手稲区の基本情報
手稲区は札幌市の北西部に位置する区で、人口約14万人・面積56.77km²を持ちます。区の名前の由来はアイヌ語の「テイネニタッ(teyne-nitat)」(濡れている・湿地)とされ、かつての低湿地の様子を表しています。区の南西部には手稲山(標高1,023.1m)がそびえ立ち、北東部は石狩平野の西端に面した平地が広がっています。1967年(昭和42年)に手稲町が札幌市と合併し、1989年(平成元年)に西区から分区して現在の手稲区が誕生しました。JR函館本線(ほしみ・星置・稲穂・手稲・稲積公園の各駅)が区の南東部を東西に横断しており、特に「手稲駅」が区の中心的な交通・商業拠点となっています。
手稲区の最大の医療資源は、手稲渓仁会病院(医療法人渓仁会・前田一条12丁目)です。670床を持つ高度急性期病院で、救命救急センター・地域がん診療連携拠点病院・ドクターヘリ道央基地病院・北海道災害拠点病院として、札幌西部・石狩・後志エリアの基幹病院を担います。JR手稲駅北口に隣接するという絶好のアクセス環境を持ち、外来患者数は1日1,100〜1,200人、年間手術件数8,400件以上、年間救急部門受診患者数は約11,800人と道内屈指の規模です。加えて、星置エリアには北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)が立地しており、北海道で唯一の特定機能周産期母子医療センターとして道内全域の小児・障害児の専門医療を担っています。
手稲区の地域は大きく7つの地区に分けられます。手稲地区・手稲鉄北地区(JR手稲駅周辺の中心商業エリア)、前田地区(手稲区内最大の人口を持つ住宅地・人口約3万人)、新発寒地区(西区と隣接する住宅地)、富丘西宮の沢地区(富丘の丘陵住宅地と西区境の宮の沢隣接エリア)、稲穂金山地区(JR稲穂駅・金山地区の住宅地)、星置地区(JR星置駅・ほしみ駅周辺とコドモックル立地エリア)です。この中で前田・手稲地区が最も人口が多く、介護タクシーの需要も最も高いエリアです。
手稲区の高齢化率は約28〜29%で、一人暮らし高齢者世帯の割合が市内でも高い水準にあります。1970〜80年代に大量の若い世帯が入居した前田・富丘・稲積エリアで、入居世代の一斉高齢化が進んでいます。特に前田エリアのUR賃貸住宅(旧公団住宅)・市営住宅には高齢単身・高齢夫婦世帯が多く、徒歩での外出が困難になった高齢者が介護タクシーへ移行するケースが増えています。また、富丘・稲積エリアはJR稲積公園駅近くの丘陵住宅地で坂道が多く、冬期間の積雪・路面凍結と坂道の組み合わせが移動困難の大きな原因となっています。
手稲区の冬期間の気候は、日本海側気候と山岳気候が組み合わさる独特の環境です。市街地(前田・手稲・稲穂エリア)は石狩湾に近い沿岸部に位置するため気温はやや高めですが、日本海側からの湿った雪が大量に降り積もる傾向があります。西区と並んで市内で最も積雪量が多い区のひとつで、特に大型低気圧が通過する際には短時間で50〜80cm以上の積雪が発生することもあります。手稲山口アメダスでは冬期間の最低気温が-20℃前後まで下がることがあり、山麓部(稲穂・金山・星置・山口エリア)では市街地より厳しい寒さと積雪が続きます。除雪作業後の歩道の雪山も高くなりやすく、冬期間の介護タクシー利用では平常時より30〜60分早めの出発計画が不可欠です。
手稲区の介護タクシー料金相場
基本的な料金体系
| 項目 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 初乗り運賃(距離制) | 670円(1.2kmまで) | 以降282mごとに100円加算(札幌地区・2024年改定) |
| 迎車料金 | 500〜700円 | 事業者・予約方法により異なる |
| 乗降介助 | 1,000〜2,000円 | 自宅玄関〜車両乗降まで。富丘・稲積などの坂道で変動 |
| 院内介助 | 2,000〜3,000円/時間 | 受付・診察室・会計・処方箋まで同行。待機時間含む |
| 冬期間 豪雪・積雪・路面凍結対応 | 通常料金に含む場合が多い | 11月〜4月。日本海側気候で積雪量が市内最多水準。出発40〜60分早める |
| 山麓部(稲穂・金山・星置・山口)の積雪対応 | 通常料金に含む場合が多い | 山麓部は市街地より積雪量が多く、除雪が遅れる場合あり |
| 深夜早朝割増 | 2割増 | 22時〜翌5時 |
| 小樽・石狩市方面遠距離加算 | 距離制で加算 | 手稲区は小樽市・石狩市と隣接。区外病院への移動はメーター距離制 |
| 札幌市福祉タクシー助成券 | 対象者に交付 | 手稲区役所(前田1条11丁目)保健福祉課で申請 |
手稲区から主要病院への料金例
料金例①:前田(手稲区)→ 手稲渓仁会病院(手稲区・前田一条12丁目)区内近距離
距離:約1〜3km 所要時間:約5〜15分(冬期間は10〜25分)
- 基本運賃(距離制):約670〜1,500円
- 迎車料金:約500〜700円
- 乗降介助(車椅子):1,000〜2,000円
- 合計目安:約2,170〜4,200円(往復:約4,340〜8,400円)
利用のポイント:手稲渓仁会病院はJR手稲駅北口に隣接した高度急性期総合病院です。前田エリアからはJR手稲駅前に近く、区内最短距離での利用が可能です。外来受付は平日8時00分〜(科により異なる)。紹介型外来のため初診は原則かかりつけ医からの紹介状が必要です(紹介状がない場合は患者サポートセンターへ相談)。がん化学療法・放射線治療・血液内科などの定期外来では待機時間が長くなるため院内介助の事前依頼が特に有効です。前田エリアのUR住宅(旧公団住宅)での乗降は棟間の除雪状況を事前に確認してください。
料金例②:星置(手稲区)→ 北海道立子ども総合医療・療育センター(手稲区・金山一条1丁目)区内移動
距離:約1〜2km 所要時間:約5〜15分(冬期間は10〜20分)
- 基本運賃(距離制):約670〜1,000円
- 迎車料金:約500〜700円
- 乗降介助(子どもへの対応):1,000〜2,000円
- 合計目安:約2,170〜3,700円(往復:約4,340〜7,400円)
利用のポイント:北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)はJR星置駅から徒歩約10分に立地する北海道内唯一の小児専門病院(特定機能周産期母子医療センター)です。先天性疾患・障害を持つ子どもの定期外来・リハビリ通院が主な利用シーンです。星置・ほしみエリアからは区内近距離移動のため費用を抑えられます。障害のある子どもへの乗降介助・院内同行の経験がある事業者の選択を推奨します。冬期間の星置地区の山麓エリアは市街地より積雪が多いため出発を余裕を持って早める計画が必要です。
料金例③:稲積・富丘(手稲区)→ 北海道大学病院(北区・北14条西5丁目)往復+院内介助
距離:往復約26〜30km 所要時間(院内介助1時間含む):約3〜4時間
- 基本運賃(往復):約10,000〜12,000円
- 迎車料金(往復):約1,000〜1,400円
- 乗降介助(往復):2,000〜4,000円
- 院内介助(1時間):2,000〜3,000円
- 合計目安:約15,000〜20,400円
利用のポイント:北海道大学病院(特定機能病院)への通院は手稲区稲積・富丘エリアから約13〜15kmになります。高度先進医療(がん・脳神経・循環器・希少疾患等)での受診が中心です。富丘の丘陵住宅地は坂道が多く冬期間の積雪も深刻なため、乗降場所の事前確認が必要です。往復同一事業者での予約が費用・安心ともに有利です。院内介助の事前依頼を忘れずに行ってください。
手稲区特有の料金ポイント
- 手稲渓仁会病院がJR手稲駅北口直結で最高のアクセス環境:手稲区住民にとって最大の医療資源である手稲渓仁会病院はJR手稲駅に隣接しており、前田・手稲・稲穂エリアからは区内近距離で高度急性期医療にアクセスできます。まず手稲渓仁会病院への紹介受診を検討することでコストを最小化できます
- 日本海側気候による豪雪が最大の冬期間リスク:手稲区は西区と並んで市内で最も積雪量が多い区です。大型低気圧通過時には短時間で大雪になるため、冬期間(11月〜4月)は平常時の2倍の出発余裕が安全です
- 前田エリアのUR住宅の棟間除雪状況を事前確認:前田エリアには大規模なUR賃貸住宅(旧公団住宅)が集積しています。棟間通路・駐車スペースの除雪状況は積雪後に遅れる場合があるため、乗降場所の事前確認と棟番号の明確な伝達が重要です
- 富丘・稲積の丘陵住宅地は坂道乗降場所を事前確認:JR稲積公園駅周辺の富丘・稲積エリアは丘陵地形で急坂・細街路が多く、大型福祉車両の乗り入れが困難な場所があります。初回利用前に乗降場所を現地確認してください
- コドモックルへの定期通院は同一事業者との継続契約が有利:障害のある子どもの定期外来・リハビリ通院(週1〜3回)では、同一事業者との月次・定額継続契約を活用することでコストの削減と安定したサービスを確保できます
手稲区から主要病院へのアクセス
手稲区は手稲渓仁会病院を区内に擁しており、市内西部エリアで最も充実した高度急性期医療環境を持つ区です。
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医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院(手稲区前田一条12丁目1番40号)
病院概要:医療法人渓仁会グループが運営する高度急性期総合病院。660〜670床。内科・血液内科・脳神経内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・腎臓内科・糖尿病内科・外科・消化器外科・呼吸器外科・脳神経外科・心臓血管外科・整形外科・泌尿器科・婦人科・乳腺外科・産婦人科・小児科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・放射線科・麻酔科など35の診療科を展開します。救命救急センター(救命救急病床30床)・地域がん診療連携拠点病院・ドクターヘリ道央基地病院・北海道災害拠点病院・地域医療支援病院として、札幌市西部・石狩・後志エリアの基幹病院の役割を果たしています。1987年開院以来、年々規模を拡大し、現在は職員数約1,880名・年間手術件数8,400件超・年間救急受診11,800人超と道内屈指の診療密度を誇ります。手術支援ロボット「ダヴィンチ」・ハイブリッド手術室・320列CT・MRIなど最新設備も充実しています。
アクセス:JR函館本線「手稲駅」北口より徒歩4分(ほぼ直結)。JRバス・北海道中央バスの複数路線が手稲駅周辺を経由するため、バスでも利用可能です。外来受付は平日8時00分〜(診療科により異なる)。初診は原則かかりつけ医からの紹介状が必要(紹介状なしは患者サポートセンターへ相談)。手稲区各エリアから介護タクシーで5〜25分。
介護タクシー利用のポイント:JR手稲駅北口ロータリーに隣接した立地で車椅子対応の乗降スペースが確保されています。院内は非常に広大で35の診療科・複数棟に分かれており、外来棟から各診察室・検査室・処方薬局まで移動距離が長くなります。院内介助(受付〜各診察室〜会計・処方箋まで同行)の事前依頼が特に重要です。がん化学療法・放射線治療・血液疾患の定期外来では待機時間が長くなるため、往復料金・待機費用を含む事前見積もりを依頼してください。人工透析患者の週3回定期通院では月次定期契約(固定ルート・固定曜日)の活用でコスト削減が可能です。冬期間のJR手稲駅前ロータリーは除雪が優先的に行われますが、JR遅延時や大雪直後は混雑することがあります。
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北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)(手稲区金山一条1丁目240番地6)
病院概要:北海道立の小児専門医療機関(都道府県立病院)。北海道唯一の特定機能周産期母子医療センターとして、道内全域から重篤な疾患・障害を持つ子どもが通院・入院しています。25の診療科・運用病床212床(医療部門102床・療育部門110床)。小児循環器内科・小児外科・小児脳神経外科・小児整形外科・小児リハビリテーション科・小児歯科・産科・放射線科など幅広い小児専門診療科を持ちます。先天性心疾患・先天性消化器疾患・骨系統疾患・脳性麻痺などの専門治療と、北海道手稲養護学校と連携した療育支援が同センターの大きな特色です。道内で唯一の小児総合医療施設として「北海道の子どもの医療の最後の砦」の役割を担っています。
アクセス:JR函館本線「星置駅」下車徒歩約10分。JRバス系統57・宮57・宮59・宮65・手65・快速64「手稲鉱山通」下車徒歩1分。外来受付は平日9時00分〜(受付8時45分〜)。原則紹介予約制。手稲区各エリアから介護タクシーで10〜30分。道内全域から来院するため、石狩市・小樽市など区外・市外からの介護タクシー利用も多いです。
介護タクシー利用のポイント:障害のある子どもへの乗降介助・院内同行の経験がある事業者の選択が特に重要です。定期的な外来リハビリ・発達外来通院(週1〜複数回)では同一事業者との月次継続契約が費用・安定性ともに有利です。冬期間の星置地区は山麓部のため市街地より積雪が多く、道路除雪が遅れる場合があります。病院への送迎は「手稲鉱山通」バス停前の乗降スペースを活用するか、病院正面玄関に直接乗り入れてください(事前に病院への乗り入れ経路を確認)。
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北海道医療センター(西区山の手2条11丁目)
病院概要:独立行政法人JCHO(地域医療機能推進機構)が運営する地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院(約500床)。手稲区に隣接する西区山の手エリアに立地し、手稲区住民が手稲渓仁会病院に次いで多く利用する区外基幹病院です。内科・外科・整形外科・脳神経外科・循環器内科・血液内科・産婦人科・小児科・救急科など幅広い診療科を持ち、二次救急・がん診療・脳卒中急性期医療に対応しています。手稲渓仁会病院が満床・専門外来待ちの場合や、手稲渓仁会病院の専門外来で対応できない疾患では北海道医療センターへの紹介が行われます。
アクセス:JR「琴似駅」または地下鉄東西線「琴似駅」からバス・タクシーで5〜10分。手稲区前田・手稲エリアから介護タクシーで約8〜12km・20〜35分(冬期間は30〜50分)。外来受付は平日8時00分〜。
介護タクシー利用のポイント:病院正面玄関に車椅子対応乗降スペースあり。院内介助の事前依頼が推奨されます。手稲区から西区方面への移動は国道5号線(石狩街道)または環状通経由が主要ルートですが、冬期間は圧雪・渋滞が発生します。受診予約の30〜40分前の出発を推奨します。
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札幌医科大学附属病院(中央区南1条西16丁目)
病院概要:北海道立の公立大学法人が運営する特定機能病院・救命救急センター(約1,000床)。難病・希少疾患・高度先進医療・臓器移植・がん診療など最高水準の医療を提供します。手稲区住民が手稲渓仁会病院からの紹介で受診することが多い特定機能病院で、血液疾患・希少疾患・難治性がんなどでの受診が中心です。
アクセス:地下鉄東西線「西18丁目駅」から徒歩5分。手稲区前田エリアから介護タクシーで約15〜18km・30〜50分(冬期間は45〜70分)。外来受付は平日8時30分〜。初診は原則紹介状が必要(紹介状なしの場合は選定療養費が加算)。
介護タクシー利用のポイント:院内は広大で複数の外来棟・診察室が分散しているため院内介助の事前依頼が特に推奨されます。手稲区から中央区市街地は市内で最長距離の移動になるため、往復同一事業者での予約と診察中の待機依頼が費用・安心両面で最も合理的です。冬期間の渋滞を考慮し、受診予約の60〜70分前の出発を推奨します。
エリア別の利用ポイント
📍 前田・手稲・稲積エリア(JR手稲駅周辺・区中心部)
特徴:手稲区内最大の人口を持つ前田エリアと、JR手稲駅を核とした商業・住宅エリアです。前田には大規模なUR賃貸住宅(旧公団住宅)・市営住宅が集積しており、高齢単身・高齢夫婦世帯が多く介護タクシーへの依存度が高いエリアです。手稲渓仁会病院はJR手稲駅北口から徒歩4分という近距離に立地しており、前田・手稲エリアからは区内最短距離での高度急性期医療アクセスが可能です。稲積エリアはJR稲積公園駅周辺の丘陵住宅地で、急坂・細街路と大規模公園(手稲稲積公園)が共存する住環境です。
介護タクシー利用時の注意点:前田のUR住宅・市営住宅では棟番号・棟の玄関位置・冬期間の除雪状況を事前に事業者に伝えることが重要です。稲積エリアの丘陵地は急坂があり大型車の乗り入れが困難な場所があるため、初回利用前に乗降場所を確認してください。前田中央商店街周辺の平日午前は通勤・通学渋滞が発生することがあります。
主要病院アクセス:手稲渓仁会病院(区内)まで介護タクシーで約5〜15分。前田エリアからはJR手稲駅経由で徒歩圏内です。
📍 富丘・西宮の沢エリア(JR稲積公園駅周辺・丘陵住宅地)
特徴:JR稲積公園駅近くの富丘エリアと、西区「宮の沢」に隣接する西宮の沢エリア。富丘は1970〜80年代に開発された丘陵住宅地で、緑豊かな環境が特徴ですが急坂・細街路が多く残存しています。冬期間は丘陵地の坂道が積雪・凍結して大型車の乗り入れが困難になることがあります。西宮の沢エリアは地下鉄東西線「宮の沢駅」(西区)が徒歩圏内にある比較的交通利便性が高い地区です。
介護タクシー利用時の注意点:富丘の丘陵住宅地では初回利用前に乗降場所を事業者と現地確認することを強く推奨します。冬期間の坂道凍結は特に注意が必要です。西宮の沢エリアは比較的平坦で乗降しやすい環境ですが、冬期間の積雪は多めです。
主要病院アクセス:手稲渓仁会病院(区内)まで介護タクシーで約10〜20分。北海道医療センター(西区)まで約15〜25分。
📍 稲穂・金山エリア(JR稲穂駅周辺・山麓住宅地)
特徴:JR函館本線「稲穂駅」周辺の住宅地。手稲山麓の山裾に位置しており、市街地より積雪量が多い地区です。金山エリアはかつて手稲鉱山で栄えた歴史ある地域で、現在は静かな住宅地となっています。北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)がこのエリア(金山一条)に立地しており、全道から子どもの通院で訪れる家族が多い地区でもあります。
介護タクシー利用時の注意点:山麓部のため市街地より積雪量が多く、冬期間(11月〜4月)は道路除雪が遅れる場合があります。コドモックルへの通院では「手稲鉱山通」バス停付近の乗降スポットを活用するか、事前に病院正面玄関への乗り入れ経路を確認してください。
主要病院アクセス:手稲渓仁会病院(区内)まで介護タクシーで約10〜20分。コドモックル(区内・金山)まで約5〜10分。
📍 星置・手稲山口エリア(JR星置駅・ほしみ駅周辺)
特徴:手稲区の最西部・小樽市境に位置するエリア。JR函館本線「星置駅」「ほしみ駅」が利用可能で、小樽方面へのアクセスが便利な地区です。北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)が星置地区に立地しており、全道から障害のある子どもが通院する拠点です。手稲山口エリアは農業地帯・砂地で知られ、「サッポロスイカ」の生産地として有名です。居住人口は多くないですが、山口エリアのアメダスでは冬期間-20℃近くまで下がることもあります。
介護タクシー利用時の注意点:星置の山麓部は積雪量が多く、冬期間は道路除雪が市街地より遅れる場合があります。手稲山口エリアは農業地帯で積雪・凍結が特に厳しく、緊急時以外の冬期間の利用は十分な余裕をもった計画が必要です。ほしみ・星置エリアからJR手稲駅(手稲渓仁会病院)まで電車で2〜4駅のため、JRでの移動も選択肢として検討できます。
主要病院アクセス:コドモックル(区内・金山)まで介護タクシーで約5〜10分。手稲渓仁会病院(区内)まで約15〜25分。
冬期間の特別対策
❄️ 手稲区での冬期間(11月〜4月)介護タクシー利用の重要ポイント
手稲区は日本海側気候の影響を強く受け、西区と並んで市内で最も積雪量が多い区です。大型低気圧通過時には短時間で50〜80cm以上の積雪が発生することがあり、冬期間は特別な準備が必要です。
- 出発は平常時より40〜60分早める(大雪時は90分以上):日本海側からの大雪で市内最多水準の積雪が発生します。大雪警報・注意報発表時はさらに余裕を持った出発計画を事業者と事前に相談してください
- 前日夜の天気予報を必ず確認する:大雪が予想される翌朝は、出発時間を大幅に早める調整が必要です。前日夜に事業者へ「翌朝出発を早めることは可能か」を確認することが安全な通院への最重要ステップです
- 前田UR住宅の棟間通路の除雪状況を確認する:大雪翌朝は棟間の細い通路・駐車スペースの除雪が遅れる場合があります。事業者に棟番号・玄関位置を事前に伝え、除雪状況によっては幹線道路側での乗降に変更する計画を立ててください
- 富丘・稲積の丘陵住宅地の坂道は積雪時に特に注意:大雪後の坂道は車両が上り下りできなくなる場合があります。冬期間は坂道での乗降を避け、平坦な幹線道路付近での乗降スポットを事前に確認してください
- 山麓部(稲穂・金山・星置・山口)は市街地より積雪量が多い:手稲山に近い山麓部エリアは市街地(前田・手稲)より積雪量が多く除雪も遅れがちです。山麓部に居住の方は特に出発時間を多めに確保してください
⚠️ JR函館本線の大雪時遅延・運休に備える
手稲区内を走るJR函館本線は大雪・吹雪時に遅延・運休が発生することがあります。JR利用を組み合わせた通院計画が崩れた際に介護タクシーへの緊急切り替えが急増します。複数の事業者に事前登録しておくことが手稲区では特に重要です。また、JR手稲駅周辺は大雪時に路線バスも渋滞・遅延するため、JR・バスが使えない状況を想定した介護タクシーの確保策を平時から準備しておいてください。
予約前チェックリスト
介護タクシー予約前に確認しておくこと(手稲区版)
- ☑ 前田UR住宅・市営住宅は棟番号・玄関位置・除雪状況を事業者に伝える
- ☑ 富丘・稲積の丘陵住宅地は乗降場所を事業者と事前確認
- ☑ 冬期間:天気予報を確認し、出発時刻を40〜60分(大雪時は90分以上)早める
- ☑ 大雪・吹雪時のJR遅延・運休に備えて介護タクシー事業者に複数登録
- ☑ 受診先の病院名・住所を明確に伝える(手稲渓仁会病院の外来棟への入り方も確認)
- ☑ 院内介助の要否(手稲渓仁会病院は35診療科・非常に広大な院内)
- ☑ コドモックルへの通院は障害対応経験のある事業者を選択
- ☑ 定期通院(透析・化学療法・リハビリ等)は月次定期契約を相談
- ☑ 札幌市福祉タクシー助成券の申請(手稲区役所・前田1条11丁目)
手稲区での介護タクシー利用のコツ
- 手稲渓仁会病院をかかりつけ病院として積極的に活用する:670床・35診療科・救命救急センター・ドクターヘリ基地の手稲渓仁会病院は、手稲区住民に最も便利な立地の高度急性期病院です。手稲区内でできる治療・検査・外来はまず手稲渓仁会病院で受けることが費用・移動時間ともに最小化につながります。初診は原則紹介状が必要なため、かかりつけ医からの紹介状を事前に用意してください
- コドモックルへの定期通院は同一事業者との月次継続契約を活用する:障害のある子どもの定期外来・リハビリ通院では、同一事業者との月次・定額継続契約が費用削減と安定したサービス確保の両面で最も有利です。障害対応の経験がある事業者を選択してください
- 前田UR住宅の初回利用は棟番号・玄関の位置を詳細に伝える:前田の大規模UR住宅では棟番号・玄関位置・駐車スペースが複雑です。初回利用前に事業者に詳細情報を伝え、冬期間の除雪状況による乗降場所の変更計画も合わせて相談してください
- 富丘・稲積の初回利用は乗降場所を現地確認する:丘陵住宅地の急坂・細街路で大型福祉車両が乗り入れ困難な場所があります。初回利用前に事業者と乗降場所を現地確認することが冬期間の安全な利用の最重要ステップです
- 冬の大雪に備えて複数の事業者に事前登録する:日本海側からの大雪時には介護タクシーへの急な依頼が急増します。1社だけでなく2〜3社に事前登録しておくことが、手稲区の冬期間の安定した医療アクセスを確保するための最善策です
手稲区の医療・介護環境
手稲区の医療・介護環境まとめ
- 手稲区は医療法人渓仁会の手稲渓仁会病院(660〜670床・救命救急センター・ドクターヘリ道央基地病院・地域がん診療連携拠点病院)をJR手稲駅北口徒歩4分に擁し、市内西部で最も充実した高度急性期医療環境を持つ区です
- 北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)が星置エリアに立地しており、北海道内唯一の特定機能周産期母子医療センター・小児専門総合医療施設として道内全域の子ども・障害児の医療を担っています
- 一人暮らし高齢者世帯の割合が30.6%(市内の中でも高水準)に達しており、在宅高齢者の介護タクシーへの依存度が高い区です。前田・富丘・稲積エリアのUR住宅・市営住宅では介護タクシーが最も重要な移動手段となっています
- 手稲区役所(前田1条11丁目)の保健福祉課・高齢福祉課で福祉タクシー助成券・移動支援サービスの申請が可能です
- JR函館本線(ほしみ・星置・稲穂・手稲・稲積公園駅)が主要公共交通で、JR駅から離れた前田・稲積・富丘の住宅地ではJRバス・中央バスが補完交通として機能していますが、高齢者・移動困難者にとっては介護タクシーが最も確実な移動手段です
- 日本海側気候による豪雪が手稲区の冬期間の最大の特徴であり、介護タクシー利用においては市内他区より余裕のある出発計画と複数事業者への事前登録が特に重要です