福島市の基本情報
福島市は福島県の県庁所在地であり、福島県北部の中心都市です。2024年時点の人口は約274,681人で、東北新幹線・JR東北本線・JR奥羽本線・阿武隈急行が通る交通の要衝です。西に吾妻連峰・安達太良山を擁し、東に阿武隈山地を望む盆地地形で、夏は高温多湿・冬は降雪のある内陸性気候です。花見山公園・飯坂温泉・土湯温泉など観光資源も豊富な「果樹王国」として知られ、桃・梨・りんごの産地としても有名です。
2011年3月の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故の影響を受け、特に県北部では農産物の風評被害や人口流出が続きましたが、その後の復興が着実に進んでいます。高齢化率は2024年時点で約32%程度と推計され(住民基本台帳ベース)、少子高齢化・人口減少が続く福島県の中でも、中核都市として一定の医療・福祉インフラが集積しています。
福島市は中心市街地(JR福島駅周辺・飯坂・土湯温泉方面)と郊外農村部(吾妻・大波・飯野・松川・信夫地区等)に大きく分かれており、郊外の山間・農村地帯では介護タクシーが唯一の医療機関への移動手段となっているケースが多く見られます。
福島市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場
🔔 2025年4月16日より福島県全域のタクシー運賃が改定されました
国土交通省東北運輸局は2025年3月17日に福島県全域のタクシー運賃改定を公示し、2025年(令和7年)4月16日(水)から新運賃が適用されています。普通車の初乗り料金が旧580円(1kmまで)から新700円(1kmまで)へ120円値上げとなり、加算料金も旧「248mごとに90円」から新「260mごとに100円」に改定されました。全体で10.77%の値上げです。2021年11月以来約3年5か月ぶりの改定で、燃料費・人件費の高騰が主な理由です。改定前の580円で計算すると不足しますのでご注意ください。
■ タクシー運賃(2025年4月16日改定後・現行)
| 区分 | 初乗り距離・運賃 | 加算運賃 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 普通車(福島県全域) | 1kmまで 700円 | 260mごとに100円 | 2025年4月16日改定(旧1km/580円から値上げ) |
| 深夜・早朝割増 | 22時〜翌5時:2割増 | 全車種共通 | |
| 遠距離割引 | 5,000円を超える額に対して1割引 | 長距離通院で活用可能 | |
| 身体障害者割引 | 身体障害者手帳提示で1割引 | 乗車前に手帳提示が必要 | |
| 知的障害者割引 | 療育手帳提示で1割引 | 乗車前に手帳提示が必要 | |
| 免許返納者割引 | 65歳以上・運転経歴証明書提示で1割引 | 他の割引との重複可(遠距離割引と重複時は合算) | |
💡 福島市のタクシー運賃の特徴と注意点
2025年4月16日改定後の福島市の初乗り700円(1km)は、全国の地方都市と同水準です。加算は260mごとに100円で、首都圏(255mごとに100円)より若干長めです。遠距離割引(5,000円超の1割引)は他の多くの都市と比べて適用開始金額が低く(北九州市の9,000円超や新潟市と比べ)、郊外の農村部・山間部からの中距離通院でも5,000円を超えれば割引が適用されます。障害者手帳1割引・免許返納割引も設定されており、各種割引を組み合わせることで実質負担を減らすことができます。精神障害者の割引は事業者によって異なるため、各社に確認してください。
■ 主要病院への料金目安
| 出発地(エリア) | 目的地 | 目安距離 | 料金目安 | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|---|
| JR福島駅周辺(市中心部) | 福島県立医科大学附属病院(光が丘) | 約3〜5km | 約900〜1,400円 | 約10〜18分 |
| JR福島駅周辺(市中心部) | 総合南東北病院(八山田) | 約5〜8km | 約1,400〜2,200円 | 約14〜22分 |
| 飯坂・土湯方面(市北部・温泉地) | 福島県立医科大学附属病院 | 約10〜18km | 約2,600〜4,200円 | 約20〜35分 |
| 松川・大波・吾妻方面(郊外農村) | 福島県立医科大学附属病院 | 約10〜20km | 約2,600〜5,000円 | 約20〜40分 |
| 飯野・大久保方面(市東部山間) | 福島県立医科大学附属病院 | 約15〜25km | 約3,800〜6,000円 | 約30〜50分 |
| JR福島駅周辺 | 公立大学法人福島県立医科大学会津医療センター(会津若松) | 約90km | 約2万円超(遠距離割引適用後) | 約90〜120分 |
※2025年4月16日改定後の福島県タクシー運賃(普通車上限)を基にした目安料金です。深夜早朝2割増・介助料は別途加算。5,000円超は遠距離割引(1割引)が適用されます。
福島市の主要病院と介護タクシーでのアクセス
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福島県立医科大学附属病院(福島市光が丘1 ☎024-547-1111)
福島県立医科大学が運営する、福島県内最大規模の大学附属病院です。764床・特定機能病院として、放射線医学・がん・循環器・脳神経・周産期医療など高度専門医療を担っています。2011年の原発事故後は放射線医療の拠点としても重要な役割を果たしており、「ふくしま国際医療科学センター」も同敷地内に設置されています。地域がん診療連携拠点病院・都道府県がん診療連携拠点病院・救命救急センター・総合周産期母子医療センター・高度救命救急センターの指定を受けています。JR福島駅からバスでのアクセスも可能ですが、車椅子・ストレッチャー使用の方には介護タクシーが最も確実です。初診は紹介状が必要(選定療養費が発生)。外来は予約制が基本です。 -
公立大学法人福島県立医科大学附属 総合南東北病院(福島市八山田七丁目115 ☎024-934-5322)
一般財団法人総合南東北病院が運営する700床超の急性期病院で、JR東福島駅に近い市北東部に立地しています。内科・外科・整形外科・脳神経外科・循環器内科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・腫瘍科など多数の診療科を備え、がん診療連携拠点病院・災害拠点病院の指定を受けています。PET検査・ロボット手術など先進医療にも積極的に取り組んでいます。 -
福島赤十字病院(福島市入江町11-25 ☎024-534-6101)
日本赤十字社が運営する急性期病院で、JR福島駅から比較的近い市中心部に立地しています。内科・外科・整形外科・循環器内科・消化器内科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科などを備え、地域医療支援病院・二次救急の指定を受けています。市中心部からのアクセスが便利な地域密着型の急性期病院です。 -
JA福島厚生連・福島厚生病院(福島市南矢野目字西荒田50 ☎024-522-6151)
JA福島厚生連が運営する急性期病院で、市南部に立地しています。内科・外科・整形外科・循環器内科・消化器内科など地域の医療ニーズに対応しており、市南部・郊外農村部の住民が多く利用しています。
📍 福島県立医科大学附属病院へのアクセスに関する重要ポイント
福島県立医科大学附属病院(光が丘キャンパス)はJR福島駅から北西方向に約4〜5kmに位置し、広大なキャンパスに複数の棟が分散しています。受診予定の診療科の棟名・入口番号を事前に確認し、介護タクシーの乗降場所として事業者に正確に伝えることが重要です。外来は予約制のため、事前の病院への電話・WEB予約と紹介状の取得を優先してから介護タクシーを手配する順序が安心です。「ふくしま国際医療科学センター」での放射線健康管理センターへの通院でも同様に介護タクシーを活用できます。
福島市エリア別の介護タクシー利用特徴
🏙 市中心部(JR福島駅・本町・万世町周辺)
- 東北新幹線・JR東北本線・阿武隈急行が交差する交通拠点
- 福島県庁・福島市役所・商業施設が集積
- 介護タクシー事業者が市内で最も多い地域
- 福島赤十字病院へのアクセスが便利
- 福島県立医科大学附属病院まで約3〜5km・10〜18分
♨ 飯坂・土湯・高湯方面(市北部・温泉郷)
- 飯坂温泉・土湯温泉・高湯温泉と温泉施設が集積
- 高齢者の独居・老老介護世帯が多い傾向
- 福島県立医科大学附属病院まで10〜18km・20〜35分
- 冬期は積雪・凍結で道路状況が悪化することがある
- 阿武隈急行(飯坂電車)沿線はバリアフリー対応が課題
🌾 松川・大波・吾妻・信夫地区(郊外農村部)
- 桃・梨の果樹園が広がる農村地帯
- 高齢化率が市平均より高い農村集落が点在
- 市中心部の病院まで10〜20km・20〜40分
- 冬期の降雪・凍結対策が必要(4WD・スタッドレスタイヤ車の確認を)
- 介護タクシー事業者が中心部より少なく、早め予約が必要
⛰ 飯野・大久保・川俣方面(市東部山間部)
- 阿武隈山地の山間部・農村集落
- 高齢化・過疎が特に深刻なエリア
- 福島県立医科大学附属病院まで15〜25km・30〜50分
- 介護タクシー事業者が非常に少ない(3〜5日前の早期予約が必須)
- 遠距離割引(5,000円超の1割引)が適用されるケースが多い
⚠ 冬期(12月〜3月)の積雪・凍結に注意
福島市は内陸盆地のため冬期に降雪があり、特に郊外農村部・山間部(飯坂・土湯・吾妻・飯野方面)では積雪・路面凍結が発生します。冬期の通院には、スタッドレスタイヤ対応・4WD車の介護タクシー事業者を選ぶことが安全です。予約時に冬期対応車両を確認してください。また豪雪時は道路閉鎖・通行止めが発生する場合があり、当日の道路状況を事前に確認した上でスケジュールを組むことが重要です。
福島市の福祉タクシー券制度
福島市では重度心身障がい者の社会参加を促進するため「福祉タクシー券」を交付しています。毎年4月1日から3月31日を利用期間として、年1冊(30枚綴り)が交付されます。福島市の制度の特徴として、1回あたりの使用枚数が利用金額に応じて段階的に規定されており、普通タクシーで最大4枚(2,000円分)まで使用できます。
🟢 福島市福祉タクシー券(500円×30枚・年1冊)
【対象者】以下のいずれかに該当する福島市在住の方(施設入所者は要確認):
- 身体障害者手帳で、下肢・体幹・移動機能障がいのいずれかを含み総合等級1級または2級のかた
- 身体障害者手帳で、視覚・心臓・呼吸機能障がいのいずれかを含み総合等級1級のかた
- 療育手帳Aのかた
【交付内容】1枚500円の利用券・30枚綴り1冊を年間で交付。
【使用方法・枚数制限】
- 普通タクシー:1回の乗車につき最大4枚(2,000円分)まで使用可能。ただし2枚目は利用額が1,000円以上、3枚目は1,500円以上、4枚目は2,000円以上の場合にのみ使用できます
- 特殊タクシー(リフト付き等):1回の乗車につき最大6枚(3,000円分)まで使用可能
- 介護保険の乗降介助などの福祉サービスでの利用は不可
- 金券のため紛失しても再発行不可。保管に十分注意を
【申請・問い合わせ先】
福島市役所 健康福祉部 障がい福祉課 障がい給付係
☎024-525-3796(直通)FAX:024-533-5263
〒960-8601 福島市五老内町3番1号(市役所本庁舎)
各支所・出張所でも申請可能
📋 福島市の福祉タクシー券を最大限活用するためのポイント
- 特殊タクシー(リフト付き)は1回6枚(3,000円分)使用可:車椅子・ストレッチャー対応のリフト付き介護タクシーを利用する場合は、普通タクシー用(4枚上限)より多い6枚(3,000円分)まで使用できます。遠距離通院での費用削減効果が大きくなります
- 年間30枚の計画的使用:30枚÷12か月=月2〜3枚です。特に郊外農村部からの遠距離通院(3,000〜5,000円)では、4枚(2,000円)または6枚(3,000円)使用で実質負担を半減以下にできます
- 遠距離割引(5,000円超の1割引)との組み合わせ:山間部からの長距離通院で5,000円を超えた場合、遠距離割引(1割引)が適用されます。さらに福祉タクシー券(最大3,000円分)を使うことで実質負担を大きく削減できます
- 障害者手帳1割引との組み合わせ:手帳を提示して1割引を受けてから、残額に福祉タクシー券を充当します。双方を活用することで費用負担をさらに軽減できます
- 介護保険の通院等乗降介助との区別:介護保険の通院等乗降介助として手配した場合、福祉タクシー券は使用できません。介護保険対象外の患者輸送として手配する場合に使用できます
福島市で介護タクシーを利用する際の注意点
⚠ 福島市特有の注意事項
- 2025年4月16日の運賃改定を確認:旧580円(1km)から新700円(1km)に値上げ(10.77%増)。加算も旧248mごと90円から新260mごと100円に改定済み。改定前の料金で計算すると不足します
- 福島県立医科大学附属病院は紹介状必須:初診は他院からの紹介状が必要です(選定療養費が発生)。かかりつけ医から紹介状を取得し、外来予約を確定してから介護タクシーを手配する順序が大切です
- 冬期(12月〜3月)は積雪・凍結対応車両を確認:郊外・山間部はスタッドレスタイヤ・4WD対応車の事業者を選んでください。豪雪時は道路状況を事前確認してください
- 郊外・山間部は早め予約が必須:飯野・大久保・吾妻・松川北部などの山間部は事業者が少なく、3〜5日前の早期予約が必要です
- 福祉タクシー券は介護保険適用の移送には使用不可:介護保険の通院等乗降介助には使用できません。事業者に利用形態を確認してください
- 精神障害者割引は事業者によって異なる:身体障害者・知的障害者の1割引は協会全体で統一されていますが、精神障害者保健福祉手帳の割引は事業者ごとに異なります。予約時に確認してください
介護タクシー利用の流れ(福島市版)
- 福祉タクシー券の申請・取得
下肢・体幹・移動機能障がいで手帳1・2級、または視覚・心臓・呼吸機能障がいで手帳1級、または療育手帳Aをお持ちの方は、福島市障がい福祉課(☎024-525-3796)または各支所・出張所で申請します。年度ごとに申請が必要で、4月1日以降に使用を開始できます。 - 病院の予約と紹介状取得
福島県立医科大学附属病院への初診は紹介状が必要です。かかりつけ医に紹介状を依頼し、附属病院の地域連携室・各科に電話予約します。受診する診療科の棟名・入口も確認しておきましょう。 - 事業者選定・見積もり・予約確定
福島市の協定締結事業者(市ホームページ・市役所障がい福祉課で確認)を参考に選定します。郊外・山間部の方は特に早め(3〜5日前)に複数事業者へ問い合わせを。冬期は積雪・凍結対応車両を確認。迎車料・介助料など総費用と、福祉タクシー券の使用可否(普通車か特殊車かによって上限枚数が異なる)を確認します。 - 当日の準備
健康保険証・診察券・お薬手帳・身体障害者手帳または療育手帳(1割引用)・紹介状(初診)・福祉タクシー券(使用予定枚数分)を準備します。 - 移動・院内介助・帰宅・精算
乗車前に手帳を提示し1割引の適用を受けます。福祉タクシー券を提示し、普通タクシー(最大4枚)または特殊タクシー(最大6枚)の上限内で使用。帰りは診察終了後に事業者へ連絡し迎車を手配。使用した利用券を乗務員に提出して精算します。