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旭川市の介護タクシー概況

約32万人
人口(2025年)
約32%
高齢化率(65歳以上)
747km²
市域面積
年40枚
共通券の年間交付枚数

旭川市は北海道中央部・上川盆地に位置する北海道第2の都市で、人口約32万人・面積747km²の道北の中心都市です。旭山動物園(来園者数で日本一になったこともある)・大雪山国立公園・層雲峡・旭川ラーメンで全国的に知られています。JR函館本線・宗谷本線・富良野線・石北本線が交差する北海道内陸交通の要所でもあります。冬の寒さが厳しく、最低気温が-25℃前後になることもある豪雪寒冷地で、積雪期(11〜4月)の移動は介護タクシーへの依存が特に高まります。高齢化率は約32%で道内都市の中では比較的高い水準です。

旭川市の福祉タクシー制度は「福祉タクシー利用料金等助成事業」の1制度です。在宅の重度心身障害者・精神障害者・特別児童扶養手当受給者を対象に、「福祉タクシー乗車券・自動車燃料給付券共通券」を交付します。共通券は1枚でタクシー乗車の場合500円・自動車燃料給油の場合350円の代金相当として利用できます(どちらかを選んで使用)。年間40枚(20,000円相当)を交付し、5月上旬に対象者へ郵送で申請書が届きます。なお旭川市外では一切利用できません

旭川市の3つの特徴:①タクシー500円・燃料350円の「共通券」、②特別児童扶養手当受給者も対象、③旭川市外一切不可・5月郵送申請

旭川市の最大の特徴は1枚の共通券をタクシー(500円)か燃料給油(350円)のどちらかに使えるという柔軟な制度設計です。自動車で通院する方は燃料費に、タクシーを使う方はタクシー代に使い分けられます。また特別児童扶養手当受給証明書(重度・中度障害を持つ20歳未満の子どもがいる世帯向け)でも申請可能という点が他市と異なります。一方で「旭川市外では一切利用できない」という制約があり、旭川市外(北海道大学病院・札幌医科大学病院への通院時など)では別途現金が必要です。また申請は5月上旬の郵送申請のみ(年1回)のため、申請を忘れた場合は翌年度まで待つことになります。

旭川市の介護タクシー料金相場

旭川市のタクシー運賃体系(北海道旭川地区):初乗り1.2kmまで700円、以降287mごと100円加算。冬期(11〜4月)は道路状況・積雪による迂回・チェーン規制等で通常より時間がかかる場合があります。障害者手帳・療育手帳提示で1割引(協同組合旭川ハイヤー協会加盟事業者)。

区間(片道)メーター料金目安福祉車両目安所要時間目安(夏季)
旭川駅周辺 → 旭川医科大学病院(市内)700〜1,800円1,400〜3,500円5〜18分
旭川駅周辺 → 旭川厚生病院(市内)700〜1,200円1,400〜2,500円5〜11分
旭川駅周辺 → 旭川赤十字病院(市内)700〜1,400円1,400〜2,800円5〜13分
東旭川・神居地区(郊外)→ 市内主要病院1,200〜3,000円2,200〜5,500円12〜30分
永山・春光地区(北部)→ 市内主要病院1,500〜3,500円2,800〜6,500円15〜35分
旭川市 → 北海道大学病院(札幌市)30,000〜45,000円50,000円〜150〜200分(高速利用時)

共通券(500円×年40枚・計20,000円分)の活用計算例

  • 旭川厚生病院への通院(片道1,000円):1割引で900円→共通券1枚(500円)使用→自己負担400円
  • 旭川医科大学病院への通院(片道1,500円):1割引で1,350円→共通券2枚(1,000円)使用→自己負担350円
  • 月3〜4枚ずつ使用する場合:年40枚÷12か月≒月3.3枚。月3〜4回の通院に1枚ずつ使うと1年間で使い切れます
  • 燃料給油での使用(350円分):自動車で病院に通院する家族が自家用車に給油する場合、350円/枚×40枚=14,000円分の燃料費助成。タクシー(20,000円分)より燃料給油は助成額が少なくなるため、タクシーを使える方はタクシーでの使用がより効率的
  • 旭川市外での通院(札幌市方面):共通券は使用不可。北海道大学病院(札幌市)への往復タクシーは60,000〜90,000円以上かかり、共通券は一切使えません。要介護者は介護保険の通院等乗降介助やJR(障害者半額)の活用を担当ケアマネジャーに相談してください

旭川市の主要病院と介護タクシーアクセス

旭川市エリア別の介護タクシー利用特徴

旭川地区(市中心部・旭川駅周辺)

  • JR函館本線・旭川駅周辺の中心市街地
  • 市役所障害福祉課が近い(総合庁舎1・2階)
  • 旭川厚生病院・旭川赤十字病院まで5〜13分
  • 介護タクシー事業者が最も集中するエリア
  • 買物公園・常磐公園などの中心市街地エリア

東旭川・緑が丘地区(東部・大学病院エリア)

  • 旭川医科大学病院・緑が丘団地周辺の住宅エリア
  • 市内主要病院まで5〜18分
  • 旭川医科大学病院が近く医療アクセスが良い
  • 旭山動物園(東旭川地区)が近い
  • 共通券(旭川市外不可)でも大学病院通院に十分活用可能

永山・春光地区(北部・住宅地)

  • 旭川市北部の大規模住宅団地エリア
  • 市内主要病院まで15〜35分
  • JR宗谷本線・南永山駅が近い
  • JR利用で旭川駅方面へのアクセスも可能(障害者半額)
  • 共通券は旭川市内の移動にのみ使用可能

神居・神楽地区(西部・農村・郊外)

  • 市西部の農業・住宅エリア(旧神居町・神楽地区)
  • 市内主要病院まで12〜30分
  • 石狩川流域の農業地帯・住宅地
  • 冬期は積雪・路面凍結でタクシー所要時間が延びる
  • 富良野・美瑛方面(JR富良野線)への越境通院もあり

旭川市特有の注意事項

  • 共通券は旭川市外では一切使用不可:旭川市の共通券は旭川市内でのタクシー乗降・給油のみが対象です。北海道大学病院(札幌市)・手稲渓仁会病院(札幌市)・北海道がんセンター(札幌市)など札幌市内の病院への通院時は、共通券は一切使用できません。札幌方面の通院には、JR函館本線(障害者半額)や高速バス(障害者割引)の活用を検討してください
  • 申請は5月上旬の郵送申請のみ(年1回):旭川市の共通券の申請は、5月上旬に対象者へ郵送で届く申請書に記入・返送するのみです。年度の途中で対象になった方は月によって交付枚数が減ります(6〜8月40枚・9〜11月30枚・12〜2月20枚・3〜5月10枚)。5月の申請書が届いたら忘れずにすぐに返送してください
  • 冬期(11〜4月)の介護タクシー予約は早めに:旭川市の冬は積雪量が多く、最低気温が-25℃前後になることもあります。積雪・路面凍結・吹雪による渋滞・道路閉鎖が発生しやすい冬期は、介護タクシーの所要時間が通常の1.5〜2倍になる場合があります。冬期の通院は予約を前日から2〜3日前に行い、余裕をもって出発してください
  • 共通券の紛失・盗難による再発行は一切不可:旭川市の共通券は紛失・盗難があっても再発行はできません。年40枚(20,000円分相当)の貴重な券ですので、通帳や印鑑と同様に安全な場所に保管してください
  • 特別児童扶養手当受給者も対象:重度・中度の障害を持つ20歳未満の子どもを養育している保護者が受給する「特別児童扶養手当受給証明書」でも申請可能です。子どもの通院・外出に共通券を活用できますが、タクシーには対象の障害児本人が乗車していることが必要です
  • 燃料給油での使用は1枚350円のみ:燃料給油の場合は1枚あたり350円(タクシーの500円より150円少ない)の代金相当です。タクシーを利用できる方はタクシーでの使用の方が1枚あたりの助成額が大きくなります。燃料給油での使用はセルフ式のガソリンスタンドは不可で、旭川市と協定を結ぶ事業者が経営する市内の給油所(セルフ式除く)のみです

旭川市の福祉タクシー利用料金等助成事業(共通券)

福祉タクシー乗車券・自動車燃料給付券 共通券(年間40枚・タクシー500円 or 燃料350円)

【対象者】旭川市内に居住する在宅の方で以下のいずれかに該当する方(病院入院中・施設入所中の方は除外):

  • 重度心身障害者(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者で一定の等級以上)
  • 特別児童扶養手当受給証明書を持つ方(20歳未満の重度・中度障害を持つ子の保護者)
  • ※交付対象外施設:特別養護老人ホーム・養護老人ホーム・老人保健施設・介護療養型医療施設・軽費老人ホームA型・障害者支援施設・児童福祉施設(入所)

【助成内容】

  • 1枚につきタクシー乗車の場合500円自動車燃料給油の場合350円(どちらかを選んで使用)
  • 年間40枚(12か月分)を交付
  • 年度途中に対象になった月による枚数:6〜8月→40枚・9〜11月→30枚・12〜翌2月→20枚・3〜5月→10枚
  • 有効期限:発行年度の6月1日〜翌年5月31日
  • 旭川市外では一切利用不可
  • 身体障害者手帳・療育手帳の方はタクシー1割引との併用可
  • 障害者本人がタクシーに乗車していない場合は利用不可(燃料給油は本人乗車不要)

【申請方法】5月上旬に対象者へ申請書を郵送。申請書に記入のうえ郵送で返送(年1回)

【申請・問い合わせ】旭川市総合庁舎1・2階 障害福祉課 TEL:0166-25-9855 FAX:0166-24-6967 〒070-8525 旭川市7条通9丁目48番地

JR・高速バス・道北バスとの使い分け

  • JR函館本線・宗谷本線の障害者割引:JR北海道は障害者手帳・療育手帳提示で運賃が半額になります(100km以上は本人・介護者とも対象)。旭川駅〜札幌駅(約90〜150分)への通院には、特急「ライラック」「カムイ」(通常自由席4,690円→半額約2,350円)と介護タクシーの組み合わせが有効です
  • 高速バス(旭川〜札幌)の障害者割引:北海道中央バス・道北バス等の高速バスは障害者手帳提示で割引が適用されます。旭川〜札幌(約2時間・通常2,060円)への通院に活用できます
  • 介護保険「通院等乗降介助」との使い分け:要介護1〜5の認定を受けている方は介護保険の「通院等乗降介助」(1〜3割負担)も活用できます。旭川医科大学病院への定期通院や、札幌市内の病院への長距離通院には担当ケアマネジャーに相談してください
  • 道北バスの障害者割引:道北バスは旭川市内の路線バスを運行しており、障害者手帳・療育手帳提示で割引が適用されます。旭川市内の病院通院では共通券(市外不可)とバス割引を組み合わせることで費用を抑えられます

介護タクシー利用の流れ(旭川市版)

  1. 5月の申請書郵送を確認・申請 5月上旬に旭川市障害福祉課から共通券の申請書が郵送されます。届いたらすぐに必要事項を記入して返送してください(年1回のみ)。新たに対象になった方は障害福祉課(☎0166-25-9855)に連絡してください。
  2. 共通券の使い道を決める(タクシーか燃料か) タクシーを使って通院→タクシー(500円/枚)として使用。自家用車で通院→燃料給油(350円/枚)として使用。1枚ずつ目的に合わせて使い分けられます。
  3. 事業者の選定(旭川市内のみ対応) 協同組合旭川ハイヤー協会加盟の事業者または旭川市との協定事業者から選択。共通券が使えるか・車椅子対応かを事前確認。
  4. 病院の予約と介護タクシーの予約 旭川医科大学病院(☎0166-65-2111)・旭川厚生病院(☎0166-33-7171)などへの通院は次回受診日確認後、冬期(11〜4月)は2〜3日前・夏期は前日までに予約。
  5. 当日の準備と乗車 健康保険証・診察券・お薬手帳・各種手帳(1割引のため必須)・共通券(複数枚)・現金(残額用)を準備。冬期は防寒具・長靴も必携。
  6. 通院・帰宅 乗車時に手帳を提示(1割引の確認)し、降車時に共通券を枚数分渡して残額を現金で支払います。料金を超える枚数の使用はできません(料金以下の範囲内で使用)。

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