水戸市の介護タクシー概況
水戸市は茨城県の県庁所在地で、水戸黄門(徳川光圀)ゆかりの偕楽園・水戸城跡を有する歴史的な城下町です。人口約27万人(2025年)のうち高齢化率は約30%と全国平均をやや上回る水準にあります。JR常磐線・水郡線・バス路線が整備されていますが、市内の農村地域(常澄・大場・涸沼周辺)では公共交通が限られており、介護タクシーへの依存度が高い地区があります。
水戸市の福祉タクシー券制度は全国でも充実した内容で、300円券を年間最大100枚(30,000円相当)交付し、1回の乗車で2枚まで(600円分)使用できます。対象者の範囲も身体1・2級、療育○A・A、精神1・2級と幅広く設定されており、多くの重度障がい者が通院費用の軽減に役立てています。令和8年度分は3月23日(月)から申請受付開始です。市内の事業者には「ケアタクシー・アロハ」「さわやかタクシー」「しらうめ観光」「あんしんネット(グリーンタクシー)」「博仁会介護タクシー」などが登録しており、水戸市・大洗町・茨城町周辺に対応しています。
水戸市の介護タクシー料金相場
水戸市の介護タクシー料金は、一般タクシー運賃(茨城県認可運賃)に介助料・福祉車両使用料を加算した形で設定されます。福祉タクシー券(300円×2枚=600円)との組み合わせで実質負担を大幅に軽減できます。
| 区間(片道) | 乗用車目安 | 福祉車両目安 | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|
| 水戸駅周辺 → 水戸済生会総合病院 | 800〜1,500円 | 1,500〜2,800円 | 5〜15分 |
| 水戸駅周辺 → 水戸医療センター | 1,200〜2,200円 | 2,000〜3,800円 | 10〜20分 |
| 水戸駅周辺 → 水戸赤十字病院 | 1,000〜1,800円 | 1,800〜3,200円 | 8〜18分 |
| 常澄・大場地区 → 市内主要病院 | 2,000〜3,500円 | 3,500〜6,000円 | 20〜35分 |
| 内原地区 → 市内主要病院 | 2,500〜4,500円 | 4,000〜7,000円 | 25〜40分 |
| 水戸市内 → つくば市(筑波大学病院) | 10,000〜18,000円 | 16,000〜28,000円 | 60〜90分 |
💡 水戸市の福祉タクシー券は東日本でもトップクラスの充実度
水戸市の福祉タクシー券は1枚300円×年間最大100枚(30,000円相当)で、1回の乗車で2枚(600円分)まで使用できます。1日1回の通院で600円分の助成を受けると、年間30,000円相当が実質無料になります。近距離(水戸駅周辺〜市内病院)の介護タクシー往復(3,000〜5,600円程度)に1回2枚ずつ使えば、月最大5〜8回分の通院が実質600円安くなります。年間100枚をフルに使い切ることを意識して申請・活用しましょう。
水戸市の主要病院と介護タクシーアクセス
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水戸済生会総合病院(双葉台3丁目3-10 ☎029-254-5151)
済生会が運営する急性期総合病院(約500床)。地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院として機能し、内科・外科・脳神経外科・循環器内科・整形外科・透析センターなど幅広い診療科を有します。水戸駅から南方向に約2km。バスでのアクセスも可能ですが、車椅子・ストレッチャー使用の方には介護タクシーが最適です。透析患者の週3回定期送迎での介護タクシー需要が特に多い病院のひとつです。 -
水戸医療センター(常常澄町822 ☎029-240-7711)
国立病院機構が運営する急性期病院(約450床)。内科・外科・整形外科・脳神経外科・呼吸器内科・消化器内科などに対応し、地域がん診療連携拠点病院でもあります。水戸市の東南部・常澄町に位置し、JR常磐線常澄駅からも近いですが、介護タクシーでのアクセスが便利です。がん化学療法・放射線治療の定期通院での利用が多い病院です。 -
水戸赤十字病院(三の丸3丁目12-48 ☎029-221-5177)
日本赤十字社が運営する急性期病院(約350床)。水戸城跡の三の丸地区に位置し、市の中心部に最も近い大病院です。救急告示病院として24時間対応し、内科・外科・整形外科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科などに対応します。水戸駅から北に約1km。中心市街地在住の方に最もアクセスが良い大病院です。 -
筑波大学附属病院(つくば市天久保2-1-1 ☎029-853-3900)
茨城県・水戸市から高度専門医療(がん・難病・脳疾患等)で受診が発生する場合があります。水戸市から約60〜90分の長距離移送(つくば市)となりますが、対応事業者に事前相談してください。
📍 水戸市で介護タクシーの院内介助を依頼する際のポイント
「ケアタクシー・アロハ」(☎029-269-7558)や「博仁会介護タクシー」など水戸市内の主要事業者は、病院受付への誘導・診察室前の付き添い・お薬受け取りの介助まで一貫した院内介助サービスを提供しています。院内介助は30分単位で別途料金(事業者により1,500〜2,500円/30分程度)が発生しますが、独居の高齢者や家族が付き添えない場合に非常に有効です。透析患者の定期送迎では長期契約を結ぶことで費用を抑えられる事業者もあります。予約の際に院内介助の有無・時間を明確に伝えてください。
水戸市エリア別の介護タクシー利用特徴
🏙 水戸駅周辺・三の丸・五軒地区(中心部)
- JR常磐線水戸駅を中心とした市中心部
- 水戸赤十字病院まで約1kmと最も近い
- 介護タクシー事業者が集中し予約が取りやすい
- 偕楽園・茨城県庁・市役所が集中
- バリアフリー対応のバス停も充実
🏘 千波・見川・開江地区(南西部住宅地)
- 千波湖周辺の住宅地・水戸済生会に近いエリア
- 水戸済生会まで約2〜4km
- 比較的事業者が多く対応しやすい
- 高齢化が進む住宅団地が多い地区
- 介護保険サービスとの組み合わせが多い
🌊 常澄・大場・涸沼地区(東南部)
- 旧常澄村エリアと涸沼湖畔の農村・漁村
- 水戸医療センターに比較的近いエリア
- 涸沼湖周辺は農漁業集落で高齢化が進む
- ケアタクシー・アロハが常澄地区を重点対応
- 隣接する大洗町・茨城町の事業者も利用可
🌾 内原・酒門・吉沢地区(西部・北部)
- 北関東自動車道・常磐自動車道IC周辺の住宅・工業地
- 市内主要病院まで25〜40分
- 内原イオンモール周辺は商業集積が高い
- つくば・土浦方面へのアクセスも比較的良好
- 事業者は中心部の事業者が対応することが多い
⚠ 水戸市特有の注意事項
- 福祉タクシー券は年度ごとに申請が必要:令和8年度分は2026年3月23日(月)から申請受付開始です。年度が変わると自動的に新しい券が届くわけではなく、毎年度申請が必要です(令和8年度から継続の方も含む)。年度初めに早めに申請して年間100枚を確保しましょう
- 自動車税減免者は対象外:自動車税・軽自動車税の減免を受けている方(障がいを理由に自動車税が免除されている方)は、福祉タクシー券の対象外となります。あらかじめ確認してください
- 福祉施設入所者は対象外:特別養護老人ホーム・グループホーム等の福祉施設に入所している方は申請できません(在宅で生活している方が対象です)
- 水戸の梅まつり・水戸黄門まつり期間の渋滞:2〜3月の偕楽園「梅まつり」と8月の「水戸黄門まつり」期間中は市内中心部で渋滞が発生します。この時期の通院は余裕を持った出発時刻を設定してください
水戸市の福祉タクシー券(障害福祉課)
水戸市の福祉タクシー券は全国でもトップクラスの充実した内容で、重度障がい者の通院や外出をしっかりサポートしています。令和8年度分は2026年3月23日(月)から申請受付が始まります。
🟢 水戸市 福祉タクシー券(重度障害者対象)
【対象者(いずれかに該当し、かつ以下の除外要件に該当しない方)】
- 身体障害者手帳1級・2級の方
- 療育手帳○A・Aの方
- 精神障害者保健福祉手帳1級・2級の方
【除外要件】自動車税(軽自動車税)の減免を受けている方、福祉施設に入所されている方は対象外
【助成内容】
- 1枚につき300円を負担
- 1回の乗車につき最大2枚(600円)まで使用可(運賃600円未満の場合は1枚まで)
- 年間最大100枚(30,000円相当)を限度として交付
【令和8年度申請受付開始日】2026年3月23日(月)〜
【申請・問い合わせ先】
水戸市役所 保健福祉部 障害福祉課
〒310-8610 水戸市中央一丁目4番1号(市役所低層棟1階)
TEL:029-232-9173 / FAX:029-232-9177
📋 高齢者向け通院タクシーサービスとの使い分け
- 要介護認定者・住民税非課税世帯向けの通院タクシー:水戸市では要介護認定を受けており住民税非課税世帯に属する高齢者を対象に、初乗り30分以内の運賃を1割負担(残り9割助成)で通院できる制度があります。詳細は高齢福祉課(☎029-232-9234)にお問い合わせください
- 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け:要介護1〜5の認定を受けている方は、介護保険の「通院等乗降介助」(1〜3割負担)も活用できます。福祉タクシー券は介護保険対象外の通院・外出に、介護保険タクシーは定期的な通院に使い分けるのが賢明です。担当ケアマネジャーに相談してください
- 移動支援事業(地域生活支援事業):障がい支援区分に応じた「移動支援事業」についても障害福祉課(☎029-232-9173)に相談できます
- 隣接自治体の助成券との相互利用:しらうめ観光など水戸市内の一部事業者は「茨城町高齢者等福祉タクシー助成券」も取り扱っています。茨城町から水戸市の病院に通院する方はこちらも参考にしてください
介護タクシー利用の流れ(水戸市版)
- 助成制度の申請(3月23日〜) 身体1・2級、療育○A・A、精神1・2級の方(自動車税減免・施設入所者は除く)は、令和8年度分の申請を2026年3月23日以降に障害福祉課(☎029-232-9173)で行います。高齢者向け通院タクシーは高齢福祉課(☎029-232-9234)へ。
- 事業者の選定 水戸市内の介護タクシー事業者(ケアタクシー・アロハ☎029-269-7558・さわやかタクシー・しらうめ観光・グリーンタクシー☎029-247-1234・博仁会介護タクシーなど)から、自宅エリアに対応し必要な車両タイプを持つ事業者を選択。福祉タクシー券が使える事業者(水戸市と契約済みの事業者)かを事前確認してください。
- 病院の予約 水戸医療センター・水戸済生会への初診は紹介状が推奨されます。かかりつけ医に依頼し受診日確定後、介護タクシーを予約します。
- 介護タクシーの予約確定 乗降場所・目的地・利用者状態(車椅子の種類等)・必要介助サービス・往復か片道かを伝えます。福祉タクシー券を使用する旨と枚数も予約時に伝えておくとスムーズです。
- 当日の準備と乗車 健康保険証・診察券・お薬手帳・各種手帳・福祉タクシー券(1回2枚まで)・紹介状(初診時)を準備します。梅まつり(2〜3月)・黄門まつり(8月)期間は早めに出発してください。
- 通院・帰宅 院内介助を依頼している場合は受付から診察まで付き添ってもらえます。福祉タクシー券はタクシーを降りる際に乗務員へ渡し、残額を現金でお支払いください(1回最大2枚=600円分の助成)。