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いわき市の基本情報

いわき市は福島県南東部に位置し、人口・面積ともに福島県内最大の都市です。2024年時点の人口は約318,000人(住民基本台帳ベース)で、面積は1,231.35km²と政令指定都市以外の市としては全国屈指の広さを誇ります。東は太平洋(太平洋岸)、西は阿武隈山地に囲まれた多様な地形を持ち、海岸部(小名浜・四倉・久之浜)、内陸部(平・内郷・好間)、山間部(遠野・川前・田人)で気候・生活環境が大きく異なります。

炭鉱と漁業・工業で栄えた歴史を持ち、現在は小名浜港を中心とした工業地帯・水産加工業、観光(スパリゾートハワイアンズ・アクアマリンふくしま・いわき湯本温泉)、農業が主要産業です。2011年3月の東日本大震災では津波被害・福島第一原発事故の影響を受け、沿岸部を中心に甚大な被害を受けましたが、その後の復興が着実に進んでいます。

高齢化率は2024年時点で約33〜34%と推計され(住民基本台帳ベース)、人口減少が続く福島県の中でも、市域が広大なため特に山間部・農村部での高齢化・医療アクセス問題が深刻な課題となっています。タクシー事業者は市内に17社以上が展開していますが、山間部では事業者が限られるため早期予約が不可欠です。

約31万8千人
人口(2024年・住民基本台帳)
1,231.35km²
面積(福島県内最大・非政令市では全国屈指)
約33〜34%
高齢化率(2024年推計)
17社以上
市内タクシー事業者数(福島県タクシー協会いわき支部加盟)

いわき市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場

🔔 2025年4月16日よりいわき市のタクシー運賃が改定されました

福島県全域のタクシー運賃が2025年(令和7年)4月16日から改定されています。いわき市も同日より新運賃が適用され、初乗り料金が旧580円(1kmまで)から新700円(1kmまで)へ、加算も旧「248mごとに90円」から新「260mごとに100円」に改定(10.77%値上げ)されました。約3年5か月ぶりの改定で、燃料費・人件費の高騰が主な要因です。市域が広大なため、遠距離通院では5,000円を超える遠距離割引(1割引)が適用されるケースも多くなっています。

■ タクシー運賃(2025年4月16日改定後・現行)

区分初乗り距離・運賃加算運賃備考
普通車(福島県全域)1kmまで 700円260mごとに100円2025年4月16日改定(旧1km/580円・248m/90円から値上げ)
深夜・早朝割増22時〜翌5時:2割増全車種共通
遠距離割引5,000円を超える額に対して1割引長距離通院で適用されるケースが多い
身体・知的障害者割引身体障害者手帳または療育手帳提示で1割引福島県タクシー協会いわき支部加盟各社
免許返納者割引65歳以上・運転経歴証明書提示で1割引事業者により異なる(各社確認を)

💡 いわき市のタクシー運賃の特徴と注意点

いわき市は市域が1,231km²と非常に広大なため、エリアによって介護タクシー料金が大きく異なります。市内の中心部(平)と外周部(遠野・川前・田人・久之浜の一部)では病院まで30〜50km以上になるケースも珍しくありません。遠距離割引(5,000円超の1割引)の設定が低めなため、中距離通院(15〜20km)でも5,000円を超えれば割引が適用されます。また市内のタクシー事業者は平・小名浜・常磐・内郷・植田・四倉など地区ごとに分散して営業しており、目的地に近い事業者を選ぶと費用を抑えられる場合があります。

■ 主要病院への料金目安

出発地(エリア)目的地目安距離料金目安所要時間目安
平・内郷方面(市中心部)いわき市立総合磐城共立病院(内郷御台境)約2〜5km約700〜1,300円約8〜15分
小名浜・泉方面(市南部)いわき市立総合磐城共立病院(内郷御台境)約8〜14km約2,200〜3,600円約15〜28分
常磐・湯本方面(市西部)いわき市立総合磐城共立病院(内郷御台境)約5〜10km約1,300〜2,600円約12〜22分
四倉・久之浜方面(市北部沿岸)いわき市立総合磐城共立病院(内郷御台境)約14〜24km約3,600〜6,000円約22〜40分
遠野・川前・田人方面(市西部山間)いわき市立総合磐城共立病院(内郷御台境)約20〜40km約5,000〜9,000円約35〜65分
植田・錦・勿来方面(市南部)いわき市立総合磐城共立病院(内郷御台境)約14〜22km約3,600〜5,500円約22〜38分

※2025年4月16日改定後の福島県タクシー運賃(普通車上限)を基にした目安料金です。深夜早朝2割増・介助料は別途加算。5,000円超は遠距離割引(1割引)が適用されます。

いわき市の主要病院と介護タクシーでのアクセス

いわき市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏙 平・内郷・好間(市中心部)

  • JR常磐線の主要駅(いわき駅)が集積する市の中核エリア
  • 磐城共立病院・いわき市医療センターが立地する医療の中心
  • 介護タクシー事業者が最も多く集中(常交タクシー・尼子タクシー・平タクシー・平和タクシー・いわき中央タクシー・内郷タクシーなど)
  • 病院まで2〜5kmと短距離で費用が抑えやすい

🐟 小名浜・泉(市南部・漁港・工業港湾)

  • 小名浜港・アクアマリンふくしまなど観光・水産・工業の拠点
  • 磐城タクシー・泉タクシー・マルイチ小名浜タクシーなどが地区密着
  • 磐城共立病院まで8〜14km・約2,200〜3,600円
  • 東日本大震災の津波被害を受けた沿岸部の復興が進む

♨ 常磐・湯本(いわき湯本温泉)

  • いわき湯本温泉・スパリゾートハワイアンズが立地する観光エリア
  • 湯本タクシー・常磐藤原タクシーなどが地区密着
  • 磐城共立病院まで5〜10km・約1,300〜2,600円
  • 高齢者単身世帯が多く、介護タクシー需要が高い

🌊 四倉・久之浜(市北部沿岸)

  • 東日本大震災の津波被害を大きく受けた沿岸部エリア
  • 三和交通(四倉)などが地区密着で対応
  • 磐城共立病院まで14〜24km・3,600〜6,000円(遠距離割引適用の可能性)
  • 復興住宅への転居で高齢者の移動手段確保が課題

⛰ 遠野・川前・田人(市西部山間部)

  • 阿武隈山地の山間農村部・過疎化が深刻なエリア
  • 遠野観光(遠野・☎0246-89-2056)など地区密着事業者が対応
  • 磐城共立病院まで20〜40km・5,000〜9,000円(遠距離割引適用)
  • 事業者が少なく5〜7日前の超早期予約が必須
  • 冬期は積雪・凍結対応車両(スタッドレスタイヤ・4WD)を確認

🏭 植田・錦・勿来(市南部・工業地帯)

  • 日立市(茨城県)に隣接する工業地帯・住宅地
  • 植田合同タクシーなどが地区密着
  • 磐城共立病院まで14〜22km・3,600〜5,500円
  • 茨城県の日立総合病院(茨城県)への移送も選択肢(事前確認を)

いわき市の重度心身障害者交通費助成事業

いわき市では在宅の重度心身障がい者を対象に「重度心身障害者交通費助成事業」を実施しています。この制度の最大の特徴は所得税非課税が対象条件となっている点です。毎年度4月以降に地区保健福祉センターまたは各支所で申請が必要で、令和7年(2025年)度分から申請済みの方も改めて申請が必要です。

🟢 いわき市重度心身障害者交通費助成事業(タクシー助成券)

【対象者】以下の(1)〜(3)のいずれかの手帳の交付を受けており、かつ所得税が非課税の在宅の方

  • (1) 身体障害者手帳をお持ちの方(障害の種別・等級の詳細は市窓口で確認)
  • (2) 療育手帳をお持ちの方
  • (3) 精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方

⚠ 重要:所得税が非課税であることが条件
所得税が課税されている方は、手帳をお持ちであっても対象外です。前年の所得状況を確認の上、申請してください。年度途中で助成資格に該当した方は月割計算で助成額が算出されます。

【交付内容】タクシー助成券(500円券)を交付。助成額の詳細・年間枚数は年度によって変更される場合があるため、申請窓口に最新情報を確認してください。

【申請窓口・問い合わせ先】
お住まいの地区の地区保健福祉センターまたは各支所(小名浜支所・内郷支所を除く)
いわき市保健福祉部 障がい福祉課 ☎0246-22-7411(代表)
※令和7年(2025年)4月以降に各窓口で申請受付。令和6年度以前に申請済みの方も改めて申請が必要
※申請には手帳・本人確認書類・印鑑等が必要です(詳細は窓口確認)。

📋 いわき市の交通費助成を活用するためのポイント

  • 所得税非課税世帯かどうかが最初の確認事項:所得税が課税されている方は対象外です。年金収入のみの方など非課税世帯に該当するか確認してから申請を
  • 毎年度申請が必要・改めて申請が必要:令和7年度分は、以前に申請済みの方も含め全員が改めて申請が必要です。4月以降に最寄りの地区保健福祉センターへ
  • 障害者手帳1割引との組み合わせ:身体障害者手帳・療育手帳を提示することで、タクシー運賃から1割引を受けられます。助成券と1割引を組み合わせることで実質負担をさらに軽減できます
  • 遠距離割引(5,000円超の1割引)も活用:市域が広大なため5,000円を超える通院も多く、遠距離割引が適用されるケースがあります。助成券・障害者割引・遠距離割引の組み合わせで最大限の費用削減を
  • 山間部(遠野・川前・田人)では地区密着事業者への早期相談を:地区保健福祉センターや地域包括支援センターへの相談が、適切な事業者紹介につながります

いわき市で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠ いわき市特有の注意事項

  • 2025年4月16日の運賃改定を確認:旧580円(1km)から新700円(1km)に値上げ(10.77%増)。加算も旧248mごと90円から新260mごと100円に改定済み
  • 交通費助成は毎年度申請が必要:令和7年度分は以前に申請していた方も改めて申請が必要です。4月以降に地区保健福祉センターへ早めに手続きを
  • 市域が広大なため事業者選びが重要:乗降地に最も近い地区の事業者を選ぶことで迎車時間・費用を抑えられます。平ではなく小名浜・常磐・植田など地区密着の事業者を優先してください
  • 山間部(遠野・川前・田人)は超早期予約が必須:5〜7日前の予約が必要で、対応できる事業者が非常に限られています
  • 冬期(12月〜3月)は積雪・凍結対策を:山間部・内陸部ではスタッドレスタイヤ・4WD対応車を確認してください
  • 沿岸部(四倉・久之浜・小名浜)の道路状況:東日本大震災後の復興工事が続く区間では道路渋滞が発生する場合があります。通院日の道路情報を事前確認してください

介護タクシー利用の流れ(いわき市版)

  1. 交通費助成の申請(毎年度4月以降・地区保健福祉センター)
    所得税非課税で手帳をお持ちの方は、4月以降に最寄りの地区保健福祉センターまたは各支所(小名浜・内郷支所を除く)で申請します。令和7年度分は以前申請済みの方も改めて申請が必要です。問い合わせ:いわき市障がい福祉課☎0246-22-7411。
  2. 病院の予約と準備
    磐城共立病院などの急性期病院へ通院する場合、事前に電話で外来予約を取ります。専門診療科受診は紹介状が必要な場合があります(かかりつけ医に依頼)。受診する診療科・棟・入口を確認しておきましょう。
  3. 事業者選定・見積もり・予約確定
    最寄りの地区に拠点を持つ事業者を選定します(山間部の方は遠野観光など地区密着事業者へ優先連絡)。2025年4月改定後の最新運賃での総費用・介助料を確認し、交通費助成券の使用可否も確認します。山間部は5〜7日前の早期予約を。
  4. 当日の準備
    健康保険証・診察券・お薬手帳・障害者手帳または療育手帳(1割引用)・紹介状(初診)・交通費助成券(使用予定枚数分)を準備します。
  5. 移動・院内介助・帰宅・精算
    乗車前に手帳を提示し1割引の適用を受けます。交通費助成券を乗務員に提示。帰りは診察終了後に事業者へ連絡し迎車を手配。使用した助成券を精算時に提出します。

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