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函館市の基本情報

函館市は北海道南端・渡島半島の先端に位置する道南地方の中心都市です。2024年時点の人口は約240,000人で、1980年のピーク(345,165人)から大幅に減少が続いています。高齢化率は約37%超と道内主要都市の中でも特に高く、3人に1人以上が65歳以上という超高齢都市です。2016年3月に北海道新幹線が開業し新函館北斗駅(北斗市)が設置されましたが、函館市内のJR函館駅へは在来線(函館本線)の乗り換えが必要です。

函館山と函館湾・津軽海峡に挟まれた独特の地形を持ち、坂の多い函館山麓の旧市街地(元町・末広町・弥生町)・五稜郭周辺の商業地・湯川温泉・亀田地区の住宅地・南茅部・恵山方面の農漁村部と、地域によって大きく性格が異なります。特に恵山・南茅部方面(旧戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町が2004年に合併)は函館市中心部から30〜80kmと非常に遠距離で、介護タクシーでの長距離通院が必要なケースが多い地域です。

約24万人
人口(2024年・住民基本台帳)
約37%超
高齢化率(道内主要都市で特に高水準)
677.86km²
面積(2004年合併で大幅拡大)
1,300m
タクシー初乗り距離(570円・函館地区)

函館市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場

📋 函館地区のタクシー現行運賃について

函館地区(函館市・北斗市・七飯町等)のタクシー運賃は、初乗り1,300mまで570円・加算301mごとに80円が現行の上限認可運賃として設定されています(国土交通省北海道運輸局管内)。他の地方都市(初乗り1km・700円が多い)と比べ、初乗り距離が長く(1,300m)初乗り運賃が低め(570円)という特徴があります。短距離移動では割安に感じますが、長距離通院では加算累積で費用が増えます。最新の運賃情報は各事業者にご確認ください。

■ タクシー運賃(現行・函館地区)

区分初乗り距離・運賃加算運賃備考
普通車(函館地区・上限認可)1,300mまで 570円301mごとに80円現行(改定の動向は各事業者に要確認)
深夜・早朝割増22時〜翌5時:2割増全車種共通
障害者割引身体障害者手帳・療育手帳提示で1割引乗車前に手帳提示が必要
遠距離割引一定額超で割引設定あり(事業者により異なる)恵山・南茅部方面の長距離通院で各社に確認を

■ 主要病院への料金目安

出発地(エリア)目的地目安距離料金目安所要時間目安
JR函館駅・元町・末広町(旧市街地)函館中央病院(本町)約2〜4km約570〜900円約8〜15分
JR函館駅・元町・末広町(旧市街地)函館五稜郭病院(五稜郭町)約3〜5km約700〜1,100円約10〜18分
湯川・亀田・桔梗(東部住宅地)函館中央病院(本町)約5〜10km約1,100〜2,300円約12〜22分
湯川・亀田・桔梗(東部住宅地)市立函館病院(港町)約6〜12km約1,300〜2,900円約14〜26分
戸井・恵山・椴法華(市東端・旧合併地域)函館中央病院(本町)約30〜80km約7,500円〜2万円超約45〜120分
南茅部(市南部・旧南茅部町)函館中央病院(本町)約40〜55km約1万〜1万5千円約55〜80分

※現行の函館地区タクシー運賃(初乗り1,300m・570円・加算301mごと80円)を基にした目安料金です。深夜早朝2割増・介助料は別途加算。恵山・南茅部方面は距離・道路状況により大幅に変動します。

函館市の主要病院と介護タクシーでのアクセス

⚠ 恵山・南茅部方面(旧合併4町村)からの通院に注意

2004年12月に合併した旧戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町(現・函館市東部・南部)は、函館中央病院まで30〜80kmの長距離となります。片道料金が7,500円〜20,000円超に達するケースも多く、医療アクセスが函館市内で最も深刻な地域です。①地域の診療所を日常のかかりつけに活用する、②高度医療が必要な場合のみ長距離介護タクシーを手配する、③重度身体障害者タクシー料金助成(年24枚・12,000円分)を計画的に使用する、という対応が重要です。事業者も限られるため7〜10日前の超早期予約が必須です。

函館市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏯 旧市街地(函館山麓・元町・末広・弥生町)

  • 函館山・函館湾に面した坂の多い歴史的市街地
  • 傾斜地・石畳が多く車椅子での移動が困難
  • 函館中央病院まで2〜4km・570〜900円と近い
  • 観光シーズン(5〜10月)は観光渋滞で所要時間が延長
  • 函館ハイタク・函館交通など事業者が比較的多い

🌸 五稜郭・本町・上野(商業・行政中心部)

  • 函館市役所・五稜郭公園・商業施設が集積するエリア
  • 函館中央病院・函館五稜郭病院が立地し医療アクセスが最良
  • 介護タクシー事業者が市内で最も多い地区
  • 市電(函館市電)沿線だが車椅子・ストレッチャーには介護タクシーが最適

♨ 湯川・亀田・桔梗(東部住宅地・温泉)

  • 湯川温泉・大型ホテルが集積する東部住宅エリア
  • 高齢者単身世帯が多く介護タクシー需要が高い
  • 函館中央病院まで5〜10km・1,100〜2,300円
  • 市立函館病院(港町)まで6〜12km・1,300〜2,900円
  • 冬期は降雪・凍結で道路が悪化しやすい

⛰ 戸井・恵山・椴法華・南茅部(旧合併4町村・遠距離)

  • 2004年12月合併の旧4町村・超高齢化・過疎化が深刻
  • 函館中央病院まで30〜80km・7,500〜20,000円超
  • 医療アクセスが函館市内で最も困難なエリア
  • 事業者が非常に少なく7〜10日前の超早期予約が必須
  • 冬期は吹雪・凍結・道路閉鎖リスクあり(4WD必須)

函館市の重度身体障害者タクシー料金助成制度

🟢 重度身体障害者タクシー料金助成(年24枚・1枚500円)

【対象者】函館市内に住所を有し在宅で生活している方で、以下のいずれかに該当する方:

  • 身体障害者手帳1級または2級をお持ちの方
  • 下肢・体幹機能障がいで身体障害者手帳3級をお持ちの方

⚠ 重要:療育手帳・精神障害者保健福祉手帳は対象外
函館市の制度は身体障害者手帳所持者のみが対象です。また自動車税・軽自動車税の減免を受けている方も対象外となる場合があります(窓口でご確認ください)。

【交付内容】1枚500円の助成券を年間24枚(年間12,000円分)交付。利用期間は毎年4月1日〜翌年3月31日。

【申請・問い合わせ先】
函館市 保健福祉部 障がい保健福祉課 ☎0138-21-3378
〒040-8666 函館市東雲町4番13号(函館市役所)
各支所(恵山支所・南茅部支所等)でも申請可能

📋 タクシー料金助成を最大限活用するためのポイント

  • 年24枚(12,000円分)を計画的に使用:恵山・南茅部の長距離通院では助成券を複数枚まとめて使用することで実質負担を大きく削減できます。年間の通院計画に合わせて使用枚数を計算しましょう
  • 下肢・体幹3級も対象(多くの自治体は1・2級のみ):自分の手帳の等級・障害種別を再確認してください
  • 身体障害者手帳1割引との組み合わせ:乗車前に手帳を提示して1割引を受け、残額に助成券を充当することで費用負担をさらに軽減できます
  • 恵山・南茅部方面は各支所への相談も活用:恵山支所(☎0138-85-2311)・南茅部支所(☎0138-86-2111)に相談すると、地域に対応できる事業者の情報が得られる場合があります

函館市で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠ 函館市特有の注意事項

  • 旧市街地(函館山麓)は坂・石畳が多く移送困難:元町・末広・弥生町は傾斜地・石畳が多く、車椅子・ストレッチャーの乗降場所を事前に確認してください
  • 冬期(11月〜4月)は積雪・凍結・吹雪に注意:恵山・南茅部・湯川など東部・南部エリアでは積雪・路面凍結が発生します。スタッドレスタイヤ・4WD対応車の確認が必要です
  • 観光シーズン(5〜10月)の渋滞:函館山・元町・五稜郭周辺で観光渋滞が発生します。通院日には余裕を持ったスケジュールを
  • 恵山・南茅部・椴法華方面は超早期予約が必須:7〜10日前の予約が不可欠。当日・前日の予約は困難です
  • 療育手帳・精神障害者手帳は助成対象外:該当する方は移動支援事業など別の支援制度を障がい保健福祉課(☎0138-21-3378)にご相談ください

介護タクシー利用の流れ(函館市版)

  1. 重度身体障害者タクシー料金助成券の申請(4月以降)
    身体障害者手帳1・2級または下肢・体幹3級の方は、函館市障がい保健福祉課(☎0138-21-3378)または各支所で申請します。年度ごとに申請が必要です。
  2. 病院の予約と準備
    函館中央病院・函館五稜郭病院・市立函館病院などへ電話で外来予約を取ります。専門診療科の初診は紹介状が必要な場合があります。受診する診療科・棟・入口を確認しておきましょう。
  3. 事業者選定・見積もり・予約確定
    函館ハイタク・函館交通・北海道タクシーなど市内の介護タクシー対応事業者へ問い合わせます。恵山・南茅部方面の方は7〜10日前の早期予約が必須です。冬期は4WD・スタッドレス対応を確認。迎車料・介助料を含む総費用と助成券の使用可否を確認します。
  4. 当日の準備
    健康保険証・診察券・お薬手帳・身体障害者手帳(1割引)・紹介状(初診)・タクシー料金助成券(使用予定枚数分)を準備します。
  5. 移動・院内介助・帰宅・精算
    乗車前に手帳を提示し1割引の適用を受けます。助成券を乗務員に提示して使用。帰りは診察終了後に事業者へ連絡し迎車を手配。使用した助成券を精算時に提出します。

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