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松本市の介護タクシー概況

約24万人
人口(2025年)
約31%
高齢化率(65歳以上)
978km²
市域面積
月4枚
透析患者へのタクシー助成券(通常は月2枚)

松本市は長野県中部に位置し、北アルプスを望む松本盆地に広がる長野県第2の都市です。国宝松本城を有する城下町として知られ、信州大学の主要キャンパスが立地する学術都市でもあります。市域は978km²と広大で、旧四賀村・旧梓川村・旧安曇村・旧奈川村・旧波田町の合併により山岳部を多く含みます。高齢化率は約31%で全国平均をやや上回り、山間部の高齢化は特に深刻です。

松本市には「重度心身障害者(児)タクシー利用料金助成」(700円券・月2枚・腎臓透析患者は月4枚)と「高齢者寝台タクシー利用料金助成券」の2制度があり、それぞれ対象の方の通院費用を軽減しています。令和8年度分のタクシー助成券は3月23日(月)必着で申請すると3月27日(金)に発送予定です。市内には「介護タクシーすざわ」「介護タクシーつむぐ」「介護福祉タクシーあいうえオレンジ」「介護タクシーはる」「悠凛」など複数の事業者が登録しており、松本市中心部に8台の配車センターを持つ事業者もあります。

松本市の介護タクシー料金相場

松本市の介護タクシー料金は、長野県認可のタクシー運賃に介助料・福祉車両使用料を加算した形で設定されます。市域が広大なため、波田・四賀・梓川などの周辺地区からは長距離料金となります。

区間(片道)乗用車目安福祉車両目安所要時間目安
松本駅周辺 → 信州大学医学部附属病院 700〜1,200円 1,500〜2,500円 5〜12分
松本駅周辺 → 相澤病院 500〜900円 1,200〜2,000円 5〜10分
松本駅周辺 → 松本市立病院 1,000〜1,800円 1,800〜3,200円 10〜20分
波田地区(旧波田町)→ 市内主要病院 2,500〜4,500円 4,000〜7,000円 25〜40分
四賀地区(北東部)→ 市内主要病院 2,000〜3,500円 3,500〜6,000円 20〜35分
安曇・奈川地区(山間)→ 市内主要病院 5,000〜10,000円 8,000〜16,000円 60〜100分

💡 透析患者は月4枚(年48枚)の助成券が強力な支援に

腎臓機能障害で人工透析を受けている方は、通常月2枚のところ月4枚(年最大48枚)の700円券を受け取れます。週3回の透析通院(月約12〜13回)に対して月4枚(2,800円分)の助成を受けられるため、年間では約33,600円分の費用軽減になります。透析患者の定期送迎を受け入れている事業者(介護タクシーすざわ・介護タクシーつむぐ等)と長期契約を結ぶとさらに安定した移送が確保できます。

松本市の主要病院と介護タクシーアクセス

📍 介護タクシーすざわ・つむぐ・あいうえオレンジの特徴

「介護タクシーすざわ」(☎0263-88-3033)は松本市中心部に配車センターを持ち8台の車両で松本市・塩尻市・安曇野市・山形村・朝日村をカバーします。700円タクシー助成回数乗車券が使用可能で、高齢者寝台タクシー利用料金助成券にも対応。「介護タクシーつむぐ」(☎0263-87-1000)は当日予約・休日・夜間対応が可能で呼吸器・吸引器持込使用にも対応します。「介護福祉タクシーあいうえオレンジ」は女性ドライバー在籍で、寝たまま移動の県外対応(2名体制)も実施しています。

松本市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏙 松本駅周辺・中心市街地

  • JR篠ノ井線・大糸線の起点となる市中心部
  • 相澤病院まで徒歩圏内・信大附属まで約2km
  • 介護タクシー事業者が最も集中するエリア
  • 市役所・障がい福祉課が集中し申請も便利
  • 福祉100円バス(1乗車100円)も利用可能

🌾 波田地区(西部・旧波田町)

  • 松本市西部・梓川沿いの農村エリア
  • 市内主要病院まで25〜40分
  • 松本電鉄上高地線「波田駅」周辺
  • 西部福祉課でタクシー券申請可
  • 介護タクシーすざわが波田地区に対応

🏔 四賀・梓川地区(北部・東部周辺)

  • 旧四賀村・旧梓川村の農村・丘陵エリア
  • 市内主要病院まで20〜35分
  • 高齢化が進む旧農村エリア
  • 事業者は中心部より少なく早めの予約推奨
  • 安曇野市の病院への越境利用も一定数あり

🏔 安曇・奈川地区(上高地方面・山間部)

  • 旧安曇村・旧奈川村の高山・山間農村
  • 市内主要病院まで60〜100分の超長距離
  • 冬季閉鎖道路・積雪・路面凍結に最大注意
  • 事業者が極めて少なく早期手配が必須
  • 救急時はドクターヘリが重要な役割を担う

⚠ 松本市特有の注意事項

  • 冬季の豪雪・路面凍結(11〜3月):松本市は内陸型気候で、冬季は盆地でも路面凍結・積雪が発生します。特に波田・四賀・梓川・安曇・奈川の周辺地区は積雪が多く、山間部では通行止めになる場合もあります。冬季の通院は出発時刻に余裕を持ち、事業者と路面状況を確認してから出発してください
  • 令和8年度タクシー券申請は3月23日必着で3月27日発送:令和8年度分の重度心身障害者タクシー助成券は3月23日(月)必着で申請すると3月27日(金)発送予定です。4月以降の申請は順次発送となり、利用開始が遅れます。毎年3月中に早めに申請しましょう(郵送申請も可)
  • 安曇・奈川地区は上高地方面の観光シーズンに道路混雑:4〜11月の上高地観光シーズンは安曇・奈川地区への道路(国道158号)が混雑します。この期間の通院は時間に余裕を持って計画してください
  • タクシー助成券と燃料費助成は併用不可:重度心身障害者タクシー助成券と自動車燃料費助成は同一年度内の重複申請はできません。どちらが有利かを窓口で相談の上、選択してください

松本市の2つのタクシー助成制度

🟢 ①重度心身障害者(児)タクシー利用料金助成

【対象者】市内に住所を有する在宅の方で、以下の要件をすべて満たす方:

  • 身体障害者手帳1級または2級(下肢・体幹・内部・視覚のみ)、または療育手帳A1またはA2を所持
  • 障がい者本人の前年の所得税額が21,000円以下
  • 重複障がいについては別表による(窓口で確認)

【除外】松本市重度心身障害者(児)自動車燃料費助成事業の助成を受けている方は対象外

【助成内容】

  • 1回の利用につき700円券1枚を使用(降車時に手渡し、残額を現金で支払い)
  • 2枚(年最大24枚)交付
  • 腎臓機能障害で透析をしている方は月4枚(年最大48枚)

【令和8年度申請】3月23日(月)必着で申請 → 3月27日(金)発送予定。以降は順次発送

【申請窓口】
18歳以上:松本市役所東庁舎1階 障がい福祉課 TEL:0263-34-3212 / 西部福祉課(波田) TEL:0263-92-3002
18歳未満:こども福祉課 TEL:0263-33-4767
郵送申請可(担当課必着)

🟢 ②高齢者寝台タクシー利用料金助成券

松本市では高齢者を対象とした「高齢者寝台タクシー利用料金助成券」も設けています。ストレッチャー(寝台)を使用したタクシー移送の費用の一部を助成する制度です。

【詳細・申請】高齢福祉課 TEL:0263-34-3213(対象要件・助成額の詳細は窓口にてご確認ください)

📋 福祉100円バス・介護保険との組み合わせ

  • 福祉100円バス(障がい者・高齢者向け):松本市の「ぐるっとまつもとバス」(市内一般路線バス)・地域バス・上高地線電車全線が1乗車100円で利用できます(手帳所持者・難病患者等が対象)。近距離・バスで通院できる方は福祉100円バスとタクシー助成券を使い分けることで費用を最小化できます
  • 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け:要介護1〜5の認定を受けている方は介護保険の「通院等乗降介助」(1〜3割負担)も活用できます。頻繁な透析通院には介護保険を、それ以外の外出にタクシー助成券を使い分けることが賢明です。担当ケアマネジャーに相談してください
  • 隣接市(安曇野市・塩尻市)の助成券との相互利用:介護タクシーつむぐ等は安曇野市の「障害者外出支援利用券(タクシー券)」も対応しています。安曇野市内から松本市の病院に通院する方は安曇野市の制度も確認してください

介護タクシー利用の流れ(松本市版)

  1. 助成制度の申請(3月中が最もお得) 身体1・2級(下肢・体幹・内部・視覚)または療育A1・A2をお持ちで所得要件を満たす在宅の方は、障がい福祉課(☎0263-34-3212)へ。3月23日必着申請で3月27日に発送されます。高齢者寝台タクシー助成は高齢福祉課(☎0263-34-3213)へ。
  2. 事業者の選定 介護タクシーすざわ(☎0263-88-3033)・介護タクシーつむぐ(☎0263-87-1000)・あいうえオレンジ・介護タクシーはるなど市内事業者から自宅エリアに対応した事業者を選択。700円助成券が使えるか事前確認してください。
  3. 病院の予約 信州大学医学部附属病院への初診は紹介状と事前予約が必須。受診日確定後、目的の棟・乗降口を確認してから介護タクシーを予約します。
  4. 介護タクシーの予約確定 乗降場所・目的地(病院名・棟・乗降口)・利用者状態・必要介助・往復か片道かを伝えます。700円タクシー券使用の旨も伝えてください。冬季は積雪・路面状況の確認も行ってください。
  5. 当日の準備と乗車 健康保険証・診察券・お薬手帳・障がい者手帳・700円タクシー助成券・紹介状(初診時)を準備。冬季は防寒着・滑り止め靴も必携です。
  6. 通院・帰宅 院内介助を依頼している場合は受付から診察まで付き添ってもらえます。降車時に700円券1枚を渡し、残額を現金で支払います。タクシー券は紛失しても再発行できないため大切に保管してください。

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