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霧島市の介護タクシー概況

約12万人
人口(2025年)
約32%
高齢化率(65歳以上)
603km²
市域面積
70歳以上全員
いきいきチケット対象(所得制限なし)

霧島市は鹿児島県北東部に位置し、旧国分市・隼人町・霧島町・牧園町・横川町・溝辺町・福山町が合併した人口約12万人の都市です。霧島温泉郷・霧島神宮・高千穂峰など豊かな自然と観光資源を持ち、鹿児島空港(溝辺地区)を市内に抱える交通の要衝でもあります。高齢化率は約32%で、牧園・横川など山間農村エリアでは45%を超える地区もあります。

霧島市の介護タクシー関連の助成制度として最も特徴的なのが「霧島市いきいきチケット」です。これは満70歳以上の方全員身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方全員(所得制限なし・等級問わず)を対象に、温泉・市営プール・バス・タクシー利用券1冊(50円券×80枚=4,000円分)とはり・きゅう・あん摩マッサージ利用券1冊(500円券×10枚)を毎年交付するものです。「等級問わず・所得制限なし」という制度設計は全国的にも珍しい特徴です。さらに令和5年7月から稼働している「きりしまMワゴン」(AIオンデマンド交通)もいきいきチケットで利用でき、旧町エリアの移動課題に対応しています。

🔴 いきいきチケットの最大の特徴:等級問わず・所得制限なし・障害手帳保持者全員が対象

多くの自治体では障害者向けタクシー助成に「身体障害1〜2級」「療育手帳A」などの等級条件や所得制限を設けています。しかし霧島市の「いきいきチケット」は身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方であれば等級・所得に関係なく全員が対象です。例えば身体障害6級・精神障害3級など軽度の手帳保持者でも申請できます。また70歳以上の高齢者についても所得制限がありません。

霧島市の介護タクシー料金相場

霧島市の介護タクシー料金は鹿児島県認可のタクシー運賃に介助料・福祉車両使用料を加算した形で設定されます。国分地区(市中心部)から霧島温泉・牧園などの観光・温泉エリアへは山岳地形のため料金が上がります。

区間(片道)乗用車目安福祉車両目安所要時間目安
国分地区(中心部)→ 霧島市立医師会医療センター(市内)600〜1,200円1,300〜2,500円5〜15分
国分地区 → 隼人地区(東部)800〜1,500円1,500〜3,000円8〜18分
国分地区 → 霧島温泉郷・牧園地区(北部)2,500〜5,000円4,000〜8,000円25〜50分
国分地区 → 溝辺地区・鹿児島空港付近1,500〜3,000円2,500〜5,000円15〜30分
横川地区(北西部)→ 国分地区内主要病院3,000〜6,000円5,000〜10,000円30〜60分
霧島市 → 鹿児島大学病院(鹿児島市)6,000〜11,000円9,000〜17,000円60〜90分

💡 いきいきチケット(50円券×80枚)のタクシー活用のポイント

いきいきチケットのバス・タクシー利用券(50円券×80枚=4,000円分)は、タクシーの場合1人1回の乗車につき初乗り運賃相当額まで利用できます。鹿児島県内のタクシー初乗り運賃は概ね660〜730円程度です。1回につき660円の利用なら年13回分(2人同乗なら26回分)活用できます。差額は現金で支払います。また、複数人でチケットを持参すれば人数分の初乗り運賃相当額を合算して使用できます(例:2人で同乗の場合、2人分の初乗り額まで使用可)。

霧島市の主要病院と介護タクシーアクセス

霧島市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏙 国分地区(市中心部・JR国分駅周辺)

  • 市役所・霧島市立医師会医療センターが集中
  • 介護タクシー事業者が最も集中するエリア
  • 長寿介護課・障害者相談支援センターが近い
  • きりしまMワゴン(AIオンデマンド)の発着拠点
  • JR日豊本線・国分駅周辺の商業エリア

🚂 隼人地区(東部・鹿児島空港近く)

  • JR日豊本線・隼人駅周辺の住宅・商業エリア
  • 霧島市隼人医療センターが立地
  • 鹿児島空港(溝辺地区)に近く空港利用者の医療移送も
  • 隼人市民福祉課がいきいきチケット交付窓口
  • 複数の介護タクシー事業者が対応

♨ 霧島温泉・牧園地区(北部・温泉郷)

  • 丸尾温泉・霧島神宮・高千穂峰など観光地帯
  • 市内主要病院まで25〜50分
  • 牧園総合支所市民生活課がいきいきチケット窓口
  • 温泉療養目的のタクシー需要がある観光エリア
  • きりしまMワゴンが山間部の移動をカバー

🏔 横川地区(北西部・山間農村)

  • 旧横川町エリアの山間農村
  • 市内主要病院まで30〜60分の長距離
  • 横川総合支所市民生活課がいきいきチケット窓口
  • 宮崎県えびの市に接する山間農村
  • 事業者が限られるため早期予約が必須

⚠ 霧島市特有の注意事項

  • いきいきチケットは紛失しても再発行不可:いきいきチケットは一度紛失すると再発行できません。チケット冊子は大切に保管し、使用する分のみを切り取って持参してください。タクシー乗車時に紛失に気づいた場合は現金での支払いが必要です
  • いきいきチケットは本人以外は使用不可:チケットは本人専用です。本人以外(家族・介護者など)が使用することはできません。タクシー利用時に身分証明書の提示を求められる場合があります
  • タクシー利用は初乗り運賃相当額まで:いきいきチケットのバス・タクシー利用券は1人1回の乗車につき「初乗り運賃相当額(100円未満切り捨て)」が上限です。長距離移送では差額が大きくなるため、近距離通院での活用が効果的です
  • 霧島温泉・牧園・横川地区の冬季通院は早めの手配を:霧島山麓の山間エリアは冬季に積雪・凍結・霧が発生しやすく、市内主要病院まで30〜60分かかります。1週間前を目安に事業者に予約してください
  • きりしまMワゴンは事前登録が必要:AIオンデマンド交通「きりしまMワゴン」を利用するには専用アプリまたは電話での登録が必要です。初めて利用する方はトヨタカローラ鹿児島または霧島市役所企画政策課(☎0995-45-5111)に問い合わせてください

霧島市のいきいきチケット制度

🟢 霧島市いきいきチケット(令和7年度版)

【対象者】霧島市に住民票がある次のいずれかの方:

  • 満70歳以上の方(所得制限なし)
  • 身体障害者手帳をお持ちの方(等級問わず・1〜6級全員)
  • 療育手帳をお持ちの方(等級問わず)
  • 精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(等級問わず・1〜3級全員)

【交付内容(1人あたり)】

  • 温泉・市営プール・バス・タクシー利用券:50円券×80枚(4,000円分)
  • はり・きゅう・あん摩マッサージ利用券:500円券×10枚(5,000円分)

【タクシーでの利用方法】

  • 利用できる交通機関:市内発着のふれあいバス・路線バス(鹿児島交通・南国交通)・タクシー・きりしまMワゴン
  • タクシーは1人1回の乗車につき初乗り運賃相当額(100円未満切り捨て)まで
  • 例:初乗り運賃700円の場合、1人700円分(14枚)まで使用可。差額は現金で支払い
  • 複数人が同乗する場合、同乗するチケット保持者の人数分合算して使用可
  • おつりは出ないため、不足分は現金などで支払うこと
  • チケットの換金・回数券等との交換は不可

【交付時期・場所】

  • 毎年4月〜:市役所長寿介護課・隼人市民福祉課・各総合支所市民生活課にて交付
  • 70歳の誕生月を迎えた方はその月から受け取り可能(誕生月交付)
  • 代理受け取りは対象者の印鑑が必要(認め印可・スタンプ式は不可)
  • 有効期限:毎年3月31日まで(年度をまたいで使用不可)

【申請・問い合わせ】霧島市役所 長寿介護課(☎0995-45-5111代)・隼人市民福祉課・各総合支所市民生活課

🤖 きりしまMワゴン(AIオンデマンド交通・令和5年7月稼働)

「きりしまMワゴン」は霧島市とトヨタカローラ鹿児島株式会社が連携して運行するAI活用のオンデマンド交通です。令和5年7月に「持続可能な地域公共交通の構築に関する連携協定」を締結し、特に公共交通が不便な旧町エリア(牧園・横川・溝辺・福山など)での移動課題に対応しています。

  • いきいきチケット(バス・タクシー利用券)が使用可能
  • スマートフォンアプリまたは電話で予約・配車
  • 定路線ではなく需要に応じてルートを最適化するAIオンデマンド方式
  • 山間農村エリアでの通院・買い物・外出の移動手段として活用
  • 詳細・登録方法は霧島市役所企画政策課(☎0995-45-5111代)へ

📋 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け

  • 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け:要介護1〜5の認定を受けている方は介護保険の「通院等乗降介助」(1〜3割負担)も活用できます。鹿児島市の病院への長距離移送・高額な通院には介護保険を優先し、担当ケアマネジャーにご相談ください。いきいきチケットは初乗り運賃のみ助成のため、近距離の定期通院に効果的です
  • ふれあいバスとの組み合わせ:いきいきチケットはふれあいバス(市内コミュニティバス)にも使用できます。近距離通院の場合はまずバスを検討し、バスが不便な場合はきりしまMワゴンや介護タクシーを組み合わせることで費用を抑えられます
  • 温泉療養・リハビリでの活用:霧島市は温泉郷として有名で、医師が温泉療養を勧めるケースもあります。いきいきチケットの温泉・市営プール利用券(50円券×80枚)を温泉施設でのリハビリ・湯治に活用し、タクシー利用券は通院移送に使うという使い分けも可能です

介護タクシー利用の流れ(霧島市版)

  1. いきいきチケットの受け取り 70歳以上の方・各種手帳をお持ちの方→毎年4月以降に市役所長寿介護課・隼人市民福祉課・各総合支所市民生活課にて受け取り(印鑑持参)。代理受け取りの場合は対象者の印鑑(スタンプ式不可)を持参してください。
  2. 事業者の選定 霧島観光交通グループをはじめ市内の介護タクシー事業者から選択。牧園・横川地区の方はきりしまMワゴンも選択肢のひとつです。車椅子・ストレッチャー対応が必要な場合は事前に確認してください。
  3. 病院の予約 鹿児島大学病院への初診は紹介状と事前予約が必須。受診日確定後に棟・乗降口を確認してから介護タクシーを予約します。市内の病院は事前予約をしてから介護タクシーを手配するとスムーズです。
  4. 介護タクシーの予約確定 乗降場所・目的地・利用者状態・必要介助・往復か片道かを伝えます。「いきいきチケットを使用したい(初乗り運賃相当額まで)」旨も伝えておくとスムーズです。
  5. 当日の準備と乗車 健康保険証・診察券・お薬手帳・いきいきチケット(必要枚数:初乗り運賃÷50円枚数)・現金(差額用)・紹介状(初診時)を準備。チケットを確認してから出発してください。
  6. 通院・帰宅 降車時にいきいきチケットを初乗り運賃相当額分渡し、残額を現金で支払います。「おつりは出ない」ため金額に合わせて枚数を調整してください(不足分は現金で支払い)。チケットの未使用分は次回通院にお使いください。

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