,200〜2,500円5〜11分
大牟田駅周辺 → 久留米大学病院(久留米市)3,500〜6,000円6,000〜10,000円35〜55分
手鎌・三池地区(南部)→ 市内主要病院1,000〜2,200円1,800〜4,000円10〜22分
大牟田市 → 福岡大学病院(福岡市)8,000〜14,000円12,000〜22,000円65〜95分

利用券(初乗り670円分)と1割引の組み合わせ活用例

  • 大牟田市立病院への通院(片道1,000円):1割引で900円→利用券(670円分)使用→自己負担230円
  • 健和会病院への通院(片道670円・初乗り内):1割引で603円→利用券(670円分)使用→自己負担0円(おつりは出ない)
  • 月2枚(月2回の通院)を計画的に活用:月に2回の通院であれば毎回1枚ずつ(初乗り代が無料)使用可能
  • 年24枚を使い切った後の通院:1割引(手帳提示のみ)のみが適用。介護保険の通院等乗降介助との組み合わせも検討してください
  • 久留米大学病院(片道3,500〜6,000円)への通院:利用券1枚(670円分)+1割引(350〜600円引き)を合わせても自己負担が大きい。介護保険の活用を検討してください

大牟田市の主要病院と介護タクシーアクセス

大牟田市エリア別の介護タクシー利用特徴

大牟田地区(市中心部・大牟田駅周辺)

  • 西鉄天神大牟田線・JR鹿児島本線・大牟田駅周辺
  • 市役所障害福祉課・高齢者福祉課が近い
  • 大牟田市立病院・健和会病院まで5〜13分
  • 介護タクシー事業者が最も集中するエリア
  • 世界遺産・三池炭鉱宮原坑が近い

三池・手鎌地区(南部・旧工業地帯)

  • 三池港・三池炭鉱関連施設が集中する南部
  • 市内主要病院まで10〜22分
  • 高齢の元炭鉱・工場勤務者の通院需要が多い
  • 有明海・荒尾市に近い工業・住宅エリア

吉野・米生地区(東部・丘陵地帯)

  • 市東部の丘陵地帯・住宅エリア
  • 市内主要病院まで10〜20分
  • みやま市・柳川市に近い東部住宅地
  • 西鉄天神大牟田線・銀水駅周辺

上内・白銀地区(北部・住宅地)

  • 市北部の住宅・農業エリア
  • 市内病院まで8〜18分
  • みやま市・柳川市・荒尾市(熊本県)に近い
  • 高齢化が進む住宅・農業地帯

大牟田市特有の注意事項

  • 年24枚(月2枚)の上限を計画的に管理:月2枚のペースで使用すると年間で12か月分(24枚)になります。週2〜3回の透析通院(月8〜13回)には年24枚では到底足りません。透析通院には介護保険の「通院等乗降介助」または透析施設の無料送迎サービスを優先して利用し、利用券は緊急時・特別な通院に温存してください
  • 利用券は「小型初乗り料金分」のみ:大牟田市の利用券は「小型タクシーの初乗り料金(約670円)分を市が負担」する方式です。中型・大型タクシーや福祉専用車両(車椅子・ストレッチャー対応)を利用した場合でも、助成額は小型初乗り料金分のみです。実際の乗車料金が670円を超えた分は全額自己負担となります
  • 手帳提示の1割引は事業者による:タクシー運賃の1割引は、九州運輸局と協定を結んでいるタクシー事業者のみが対象です。精神障害者保健福祉手帳の場合は九州運輸局への登録事業者に限られます。乗車前に事業者に確認してください
  • 久留米市・福岡市の病院への遠距離通院は割高:久留米大学病院(久留米市)や福岡大学病院(福岡市)への通院は介護タクシーで片道3,500〜14,000円と高額です。利用券1枚(670円分)の補助では不十分なため、要介護認定を受けている方は介護保険の通院等乗降介助をケアマネジャーに相談してください

大牟田市の福祉タクシー利用券制度

大牟田市福祉タクシー利用券

【対象者】市内在住の在宅の重度心身障害者(児)(施設入所者・入院中は対象外)。具体的な等級・種別は障害福祉課(☎0944-41-2222代表)にご確認ください。

【助成内容】

  • 年間1人24枚までの福祉タクシー利用券を交付
  • 1枚につき小型タクシー初乗り料金分(約670円)を市が全額負担
  • 利用時は手帳と利用券を乗務員に提出(手帳提示で1割引も同時に適用される)
  • 利用券は市の協定タクシー事業者のみで使用可能

【申請・問い合わせ】大牟田市役所 健康福祉部 障害福祉課 TEL:0944-41-2222(代表) 〒836-8666 福岡県大牟田市有明町2丁目3番地

介護保険・西鉄バス・JRとの使い分け

  • 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け:要介護1〜5の認定を受けている方は介護保険の「通院等乗降介助」(1〜3割負担)も活用できます。久留米大学病院(久留米市)・福岡大学病院(福岡市)への長距離通院には担当ケアマネジャーに相談してください
  • 西鉄バスの障害者割引:西日本鉄道(西鉄バス)は障害者手帳・療育手帳提示で乗車料金が半額になります。大牟田市内の西鉄バス路線(天神大牟田線バス等)を活用した近距離通院では費用を大幅に抑えられます
  • JR鹿児島本線の障害者割引:JR九州は障害者手帳・療育手帳提示で運賃が半額になります(100km以上の場合は本人および介護者が対象)。久留米駅・博多駅方面への病院通院には電車も選択肢になります
  • 荒尾市・みやま市の病院への越境通院:大牟田市に隣接する荒尾市(熊本県)には有明医療センター・荒尾市民病院があります。大牟田市の利用券が荒尾市のタクシー事業者に対応しているかを事前に確認してください

介護タクシー利用の流れ(大牟田市版)

  1. 制度の確認・申請 障害福祉課(☎0944-41-2222代表)に重度心身障害者の対象要件を確認のうえ申請。手帳の種別・等級によって対象可否が異なりますので窓口でご確認ください。
  2. 事業者の選定 大牟田交通(☎0944-52-2141)など市の協定タクシー事業者から選択。車椅子・ストレッチャー対応が必要な場合は事前に確認。利用券が使えるかも確認してください。
  3. 病院の予約 大牟田市立病院(☎0944-53-8811)・健和会病院への定期通院は次回受診日を確認後、前日までに介護タクシーを予約します。
  4. 当日の準備と乗車 健康保険証・診察券・お薬手帳・各種手帳(1割引のため必須)・福祉タクシー利用券・現金(超過分)を準備します。
  5. 通院・帰宅 乗車時に手帳を提示(1割引の確認)し、降車時に利用券1枚(初乗り料金分)を渡して残額を現金で支払います。利用券が初乗り料金を上回る場合のおつりは出ません。

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