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和歌山市の介護タクシー基本情報

和歌山市は和歌山県の県庁所在地で、徳川御三家・紀州藩の城下町として栄えた歴史都市です。紀の川河口に発展した市街地と、北部の雑賀崎・和歌浦海岸、南東部の四季の郷・岩出市境などのエリアで構成されています。人口は約36万人台(2024〜2025年推計)で緩やかに減少が続いており、高齢化率は33%台と全国平均を上回る水準です。市域全体での公共交通について、市は「公共交通不便地域」の存在を認識しており、地域バスやデマンド型乗合タクシーの導入支援を進めています。市北部・東部の山間部周辺では、介護タクシーが医療機関への重要な移動手段となっています。タクシー運賃は2023年7月3日の改定後、和歌山市域地区では普通車の初乗り1.3kmまで650円(上限)・258mごとに90円加算となっています(改定前:1.3kmで580円程度)。深夜早朝(22時〜翌5時)2割増、障害者手帳・療育手帳提示で1割引です。

約36万
人口(2024〜2025年推計・人口減少が続く)
約33%
高齢化率(全国平均を上回る水準)
650円
初乗り運賃(1.3kmまで・2023年7月改定)
約1割
2023年7月の運賃改定率(3年ぶり改定)

🌟 和歌山市「障害児者外出支援事業」福祉タクシー利用券(年最大30枚・500円券)

和歌山市では、障がいのある方の外出を支援するため「障害児者外出支援事業」の一環として福祉タクシー利用券を交付しています。利用券は乗車1回につき1枚まで使用できます。

【対象者と交付枚数(2つの区分)】

①身体障害者手帳1・2級(下肢・体幹・視覚以外)または療育手帳A1・A2をお持ちの方:年間24枚(500円券)
②身体障害者手帳の下肢・体幹・視覚障害1・2級をお持ちの方:年間30枚(500円券)

※精神障害者保健福祉手帳の方は福祉タクシー利用券の対象外(バスカードまたは公衆浴場回数券のみ)。

【有効期限】4月1日〜翌年3月31日。紛失・盗難等による再交付はできません。

【配布場所・問い合わせ】障害者支援課(和歌山市役所東庁舎1階・☎073-435-1060・FAX073-431-2840)、各支所・連絡所。代理人受け取りの場合は本人の手帳と代理人の本人確認書類・印鑑が必要です。利用可能な協力タクシー事業者一覧は市公式サイトのPDFで確認できます。

【バスカードとの選択制】バスカード(月2日・和歌山バス/和歌山バス那賀が無料)と公衆浴場回数券のいずれか一方を選択。これとは別に、下肢・体幹・視覚1・2級の方は追加でタクシー利用券(30枚)を受け取れます。

和歌山市の介護タクシー料金相場

2023年7月3日改定後の和歌山市域地区の運賃体系は、普通車で初乗り1.3kmまで650円(上限)・258mごとに90円加算です。深夜早朝(22時〜翌5時)2割増・迎車料金別途。障害者手帳提示で1割引。和歌山県立医科大学附属病院は和歌山市内の河北町に立地しており、市内中心部(JR和歌山駅)から約5kmの距離です。

乗車地・降車地の区間目安距離料金目安所要時間目安
和歌山駅周辺(中心部)→ 和歌山県立医科大学附属病院(河北町)約5km1,400〜1,900円約12〜20分
和歌山駅周辺 → 日本赤十字社和歌山医療センター(小松原)約4km1,200〜1,600円約10〜15分
和歌山駅周辺 → 済生会和歌山病院(和歌浦中)約6km1,700〜2,200円約15〜22分
北部・雑賀崎 → 和歌山県立医科大学附属病院約12km3,400〜4,500円約20〜30分
東部・四季の郷 → 和歌山県立医科大学附属病院約12km3,400〜4,500円約20〜30分
加太地区(市北西部)→ 和歌山県立医科大学附属病院約22km6,000〜7,800円約30〜45分
和歌山市内 → 大阪市内病院(阪大・天王寺等)約60〜70km16,000〜21,000円約60〜80分

💡 和歌山県立医科大学附属病院は和歌山市内に立地—アクセスは比較的良好

他の多くの都道府県立医科大学附属病院が県庁所在地から離れた場所にあるのと異なり、和歌山県立医科大学附属病院は和歌山市河北町に立地しており、JR和歌山駅や南海電鉄和歌山市駅からタクシーで12〜20分のアクセスが可能です。ただし紹介状なし初診には選定療養費(初診7,700円程度)が発生します。

主要病院・医療施設へのアクセス

エリア別の介護タクシー利用ガイド

🏙️ 和歌山駅・中心市街地(本町・ぶらくり丁)

  • JR和歌山駅・南海和歌山市駅周辺の市中心エリア
  • 介護タクシー事業者が集中する
  • 和歌山県立医科大学附属病院まで約12〜20分
  • 日本赤十字社和歌山医療センターまで約10〜15分
  • GOアプリ・でんわdeGO等対応事業者も活動中

🌊 南部・和歌浦・磯の浦エリア

  • 和歌浦・磯の浦海岸・紀三井寺周辺の観光・住宅エリア
  • 済生会和歌山病院が地区内に立地
  • 和歌山県立医科大学附属病院まで約15〜25分
  • 南海加太線・バス路線でのアクセスあり
  • 海岸沿いの観光地として知られる

🌿 東部・四季の郷・岩出市境界エリア

  • 市東部・岩出市・紀の川市との境界付近
  • 和歌山県立医科大学附属病院まで約20〜30分
  • 紀の川沿いの農業・住宅混在エリア
  • JR和歌山線沿線のアクセスエリア
  • 対応事業者の事前確認が必要

🏰 北部・和歌山城・紀三井寺・岡崎エリア

  • 和歌山城周辺・北部住宅地・紀の川北岸エリア
  • 和歌山県立医科大学附属病院まで約15〜22分
  • 和歌山大学・きのくに線沿線の住宅地
  • 介護タクシー事業者が比較的多い
  • 海南市・岩出市の医療機関も選択肢

🌊 加太・友ヶ島方面(市北西部・半島エリア)

  • 友ヶ島への玄関口・加太漁港周辺の農漁村エリア
  • 和歌山県立医科大学附属病院まで約22km・30〜45分
  • 南海加太線・加太駅周辺の集落
  • 公共交通が少なく介護タクシーへの依存度が高い
  • 対応事業者の事前確認と早めの予約が重要

🌾 北東部・紀の川北岸農村(直川・田屋・中之島)

  • 紀の川北岸の農業地帯・海南市との境界付近
  • 和歌山県立医科大学附属病院まで約20〜30分
  • 公共交通が限られる農村エリア
  • 対応事業者の確認と余裕ある予約が必要
  • JR紀勢本線・阪和線沿線からのアクセスも可能

和歌山市で介護タクシーを利用する際の注意点

🌟 下肢・体幹・視覚1・2級の方は年30枚—精神障害者手帳のみの方はタクシー券の対象外

和歌山市の福祉タクシー利用券には2つの区分があります。身体障害者手帳の下肢・体幹・視覚障害1・2級をお持ちの方は年30枚(500円券)と、その他の1・2級や療育手帳A1・A2の方(年24枚)より多く交付されます。一方、精神障がい者保健福祉手帳のみをお持ちの方は福祉タクシー利用券の対象外となりますので(バスカードまたは公衆浴場回数券のみ)、お間違えのないようご注意ください。

⚠️ 和歌山県立医科大学附属病院は「紹介状なし初診」に選定療養費が発生

和歌山県立医科大学附属病院(特定機能病院・救命救急センター)は、紹介状なしで一般外来を初めて受診する場合、選定療養費(初診7,700円程度・再診3,300円程度)が保険診療とは別に発生します。介護タクシーでこの病院へ初めて向かう際は、必ずかかりつけ医から紹介状を取得しているかを確認してください。

💡 福祉タクシー利用券は「紛失・盗難による再交付不可」—大切に保管を

和歌山市の福祉タクシー利用券は、紛失・盗難等による再交付ができません(バスカードのみ1,000円負担で再交付可)。有効期限(4月1日〜翌年3月31日)が過ぎると使用できなくなります。受け取り後は大切に保管し、年内に計画的にご使用ください。また、利用券の貸与・譲渡・不正利用が判明した場合は助成金の返還を求められる場合があります。

介護タクシー利用の流れ

  1. 福祉タクシー利用券の対象か確認する:身体障害者手帳1・2級(各種別)または療育手帳A1・A2の所持者かを確認します(精神障がい者手帳のみの方は対象外)。対象の場合は和歌山市障害者支援課(☎073-435-1060)または各支所・連絡所で配布を受けます。
  2. 協力タクシー事業者を確認する:利用券は市と契約した協力タクシー事業者のみで使用可能です。市公式サイト掲載の「障害児者外出支援事業(福祉タクシー)利用可能事業者一覧(PDF)」を確認します。
  3. 問い合わせ・見積もり:乗車場所・降車場所・利用目的・身体状況(車椅子の種類・介助の必要性)を伝えます。大病院受診の場合は紹介状の有無を確認します。
  4. 予約を確定する:利用日時・乗降場所・付き添い者の有無を確定します。加太地区・北東部農村エリアからは早めの予約を推奨します。
  5. 乗車当日の準備:診察券・保険証・お薬手帳・障がい者手帳・福祉タクシー利用券・紹介状(大病院初受診時)を準備します。
  6. 乗車・移動・支払い:手帳を提示して1割引を受け、降車時に利用券1枚(500円分)を提出して残額を現金またはカードで支払います。

和歌山市の医療・介護環境

和歌山市は和歌山医療圏の中核として、和歌山県立医科大学附属病院・日本赤十字社和歌山医療センターという2大急性期病院が高度医療を担っています。高齢化率は33%台(全国平均超)で、人口減少と相まって今後も高齢者の割合は増加する見込みです。市は「多極連携型コンパクトシティ」の形成を目指し、公共交通不便地域への地域バス・デマンド型乗合タクシーの導入支援を進めていますが、農村・山間部・半島部では介護タクシーが依然として不可欠な移動手段です。市内各地区に地域包括支援センターが設置されており、介護相談・移動支援の案内を行っています。

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