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城南区の基本情報と介護タクシー環境

城南区は福岡市の南西部に位置し、人口約13.3万人(2020年国勢調査・7区中最少)・面積15.95km²を擁します。65歳以上人口は約3.5万人、高齢化率は約26.3%と7区中高めです。地下鉄七隈線(六本松・茶山・別府・梅林・野芥各駅)・西鉄バスが主要交通手段です。

区内には六本松(九州大学旧六本松キャンパス跡地の「六本松421」再開発エリア)・別府・田島・友泉亭・梅林の住宅地、および南部の油山丘陵地帯(油山市民の森・片江)があります。城南区は7区のなかで区内に大規模急性期病院が立地しておらず、隣接する中央区・南区・城南区に立地する病院(九州医療センター・福岡赤十字病院・九州がんセンター)への介護タクシー通院が主な選択肢です。

そして最も重要なのが、城南区七隈7-45-1に立地する福岡大学病院(771床・特定機能病院・高度救命救急センター)です。福岡大学病院は城南区の住所ですが、地理的には城南区南部・早良区北部の双方から近いエリアに位置しています。2024年5月に屋上ヘリポートを備えた新本館が開院し、機能が大幅に強化されました。

約13.3万人
人口(2020年国勢調査・7区中最少)
約26.3%
高齢化率(7区中高め)
15.95km²
面積(六本松・別府・田島・梅林・油山)
地下鉄七隈線・西鉄バス
六本松・茶山・別府・梅林・野芥各駅

城南区の介護タクシー料金相場

項目料金目安備考
初乗り運賃670〜830円(約1kmまで)2023年8月1日改定・九州運輸局認可・福岡A地区(福岡市・春日市・糸島市・糟屋郡等)。事業者により下限670円・上限830円の間で設定
以降の加算268mごとに80円加算時速10km以下の低速走行時は1分20秒ごとに60円(時間距離併用制)
迎車料金無料〜200円電話予約は無料〜200円。アプリ配車は別途設定の場合あり
乗降介助500〜2,000円基本介助500円+移乗介助1,000〜1,500円が目安。事業者・状態により異なる
院内介助1,000〜3,000円/回受付・診察室・会計・処方箋まで同行。大規模病院では必須
車椅子使用料無料〜1,000円電動・リクライニング型は2,000円前後の場合あり
深夜早朝割増2割増22時〜翌5時(深夜割増)
福岡市障害者タクシー助成対象者に利用券交付各区役所保健福祉課で申請。身体障害・療育・精神の手帳保持者が対象

【料金例①】六本松・別府エリア → 福岡大学病院(城南区七隈7-45-1)

  • 走行距離目安:約2〜7km 所要時間:約10〜25分
  • 運賃:870〜2,670円 迎車・乗降介助:500〜2,200円
  • 院内介助(1時間):1,000〜3,000円
  • 往復合計目安:約4,740〜15,740円(院内介助含む)

福岡大学病院は西鉄バス(天神・大橋・県庁方面から多数の路線が「福大病院」停留所に乗り入れ)・地下鉄七隈線「福大前駅」から徒歩5分でアクセスできます。2024年5月開院の新本館には屋上ヘリポート・20の手術室・拡大されたNICU(24床)が整備されています。

【料金例②】梅林・友泉亭・片江エリア → 九州医療センター(中央区地行浜1-8-1)

  • 走行距離目安:往復約16〜22km 所要時間(院内1時間含む):約2〜3時間
  • 運賃(往復):5,990〜8,680円 乗降介助(往復):1,000〜4,400円
  • 院内介助:1,000〜3,000円
  • 往復合計目安:約7,990〜16,080円

城南区から主要病院へのアクセスと院内介助のポイント

城南区のエリア別介護タクシー利用ポイント

📍 六本松(区北部・九大跡地再開発)

九州大学旧六本松キャンパス跡地の「六本松421」(図書館・マンション群・オフィス・商業施設)が開発されたエリア。地下鉄「六本松駅」沿線で利便性が高く、福岡赤十字病院・九州医療センターへのアクセスが城南区内で最も良好です。

📍 別府・荒江・田島(区中部・主要住宅地)

城南区の主要住宅地。地下鉄「別府・茶山駅」沿線。比較的平坦で大型福祉車両の乗り入れがしやすいエリアです。福岡大学病院・九州医療センターへの中距離通院が主な移動区間です。

📍 友泉亭・梅林・片江(区中南部)

地下鉄「梅林駅」沿線の住宅地。城南区役所・友泉亭公園が立地します。福岡大学病院(城南区七隈)へのアクセスが比較的良好なエリアです。

📍 油山・長尾・片江南部(区南部・丘陵地)

油山(643m)の麓の丘陵住宅地。急坂・細街路があります。大型車の乗り入れ可否を初回に必ず確認してください。福岡大学病院が最も近い大規模病院ですが距離は中〜長距離になります。

城南区で介護タクシーを賢く使うための5つのコツ

  1. 福岡大学病院(城南区七隈)は城南区から最も近い特定機能病院:2024年5月に新本館を開院した最新の大学病院です。初診には紹介状が必要ですので、かかりつけ医から紹介状を取得してから福大病院(092-801-1011)に初診予約を入れてください。再診外来は平日8:30〜15:00と遅めまで受け付けています
  2. 城南区は区内大規模急性期病院がない。早期に通院体制を確立することが重要:高齢化率が26.3%と高い城南区では、急に移動困難になってから事業者を探すと対応が間に合わない場合があります。健康なうちから複数の介護タクシー事業者(最低2〜3社)に登録しておくことを強く推奨します
  3. 地下鉄七隈線(博多延伸開業済み)と介護タクシーの組み合わせを検討:地下鉄七隈線は2023年3月に博多駅まで延伸開業しました。移動に支障のない方は七隈線で天神・博多方面の病院にアクセスし、移動困難な高齢者・車椅子使用者は介護タクシーを活用する、状態に応じた使い分けが費用削減になります
  4. 福岡大学病院の院内は新本館開院後も広大:2024年5月に新本館(新本館・中央棟・西別館・北別館・デイケア棟・研修センターA棟B棟の8棟構成)が開院しました。棟間の移動があるため院内介助の事前依頼が必須です。初回受診時は特に時間に余裕を持ってください
  5. 油山・片江南部の丘陵地帯は乗降場所の事前確認を徹底:急坂・細街路がある地区では大型の福祉車両が乗り入れできない場合があります。初回利用前に必ず事業者と自宅周辺の乗降場所を確認し、安全に乗降できる場所を特定しておいてください

介護タクシー利用の基本手順(福岡市共通)

  1. ケアマネジャー・主治医に相談:要介護認定を受けている方はケアマネジャーに「通院等乗降介助」のケアプランへの組み込みを相談してください。介護保険適用で自己負担1〜3割のみになります。未認定の方も障害者手帳・難病認定等で助成対象になる場合があります
  2. 複数事業者に問い合わせて比較:区内でも事業者によって対応病院・介助内容・料金設定が異なります。最低3社以上に問い合わせることを推奨します。「出発地・目的地・出発希望時間・身体状況(車椅子種類・認知症の有無等)・必要な介助内容」を伝えて見積もりを取ってください
  3. 乗降場所とアクセスルートを事前確認:大型福祉車両が乗り入れできない場所(急坂・細街路・マンション地下駐車場)もあります。初回利用前に乗降場所を事業者と確認してください。大病院では専用の福祉車両乗り場がある場合があります
  4. 院内介助は必ず事前に依頼:九州大学病院・福岡大学病院・九州医療センター・福岡市民病院など大規模病院は院内移動が非常に長くなります。予約の際に「受付から診察・検査・会計・処方箋受け取りまで院内同行」を明示して依頼してください
  5. 月次定期契約を活用:がん治療・透析・専門外来など月複数回の定期通院では、往復固定ルートの月次定期契約を積極的に活用してください。費用が大幅に削減できます

費用を抑えるための制度・助成(福岡市共通)

① 福岡市障害者タクシー利用助成事業

身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持つ方に、タクシー料金の利用券を交付します。手帳の種別・等級により交付額が異なります。各区役所の保健福祉課窓口で申請してください。

② 介護保険「通院等乗降介助」

要介護1〜5の認定を受けた方は、介護保険の「通院等乗降介助」として自己負担1〜3割のみで乗降介助が受けられます。ケアマネジャーに依頼してケアプランに組み込む必要があります。訪問介護の一形態として実施されます。

③ 医療費控除(確定申告)

通院のための介護タクシー料金は、一定条件のもとで所得税の医療費控除の対象となります。年間の医療費合計が10万円(または所得の5%)を超える場合、超過分を確定申告で控除できます。領収書は必ず保管してください。詳細は最寄りの税務署または税理士にご確認ください。

④ 難病患者等の移動支援

難病認定(特定疾患)を受けている方は、福岡県・福岡市の難病支援事業による移動支援が受けられる場合があります。主治医・相談支援専門員・各区役所の保健師にご確認ください。

⑤ 月次定期契約による費用削減

がん化学療法(月4回程度)・人工透析(月13回程度・週3回)・専門外来の定期通院では、往復固定ルートの月次定期契約が最も効果的な費用削減手段です。事業者に相談すると月額固定料金を設定してもらえる場合があります。年間で数万〜十数万円の節減につながるケースもあります。

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