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静岡市の基本情報

静岡市は静岡県の県庁所在地であり、2005年4月に政令指定都市へ移行した中部地方の主要都市です。葵区・駿河区・清水区の3区で構成され、2025年4月時点の人口は葵区243,275人・駿河区205,049人・清水区221,934人、合計約670,258人です。北に富士山・南アルプスを仰ぎ、南には駿河湾を望む豊かな自然環境に恵まれた都市で、温暖な気候も特徴です。1869年(明治2年)に創設された静岡市立静岡病院が150年超の歴史を持つなど、医療の蓄積もある都市です。

高齢化率は令和5年(2023年)9月末時点で31.0%(高齢者人口210,556人)と、政令指定都市の中でも高い部類に入ります。約3人に1人が65歳以上という高齢化が急速に進んでいます。市域は1,411.9km²と非常に広く、葵区北部には南アルプスの山岳地帯が含まれますが、実際の生活圏は平野部の市街地(静岡市中心部・清水区沿岸部)に集中しています。温暖な気候のため、新潟市などとは異なり積雪による交通障害は市街地ではほぼなく、年間を通じて介護タクシーを安定的に利用できる環境にあります。

約67万人
人口(2025年4月・3区合計)
1,411.9km²
面積(3区・南アルプス山岳部含む)
31.0%
高齢化率(令和5年9月末)
210,556人
高齢者人口(令和5年9月末)

静岡市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場

🔔 2025年11月25日よりタクシー運賃・迎車料金が改定されました

国土交通省中部運輸局は2025年10月20日に静岡地区・伊豆地区のタクシー運賃改定を公示し、2025年11月25日(火)午前5時から新運賃が適用されました。初乗り運賃が旧660円(1.2km)から新700円(1.17km)に、電話・アプリ配車時の迎車料金も旧140円から新200円に改定されています。改定前の料金イメージで見積もると不足する場合がありますのでご注意ください。

■ タクシー運賃(2025年11月25日改定後・現行)

区分初乗り距離・運賃加算運賃備考
普通車(静岡地区・上限)1.17kmまで 700円改定後の加算距離・金額(各社確認を)2025年11月25日改定(旧1.2km/660円から値上げ)
迎車料金(電話・アプリ配車)200円(旧140円から値上げ)2025年11月25日同時改定
時間距離併用運賃低速走行時(渋滞・信号待ち)に時間換算で加算距離制と自動切替
深夜・早朝割増22時〜翌5時:2割増全車種共通
障害者割引身体障害者手帳・療育手帳提示で1割引乗車前に手帳提示が必要

💡 静岡市のタクシー運賃の特徴と注意点

2025年11月改定後の初乗り700円は首都圏(500円)や大阪(600円)より高い水準です。電話・アプリ配車時は迎車料200円が加算されるため、実際の最低費用は700+200=900円からのスタートとなります。介護タクシー独自の費用(院内介助料・機材使用料・待機料)はこの運賃とは別に設定されており、事業者によって異なります。予約時に必ず総費用を確認してください。

■ 主要病院への料金目安

出発地(区・エリア)目的地目安距離料金目安所要時間目安
葵区(静岡駅・葵区役所周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約1〜3km約700〜800円約5〜12分
葵区(安西・羽鳥・長田周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約4〜8km約900〜1,700円約12〜22分
駿河区(東静岡・登呂周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約4〜8km約900〜1,700円約12〜22分
駿河区(南部・用宗周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約6〜12km約1,300〜2,500円約15〜28分
清水区(草薙・長沼周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約8〜14km約1,700〜3,000円約15〜28分
清水区(清水駅・三保周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約15〜22km約3,200〜4,800円約25〜40分
清水区(由比・蒲原周辺)静岡市立静岡病院(葵区追手町)約20〜30km約4,300〜6,800円約30〜50分
葵区(静岡駅周辺)静岡県立総合病院(葵区北安東)約3〜5km約800〜1,100円約10〜18分

※2025年11月25日改定後の静岡地区タクシー運賃(普通車上限)を基にした目安料金です。迎車料200円・深夜早朝2割増・介助料は別途加算。

静岡市の主要病院と介護タクシーでのアクセス

静岡市には葵区を中心として急性期病院が集積しています。清水区からは葵区の主要病院まで距離があるため、日常のかかりつけ医は居住区に近い地域病院を活用し、高度専門医療が必要な際に葵区の病院を利用するという使い分けが費用節約につながります。

📍 静岡市立静岡病院「ハートセンター」利用時の重要ポイント

ハートセンター(循環器内科・心臓血管外科の統合センター)は心臓疾患・不整脈・弁膜症・虚血性心疾患の専門治療が充実しており、市外からも多くの患者が通院します。循環器疾患の定期通院は月1〜2回の頻度になることが多く、介護タクシーへの定期的な需要が大きいです。外来待ち時間が数時間に及ぶこともあるため、帰りの迎車時間を柔軟に対応できる事業者かどうかを事前に必ず確認してください。院内は複数棟にまたがるため、院内介助(受付から診察室まで)を依頼できる事業者を選ぶことが安心・安全な受診につながります。

静岡市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏯 葵区(市中心部・行政・医療の中枢)

  • JR静岡駅・新静岡駅を中心とした市の行政・商業の中心
  • 市立静岡病院・県立総合病院・赤十字病院・厚生病院が集積
  • 介護タクシー事業者が市内で最も多く集中するエリア
  • 市街地中心部は駐車場が少なく介護タクシーでの送迎が有利
  • 葵区北部の山岳地帯(井川・梅ヶ島温泉)は居住人口が少ない

🏡 駿河区(住宅地・駿河湾沿岸)

  • 登呂遺跡・久能山東照宮など歴史遺産と住宅地が混在
  • 東静岡(JR東静岡駅)周辺の大型商業・コンベンション施設
  • 静岡市立病院まで北部4〜8km・南部6〜12km
  • 静岡鉄道沿線(新清水〜新静岡)の住民はバスアクセスも可能
  • 駿河湾沿いの用宗漁港周辺は道路が狭いエリアも

🚢 清水区(旧清水市・清水港・三保)

  • 清水港・三保の松原・日本平など観光拠点を持つ臨海エリア
  • JR東海道本線(清水駅・草薙駅)沿線の住宅地
  • 葵区の主要病院まで草薙12〜14km・清水駅15〜22km・由比・蒲原20〜30km
  • 清水区内の市立清水病院を日常使いが費用節約の鍵
  • 由比・蒲原(旧蒲原町合併地域)は葵区まで最長30kmと最遠
  • 清水区北部(草薙・長沼)は葵区へのアクセスが比較的良好

⚠ 清水区南部(由比・蒲原)から主要病院への長距離移動に注意

清水区南端の由比・蒲原エリア(旧蒲原町)は、静岡市立静岡病院まで最長30km程度の距離があり、介護タクシーで片道6,000〜7,000円程度になる場合があります。このエリアにお住まいの方は、①清水区内の地域病院を日常のかかりつけにする、②高度専門医療が必要な際のみ葵区の病院へ通院する、③重度心身障害者タクシー利用券(特に車椅子用48枚の複数枚使用)をこうした遠距離通院に集中して活用するという使い方がお勧めです。

静岡市の重度心身障害者タクシー利用料金助成制度

静岡市では在宅の重度障がいをお持ちの方の社会参加と生活圏拡大を目的として、「重度心身障害者等タクシー利用料金助成事業」を実施しています。通常の利用券(550円×24枚)と、電動車椅子等使用者向けの車椅子用タクシー利用券(500円×48枚・複数枚使用可)の2種類があります。

🟢 重度心身障害者タクシー利用券(通常・550円×年間24枚)

【対象者】静岡市内に住所を有する在宅の方で、以下のいずれかに該当する方:

  • 身体障害者手帳1・2級をお持ちの方(ただし、聴覚障害・音声言語機能障害・そしゃく機能障害のみの方は対象外)
  • 療育手帳「A」(最重度・重度)の方

【対象外となる重要な条件】

  • 社会福祉施設に入所中の方・3か月以上の長期入院をされている方
  • 自動車税・軽自動車税の減免を受けている方(自家用車を保有・運転している方は対象外)

【交付内容】額面550円のタクシー利用券を年間24枚(年度途中申請の場合は枚数が減少)。1回の乗車で原則1枚使用(550円分の助成)。

【申請窓口・問い合わせ先】
葵福祉事務所障害者支援課 ☎054-221-1099(葵区役所2階)
駿河福祉事務所障害者支援課(駿河区役所内)
清水福祉事務所障害者支援課(清水区役所内)
障害者支援推進課在宅支援係(☎054-221-1587・総合相談窓口)

🟢 車椅子用タクシー利用券(電動車椅子等使用者向け・500円×48枚・複数枚使用可)

通常の利用券(24枚)に加えて、以下の要件を満たす方には500円券を年間48枚(追加分)が交付されます。この48枚は1回の乗車で複数枚使用可能という大きな特徴があります。

【追加対象者の要件(以下をすべて満たす方)】

  • 補装具費として電動車椅子・リクライニング式車椅子・ティルト式車椅子の支給を受けている方、または介護保険で同仕様の車椅子の貸与(レンタル)を受けている方(業者の「福祉用品貸与の証明書」が必要)
  • かつ身体障害者手帳の個別等級が下肢機能障害または体幹機能障害で3級以上の方

【複数枚使用の活用例】清水区由比・蒲原から葵区の市立病院まで片道約6,000円の場合、500円券を12枚使用 → 6,000円全額助成(実質負担ゼロ)も可能か申請窓口で確認を。月に複数回通院がある方も、48枚÷通院回数で計画的に使用してください。

📋 静岡市のタクシー利用券を最大限活用するためのポイント

  • 「自動車税の減免受給者は対象外」に注意:自家用車を保有して自動車税の減免を受けている方はタクシー利用券の対象外です。運転ができなくなった場合は税減免解除の手続き後に申請することで対象になる場合があります。区の障害者支援課に相談してください
  • 年度途中の申請は枚数が減少するため4月に申請を:通常の24枚は年度途中の申請では枚数が減ります。4月なるべく早い時期に申請しましょう
  • 車椅子用48枚は複数枚使用の強みを活かす:電動車椅子等使用の方はこの48枚を長距離通院(清水区南部→葵区など)に集中使用することで経済的効果が最大化されます
  • 障害者1割引との組み合わせ:手帳提示による1割引と利用券を組み合わせることで、さらに実質負担を減らすことができます
  • 介護保険の通院等乗降介助との組み合わせ:要介護1〜5の認定を受けている方はケアマネジャーに通院等乗降介助(介護保険適用)も相談してください

静岡市で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠ 静岡市特有の注意事項

  • 2025年11月25日の運賃改定・迎車料値上げを確認:初乗り700円(旧660円)・迎車料200円(旧140円)に改定済み。改定前の料金で見積もると不足します
  • 静岡市立静岡病院は紹介状必須:初診は他院からの紹介状が必要です(選定療養費が発生)。かかりつけ医から紹介状を取得してから介護タクシーを手配する順序が大切です
  • ハートセンター外来の待ち時間は数時間になる場合も:帰りの迎車が読めない場合、診察終了後に連絡できる対応が可能か事前に事業者に確認してください
  • 清水区南部(由比・蒲原)からの長距離移動:葵区の主要病院まで最長30km・片道最大7,000円程度。車椅子用利用券(500円×48枚・複数枚使用可)を遠距離通院に集中活用してください
  • 「自動車税の減免受給者は対象外」に注意:自家用車の税減免を受けている方はタクシー利用券の対象になりません(静岡市の制度の大きな特徴)
  • 葵区中心部は路上駐停車が難しい:市立病院・県立総合病院・赤十字病院が集積する葵区中心部は、介護タクシーが玄関前に横付けできる乗降場所を事前に事業者と確認してください

区から選ぶ

お住まいの区、または通院先の区をクリックすると、各区ごとの詳しい介護タクシー情報がご覧いただけます。

介護タクシー利用の流れ(静岡市版)

  1. タクシー利用券の申請確認
    身体障害者手帳1・2級(聴覚・音声言語・そしゃく機能障害のみの方を除く)または療育手帳Aをお持ちで、自動車税・軽自動車税の減免を受けていない方は、各区の福祉事務所障害者支援課で重度心身障害者タクシー利用券(550円×24枚)を申請します。電動車椅子等使用で下肢・体幹3級以上の方は500円×48枚(複数枚使用可)の車椅子用利用券も合わせて申請してください。4月の早期申請で24枚フル活用できます。
  2. 病院の予約と紹介状取得
    静岡市立静岡病院・静岡県立総合病院への初診は紹介状が必要です。かかりつけ医に紹介状を依頼し、地域連携室で受診予約を取ります。ハートセンターなど混雑が予想される診療科は待ち時間が長くなることを前提にスケジュールを組んでください。
  3. 事業者選定・見積もり・予約確定
    静岡市の協定締結事業者一覧を確認し選定します。清水区南部など遠距離エリアの方は地元の清水区拠点事業者を優先して探しましょう。最新運賃(2025年11月改定後)での総費用・迎車料200円・介助料を含む見積もりを取得します。
  4. 当日の準備
    健康保険証・診察券・お薬手帳・身体障害者手帳(1割引適用)・紹介状(初診)・タクシー利用券(使用予定枚数分)・車椅子用利用券(該当者)を準備します。外来待ち時間が長い診療科の受診日は、診察終了後に事業者へ連絡できる準備(スマートフォン等)を整えておきましょう。
  5. 移動・院内介助・帰宅・精算
    乗車前に手帳を提示し1割引の適用を受けます。利用券を乗務員に提示し使用可否と枚数を確認。院内介助(受付から診察室まで)を依頼している場合は付き添い。帰りは診察終了後に事業者へ連絡し迎車を手配。精算は現金またはカードで行い、使用した利用券を乗務員に提出します。

静岡市の医療・福祉環境と介護タクシーの役割

静岡市は温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、高齢者の生活環境としての魅力を持つ一方、高齢化率31.0%(令和5年9月末)という高水準の高齢化が進んでいます。静岡市立静岡病院(ハートセンター・地域がん診療連携拠点)・静岡県立総合病院(救命救急センター)・静岡赤十字病院など複数の急性期病院が葵区に集積しており、医療機能の集積度は高い都市です。

一方、市域が広大(1,411.9km²)なため、清水区南部(由比・蒲原)から葵区の主要病院まで遠距離通院が必要な住民には介護タクシーが不可欠な移動手段となっています。2025年11月25日の運賃改定(初乗り700円・迎車料200円)により通院費用が増加していますが、重度心身障害者タクシー利用券(特に車椅子用48枚の複数枚使用可)を積極活用することで費用負担を抑えることができます。各区の障害者支援課・地域包括支援センターへの相談が最初のステップです。静岡市の障害者支援推進課在宅支援係(☎054-221-1587)でも総合的な相談を受け付けています。

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