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南区の基本情報と介護タクシー環境

南区は福岡市の南部に位置し、人口約26.5万人(2020年国勢調査・7区中2番目)・面積31.00km²を擁します。65歳以上人口は約6.3万人、高齢化率は約23.7%と7区中やや高めです。西鉄天神大牟田線(大橋・高宮・井尻・雑餉隈各駅)・地下鉄七隈線(大橋・井尻・雑餉隈・野芥・梅林・橋本各駅)・西鉄バスが主要交通手段です。大橋・野間・長住・老司・弥永の住宅地で構成されます。

南区には日本赤十字社 福岡赤十字病院(大楠3-1-1・511床・36診療科・救急告示)独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター(野多目3-1-1・411床・24診療科・都道府県がん診療連携拠点病院・がんゲノム医療連携病院)という2つの重要な急性期病院が立地しています。特にがん治療においては九州がんセンターが福岡県のがん医療基幹施設として機能しています。

約26.5万人(7区中2位)
人口(2020年国勢調査)
約23.7%
高齢化率(7区中やや高め)
31.00km²
面積(大橋・野間・長住・弥永など)
西鉄天神大牟田線・地下鉄七隈線
大橋・高宮・井尻各駅

南区の介護タクシー料金相場

項目料金目安備考
初乗り運賃670〜830円(約1kmまで)2023年8月1日改定・九州運輸局認可・福岡A地区(福岡市・春日市・糸島市・糟屋郡等)。事業者により下限670円・上限830円の間で設定
以降の加算268mごとに80円加算時速10km以下の低速走行時は1分20秒ごとに60円(時間距離併用制)
迎車料金無料〜200円電話予約は無料〜200円。アプリ配車は別途設定の場合あり
乗降介助500〜2,000円基本介助500円+移乗介助1,000〜1,500円が目安。事業者・状態により異なる
院内介助1,000〜3,000円/回受付・診察室・会計・処方箋まで同行。大規模病院では必須
車椅子使用料無料〜1,000円電動・リクライニング型は2,000円前後の場合あり
深夜早朝割増2割増22時〜翌5時(深夜割増)
福岡市障害者タクシー助成対象者に利用券交付各区役所保健福祉課で申請。身体障害・療育・精神の手帳保持者が対象

【料金例①】大橋・野間・長住エリア(区北部)→ 福岡赤十字病院(大楠3-1-1)近距離

  • 走行距離目安:約1〜6km 所要時間:約5〜20分
  • 運賃:670〜2,270円 迎車・乗降介助:500〜2,200円
  • 院内介助(1時間):1,000〜3,000円
  • 往復合計目安:約4,340〜14,940円(院内介助含む)

福岡赤十字病院は西鉄天神大牟田線「高宮駅」「平尾駅」から徒歩約10分の南区大楠に立地します。外来受付は平日8:10〜11:00、原則紹介制です。36診療科・511床の地域急性期病院として南区・中央区南部・城南区北部の患者を広く受け入れています。

【料金例②】弥永・老司・野多目エリア(区南部)→ 九州がんセンター(野多目3-1-1)

  • 走行距離目安:往復約6〜16km 所要時間(院内1時間含む):約1〜2.5時間
  • 運賃(往復):2,270〜5,990円 乗降介助(往復):1,000〜4,400円
  • 院内介助:1,000〜3,000円
  • 往復合計目安:約4,270〜13,390円

九州がんセンターは西鉄「大橋駅」・JR「博多駅」・地下鉄「天神駅」から西鉄バスで「九州がんセンター」停留所下車すぐ(南区弥永方面から乗車)。また福岡高速5号線「野多目IC」から約3分。初診には紹介状が必要です。

南区から主要病院へのアクセスと院内介助のポイント

南区のエリア別介護タクシー利用ポイント

📍 大橋・野間・長住(区北部・西鉄・地下鉄沿線)

南区の商業・交通の中心エリア。西鉄「大橋駅」・地下鉄七隈線「大橋・井尻駅」沿線。福岡赤十字病院・九州がんセンターへのアクセスが南区内で最良です。大橋駅周辺は夕方(16〜19時)の渋滞に注意してください。

📍 老司・弥永・野多目(区中南部・住宅地)

南区中南部の郊外住宅地。地下鉄七隈線「野芥・梅林・橋本駅」沿線。九州がんセンター(野多目)に比較的近いエリアです。がん治療の定期通院では月次定期契約の活用が費用削減に効果的です。

📍 那珂川市境・三宅・花畑(区最南部)

南区最南端の那珂川市境に接する丘陵地帯。一部に急坂・細街路があります。大型福祉車両の乗り入れ可否と乗降場所の事前確認が特に重要なエリアです。市中心部の病院まで中〜長距離になります。

南区で介護タクシーを賢く使うための5つのコツ

  1. 九州がんセンターへのがん治療通院は紹介状の事前取得が必須:がん専門病院のため紹介状なしの初診は選定療養費が発生します。かかりつけ医からがん専門医への紹介状を取得してから九州がんセンターに予約を入れ、その後で介護タクシーを手配してください。ゲノム医療については別途の受診手続きが必要です
  2. がん化学療法・放射線治療の定期通院は月次定期契約を積極活用:週複数回の化学療法や放射線治療(通常4〜8週間)での定期通院では、往復固定ルートの月次定期契約を事業者に依頼してください。単回利用の累計に比べ年間で大幅な費用削減が期待できます
  3. 福岡赤十字病院の外来受付時間(8:10〜11:00)に合わせた出発設定:外来受付終了が11:00と早めです。区内から出発する場合は受付開始(8:10)の60〜90分前を目標に出発時刻を設定してください。渋滞や乗降に時間がかかる場合もあります
  4. 弥永・老司エリアの急坂・丘陵地帯は乗降場所を初回に確認:南区南部には丘陵地があります。大型の福祉車両が乗り入れできない急坂・細街路がある場合があります。初回利用前に事業者と乗降場所を確認してください
  5. 人工透析患者は週3回(月13回)の定期契約で最優先コスト管理:南区内に透析クリニックがない・または移動が困難な場合、透析専門クリニックへの週3回通院では年間156回の往復が必要です。月次定期契約+介護保険通院等乗降介助の組み合わせで最大限の費用削減を検討してください

介護タクシー利用の基本手順(福岡市共通)

  1. ケアマネジャー・主治医に相談:要介護認定を受けている方はケアマネジャーに「通院等乗降介助」のケアプランへの組み込みを相談してください。介護保険適用で自己負担1〜3割のみになります。未認定の方も障害者手帳・難病認定等で助成対象になる場合があります
  2. 複数事業者に問い合わせて比較:区内でも事業者によって対応病院・介助内容・料金設定が異なります。最低3社以上に問い合わせることを推奨します。「出発地・目的地・出発希望時間・身体状況(車椅子種類・認知症の有無等)・必要な介助内容」を伝えて見積もりを取ってください
  3. 乗降場所とアクセスルートを事前確認:大型福祉車両が乗り入れできない場所(急坂・細街路・マンション地下駐車場)もあります。初回利用前に乗降場所を事業者と確認してください。大病院では専用の福祉車両乗り場がある場合があります
  4. 院内介助は必ず事前に依頼:九州大学病院・福岡大学病院・九州医療センター・福岡市民病院など大規模病院は院内移動が非常に長くなります。予約の際に「受付から診察・検査・会計・処方箋受け取りまで院内同行」を明示して依頼してください
  5. 月次定期契約を活用:がん治療・透析・専門外来など月複数回の定期通院では、往復固定ルートの月次定期契約を積極的に活用してください。費用が大幅に削減できます

費用を抑えるための制度・助成(福岡市共通)

① 福岡市障害者タクシー利用助成事業

身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持つ方に、タクシー料金の利用券を交付します。手帳の種別・等級により交付額が異なります。各区役所の保健福祉課窓口で申請してください。

② 介護保険「通院等乗降介助」

要介護1〜5の認定を受けた方は、介護保険の「通院等乗降介助」として自己負担1〜3割のみで乗降介助が受けられます。ケアマネジャーに依頼してケアプランに組み込む必要があります。訪問介護の一形態として実施されます。

③ 医療費控除(確定申告)

通院のための介護タクシー料金は、一定条件のもとで所得税の医療費控除の対象となります。年間の医療費合計が10万円(または所得の5%)を超える場合、超過分を確定申告で控除できます。領収書は必ず保管してください。詳細は最寄りの税務署または税理士にご確認ください。

④ 難病患者等の移動支援

難病認定(特定疾患)を受けている方は、福岡県・福岡市の難病支援事業による移動支援が受けられる場合があります。主治医・相談支援専門員・各区役所の保健師にご確認ください。

⑤ 月次定期契約による費用削減

がん化学療法(月4回程度)・人工透析(月13回程度・週3回)・専門外来の定期通院では、往復固定ルートの月次定期契約が最も効果的な費用削減手段です。事業者に相談すると月額固定料金を設定してもらえる場合があります。年間で数万〜十数万円の節減につながるケースもあります。

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