文字サイズ:

尾道市の介護タクシー概況

約12万人
人口(2025年)
約37%
高齢化率(65歳以上)
285km²
市域面積
3種類
移動支援制度(障害者・高齢者・透析)

尾道市は広島県東部・瀬戸内海に面した歴史・観光都市です。千光寺・坂の街・映画ロケ地として知られる観光地であり、向島・因島・生口島(瀬戸田)など瀬戸内の島々を結ぶ「しまなみ海道」の起点でもあります。JR山陽本線・尾道駅を中心に本土側市街地が発達し、フェリー・渡船で各島嶼部へアクセスします。高齢化率は約37%と高く、特に島嶼部(因島・百島・細島など)では高齢化・過疎化が深刻です。

尾道市の移動支援は3層構造です。①障害者バス・船共通券(障害のある方向け):毎年6月から「おのみちバス優待乗車証(年間)」または「バス共通券・船共通券」を交付します。バスや渡船の運賃に使えるもので、タクシー専用の障害者助成はありません。②敬老優待共通券(高齢者向け・令和7年度から変更):100円券×100枚(1万円分)を交付し、バス・船舶・タクシー(1回500円上限)・入浴・あんまなどに使用できる多目的共通券です。③じん臓機能障害者通院費助成(因島・瀬戸田地区限定):人工透析のため通院する方の交通費を月20,000円まで助成します。

尾道市の特徴:「タクシー専用の障害者助成はなし」「高齢者共通券はタクシー1回500円上限」「島嶼部の透析通院月2万円助成」

尾道市はタクシー専用の障害者助成制度がなく、障害のある方はおのみちバスの優待乗車証またはバス・船共通券を活用する形になります。タクシーを頻繁に使う重度障害者には、介護保険の「通院等乗降介助」または移動支援事業(ガイドヘルパー)を福祉課に相談することを強くお勧めします。高齢者向けの敬老優待共通券(令和7年度から1万円分)はタクシーにも使えますが1回500円が上限です。離島の因島・瀬戸田地区在住の透析患者には月2万円という手厚い交通費助成が設けられています。

尾道市の介護タクシー料金相場

尾道市のタクシー運賃体系(広島県東部地区):初乗り1.3kmまで680円、以降264mごと100円加算。障害者手帳・療育手帳提示で1割引(中国運輸局登録事業者)。

区間(片道)メーター料金目安福祉車両目安所要時間目安
尾道駅周辺 → 尾道総合病院(市内)680〜1,400円1,200〜2,800円5〜13分
尾道駅周辺 → 公立みつぎ総合病院(御調地区)2,000〜4,000円3,500〜7,500円20〜40分
尾道市内 → 福山市民病院(福山市)2,500〜4,500円4,500〜8,500円25〜45分
向島(渡船後)→ 尾道市内病院680〜1,500円1,200〜3,000円渡船5分+車5〜14分
因島(しまなみ海道経由)→ 尾道市内病院3,000〜5,500円5,500〜10,000円30〜55分
生口島・瀬戸田(しまなみ)→ 尾道市内病院4,000〜7,000円7,000〜13,000円40〜70分

敬老優待共通券(100円券100枚・タクシー1回500円上限)の活用例

  • 尾道総合病院への通院(片道1,000円):1割引で900円→共通券5枚(500円)使用→自己負担400円
  • おのみちバスで通院(片道200〜400円):共通券を枚数分使用→自己負担ゼロまたは少額(バス・船は1回何枚でも使用可能)
  • 渡船(向島)の運賃100〜200円:共通券1〜2枚で無料乗船
  • タクシーで因島から通院(片道3,000〜5,500円):共通券5枚(500円)使用しても自己負担が大きい。介護保険の通院等乗降介助またはじん臓障害者通院費助成(月2万円・因島・瀬戸田地区のみ)の活用を検討してください
  • 障害者手帳1割引+共通券:障害のある高齢者は1割引後に共通券(500円上限)を使うことでさらに自己負担を軽減できます

尾道市の主要病院と介護タクシーアクセス

尾道市エリア別の介護タクシー利用特徴

尾道地区(本土・尾道駅周辺)

  • JR山陽本線・尾道駅周辺の中心市街地
  • 市役所社会福祉課・高齢者福祉課が近い
  • 尾道総合病院まで5〜13分
  • 介護タクシー事業者が最も集中するエリア
  • 千光寺・坂の街・映画ロケ地エリア

向島(渡船でアクセス)

  • 尾道港から渡船5分(車も乗船可・200円程度)
  • 渡船後に介護タクシーで市内病院へ
  • 尾道大橋・新尾道大橋でも本土側へアクセス可
  • 農業・柑橘生産が盛んな島嶼地域
  • 敬老優待共通券の渡船利用で島から本土へ節約移動

因島(しまなみ海道)

  • 因島大橋・生口橋でしまなみ海道沿いにアクセス
  • 尾道市内病院まで30〜55分・タクシー3,000〜5,500円
  • 因島総合支所(☎0845-26-6200)が地域の福祉窓口
  • じん臓障害者通院費助成(月2万円)の対象地区
  • 高齢化が進む島嶼地域・島内の移動に介護タクシー需要あり

生口島・瀬戸田地区(しまなみ海道)

  • 耕三寺・平山郁夫美術館で有名な観光島
  • 尾道市内病院まで40〜70分・タクシー4,000〜7,000円
  • 瀬戸田支所(☎0845-27-2200)が地域窓口
  • じん臓障害者通院費助成(月2万円)の対象地区
  • 柑橘類(はっさく・レモン)生産の島嶼農業地域

尾道市特有の注意事項

  • 障害者向けのタクシー専用助成はありません:尾道市には多くの他市が設けているような「障害者向けのタクシー利用券(枚数制)」がありません。障害のある方の主な移動支援はおのみちバス優待乗車証またはバス・船共通券です。タクシーを定期的に使う必要がある重度障害者は、介護保険の「通院等乗降介助」や障害福祉サービスの「移動支援事業(ガイドヘルパー)」を社会福祉課(☎0848-38-9124)に相談してください
  • 敬老優待共通券のタクシー使用は「1回500円上限」:令和7年度から始まった敬老優待共通券(100円券100枚・1万円分)はタクシーに使えますが、1回の乗車につき上限5枚(500円)までです。因島・瀬戸田からの長距離通院(片道3,000〜7,000円)には�焼石に水です。バス・渡船への活用が費用効率的です
  • 島嶼部(因島・瀬戸田)からの通院は早めの時間設定を:しまなみ海道経由で尾道市内の病院に通院する場合、通院時間は片道30〜70分以上かかります。急病・救急の場合は最寄りの島内診療所・尾道市立因島総合病院(☎0845-22-2111)へ連絡してください
  • じん臓障害者通院費助成は因島・瀬戸田地区在住者のみ:人工透析のための通院費月2万円助成は、因島原町・因島洲江町・瀬戸田町に住所を有する方のみが対象です。本土側(尾道・御調地区)の透析患者は対象外です。詳細は因島総合支所因島福祉課(☎0845-26-6209)または瀬戸田支所(☎0845-27-2209)にご確認ください

尾道市の移動支援制度

①障害者バス・船共通券(障害のある方向け・毎年6月交付)

【対象者】尾道市内に住所を有する障害のある方(手帳の種別・等級に応じて交付内容が異なります)

【内容】次のいずれかから選択:

  • おのみちバス優待乗車証(年間):おのみちバスの路線バスを年間利用可能
  • バス共通券:おのみちバスの料金に使用できる共通券
  • 船共通券:尾道市内の渡船・定期船の料金に使用できる共通券

【申請・問い合わせ】尾道市役所 社会福祉課 障害福祉係 TEL:0848-38-9124 毎年6月から窓口で交付(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参)

②敬老優待共通券(高齢者向け・令和7年度から変更・100円券100枚)

【対象者】尾道市内に住所を有する一定年齢以上の高齢者(詳細は高齢者福祉課に確認)

【内容】100円券×100枚(1万円分)の敬老優待共通券を交付。使用できる交通機関・施設:

  • バス・船:1回の乗車につき何枚でも使用可
  • タクシー:1回の乗車につき上限5枚(500円)まで
  • 入浴:1回につき上限3枚(300円)まで
  • あんまマッサージ等:1回につき上限10枚(1,000円)まで

【窓口交付期間】5月31日〜翌年3月31日(土日祝日除く)

【申請・問い合わせ】尾道市役所 高齢者福祉課 高齢者福祉係 TEL:0848-38-9137

③じん臓機能障害者通院費助成(因島・瀬戸田地区限定・月2万円上限)

【対象者】因島原町・因島洲江町・瀬戸田町に住所を有する、じん臓機能障害を有し人工透析療法を受けるため通院している方

【助成内容】医療機関までの1か月の交通費のうち20,000円までを助成

【申請・問い合わせ】因島総合支所 因島福祉課 TEL:0845-26-6209 または 瀬戸田支所 住民福祉課 TEL:0845-27-2209

介護タクシー利用の流れ(尾道市版)

  1. 制度の確認 障害のある方:社会福祉課(☎0848-38-9124)でバス・船共通券の交付を確認。高齢者:高齢者福祉課(☎0848-38-9137)で敬老優待共通券(1万円分)を取得。透析患者(因島・瀬戸田):支所に通院費助成の申請。
  2. 移動手段の選択 体調・目的地によって使い分け。おのみちバス(優待乗車証)・渡船(共通券)が低コスト。車椅子が必要・悪天候・早朝深夜:介護タクシーを選択。
  3. 事業者の選定と予約 市内の介護タクシー事業者(備後タクシー・瀬戸内海交通等)を前日までに予約。島嶼部からの移送(橋・渡船経由)は早めに予約。
  4. 当日の準備 各種手帳(1割引確認)・敬老優待共通券(タクシー1回500円上限)・現金(残額用)を準備。
  5. 乗車・通院・帰宅 乗車時に手帳提示(1割引)、降車時に共通券(500円分まで)を提出して残額を支払い。

関連情報・お役立ちリンク