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松阪市の介護タクシー概況

約15万人
人口(2025年)
約33%
高齢化率(65歳以上)
624km²
市域面積(広域合併市)
2制度
タクシー乗車券の種類

松阪市は三重県中部・伊勢湾に面した中核都市で、日本三大和牛のひとつ「松阪牛」と国学者・本居宣長の出身地として知られています。近鉄山田線・JR紀勢本線が市内を通り、松阪駅が市の玄関口です。津市・多気町・明和町・大台町などに隣接し、市域は旧飯南町・飯高町・三雲町・嬉野町などを編入した広域合併市(624km²)です。南部(飯南・飯高地区)は紀伊山地に続く山間部で、高齢化率が特に高く介護タクシーへの依存度が高いエリアです。

松阪市には障がい者向けのタクシー乗車券が2種類あります。①重度心身障がい者タクシー乗車券(身体1・2級・療育A1・A2・精神1級等が対象の500円券)と、②重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(下肢・体幹・移動機能障害の個別等級1級のみ対象・市内のリフト・寝台付き福祉タクシー専用・3,000円券年24枚・1乗車1枚・おつりなし)です。どちらの制度も自動車税・軽自動車税の減免を受けている方は対象外で、②は①や燃料費助成との重複受給はできません。

🔴 松阪市の4つの特徴:①2種類の制度(対象者・券の種類が全く異なる)、②「福祉タクシー乗車券」は個別等級1級で市内リフト付き限定・3,000円券、③両制度とも自動車税減免者は除外、④飯南・飯高地区などの山間部は長距離通院が課題

松阪市の制度選択のポイント:重度心身障がい者タクシー乗車券(①)は幅広い対象で普通のタクシーにも使える500円券、重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(②)は下肢・体幹・移動機能の個別等級1級の方専用市内のリフト付き・寝台付き福祉タクシーのみ使える3,000円券です。②は1枚で3,000円分まかなえるため、市内の通院なら1枚で往復分に近い額を助成できる一方、市外の病院(三重大学医学部附属病院・津市等)では使えない点に注意が必要です。

松阪市の介護タクシー料金相場

松阪市のタクシー運賃体系(三重県中部地区):初乗り1.3kmまで730円、以降256mごと100円加算(近畿運輸局登録事業者)。障害者手帳・療育手帳提示で1割引。

区間(片道)メーター料金目安福祉車両目安所要時間目安
松阪駅周辺 → 松阪市民病院(市内)730〜1,500円1,300〜3,000円5〜14分
松阪駅周辺 → 松阪中央総合病院(市内)730〜1,300円1,300〜2,500円5〜11分
松阪市内 → 三重大学医学部附属病院(津市)2,500〜5,000円4,500〜9,000円25〜50分
嬉野地区(市北部)→ 市内病院1,500〜3,500円2,800〜6,500円15〜35分
三雲地区(市南部)→ 市内病院2,000〜4,500円3,500〜8,500円20〜45分
飯南・飯高地区(市西部・山間)→ 市内病院3,500〜8,000円6,500〜15,000円35〜80分

💡 2制度の使い分けと活用計算例

  • ①重度心身障がい者タクシー乗車券(500円券)の活用:松阪市民病院への通院(片道800円)→1割引720円→乗車券1枚(500円)→自己負担220円。市外の三重大学病院への通院も使用可(乗車券枚数を多く使用)
  • ②重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(3,000円券)の活用:1枚3,000円分のため、市内の病院(片道1,300〜2,500円)への通院なら1枚で片道をほぼカバー可能。ただし市内のリフト付き・寝台付き福祉タクシーのみ使用可(③対象外の普通タクシーでは使用不可)
  • ②の注意点「おつりなし」:1枚3,000円券を使って料金が2,500円の場合でもおつりは出ません(500円分は消滅)。料金が3,000円超の場合は差額を現金で支払います
  • ②は年24枚(年72,000円分):月2回通院(往復2枚)×12か月=24枚でちょうど使い切ります。週1回の透析通院(月4〜5往復)では足りなくなるため①と組み合わせを検討してください
  • 飯南・飯高地区からの長距離通院:片道5,000〜8,000円の長距離通院では②1枚(3,000円)+現金2,000〜5,000円の自己負担が生じます。介護保険の通院等乗降介助との組み合わせをケアマネジャーに相談してください

松阪市の主要病院と介護タクシーアクセス

松阪市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏯 松阪市中心部(松阪駅・市役所周辺)

  • 近鉄山田線・JR紀勢本線・松阪駅周辺の市中心商業地
  • 市役所・障がい福祉課(☎0598-53-4082)が近い
  • 松阪市民病院・松阪中央総合病院まで5〜14分
  • 介護タクシー(①②両方)の協力事業者が最も集中
  • 近鉄・JR・三重交通バスの障害者割引(半額)も活用可

🌾 嬉野地区(市北部・旧嬉野町)

  • 市北部の農村住宅地・津市に隣接
  • 市内病院まで15〜35分・タクシー1,500〜3,500円
  • 嬉野地域振興局(地域住民課☎0598-48-3809)に申請も可
  • ①乗車券(500円)を複数枚まとめて使用することで通院コストを軽減
  • 三重大学病院(津市)へのアクセス比較的良好(30〜45分)

🌿 三雲地区(市南部・旧三雲町)

  • 市南部の農村住宅地・多気郡多気町に隣接
  • 市内病院まで20〜45分・タクシー2,000〜4,500円
  • 三雲地域振興局(地域住民課☎0598-56-7910)に申請も可
  • ②3,000円券(リフト付き)を活用で通院費大幅軽減
  • 伊勢自動車道・松阪ICへのアクセスが良く名古屋・大阪方面へも

⛰ 飯南・飯高地区(市西部・山間部)

  • 旧飯南町・飯高町の山間農村エリア・奈良県境に近い
  • 市内病院まで35〜80分・タクシー3,500〜8,000円
  • 高齢化率50%超・公共交通がほぼなく介護タクシー依存度が非常に高い
  • ②3,000円券1枚では自己負担が大きいため介護保険との組み合わせが必須
  • 各地域振興局(飯南☎0598-32-2922・飯高☎0598-46-7112)で申請可

⚠ 松阪市特有の注意事項

  • ②の対象は「個別等級1級」のみ(総合等級1級では不可):重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(②)は、下肢機能・体幹機能・脳原性運動機能(移動機能)障害の個別等級が1級の方のみ対象です。「総合等級1級」でも個別等級が2級以上の場合は対象外となります。手帳の「個別等級」欄を確認してから申請してください
  • ②は市内のリフト付き・寝台付き福祉タクシーのみ・市外は使用不可:重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(②)は通院等のために市内(松阪市内)でリフト付きまたは寝台付きの福祉タクシーを利用する場合のみ使用できます。三重大学病院(津市)・名古屋の病院など市外の目的地への移動には使えません。市外への通院は①の重度心身障がい者タクシー乗車券または介護保険の通院等乗降介助をご利用ください
  • ②は①および燃料費助成との重複受給は不可:重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(②)を受給している方は、重度心身障がい者タクシー乗車券(①)も重度障がい者自動車燃料費助成給油券も受給できません。どの制度が最も有利かを障がい福祉課(☎0598-53-4082)に相談してから申請してください
  • ②の3,000円券はおつりなし:1枚3,000円の乗車券を使用した際、乗車料金が3,000円未満でもおつりは出ません。2,800円の通院で②を使うと実質3,000円分消費します。料金が3,000円以上の場合は超過分を現金で支払います
  • 各地域振興局でも申請可能:嬉野・三雲・飯南・飯高地区の方は最寄りの地域振興局(地域住民課)でも申請できます。遠方の方は事前に電話確認のうえ地域振興局に持参してください

松阪市の2種類タクシー乗車券制度

🟢 ①重度心身障がい者タクシー乗車券(500円券・普通タクシーにも使用可)

【対象者】重度の心身障がいのある方(詳細は障がい福祉のしおり6-2、または窓口で確認)

  • 身体障害者手帳 1級・2級(対象障害種別は窓口で確認)
  • 療育手帳 A1(最重度)・A2(重度)
  • 精神障害者保健福祉手帳 1級(対象要件は窓口で確認)
  • ※自動車燃料費助成給油券の受給者・自動車税減免者は除外
  • ※重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(②)受給者は除外

【助成内容】1枚あたり 500円の乗車券(年間枚数・1乗車の枚数使用制限等は窓口で確認)

【利用可能タクシー】市内のタクシー協会加盟事業者(普通タクシー・福祉タクシー)

【申請・問い合わせ】松阪市福祉事務所 障がい福祉課 TEL:0598-53-4082 FAX:0598-26-9113 〒515-8515 松阪市殿町1340-1(または各地域振興局地域住民課)

🔵 ②重度身体障がい者福祉タクシー乗車券(3,000円券・年24枚・市内リフト/寝台付きのみ・1乗車1枚・おつりなし)

【対象者】以下のすべてに該当する方:

  • (1)下記のいずれかで個別等級が1級の方:下肢機能障がい1級 / 体幹機能障がい1級 / 脳原性運動機能障がいのうち移動機能障がい1級
    総合等級1級でも個別等級が1級でなければ対象外
  • (2)重度心身障がい者タクシー乗車券(①)または重度障がい者自動車燃料費助成給油券の交付を受けていない方
  • (3)自動車税または軽自動車税の減免を受けていない方

【助成内容】

  • 1枚あたり 3,000円の乗車券を年間 24枚交付(年間72,000円分)
  • 1乗車につき 1枚のみ使用可
  • おつりは出ません(乗車料金が3,000円未満でも差額は返金なし)
  • 乗車料金が3,000円を超える場合は超過分を現金で支払い

【利用可能タクシー】松阪市内でのリフト付き・寝台付き福祉タクシーの協力事業者のみ(市外への移動・普通タクシーでの使用は不可)。協力事業者一覧は公式HP(上記ページ)または窓口で確認。

【申請・問い合わせ】松阪市福祉事務所 障がい福祉課 TEL:0598-53-4082(申請書・協力事業者一覧・乗車券案内PDFも公式HPからダウンロード可)

介護タクシー利用の流れ(松阪市版)

  1. 制度の選択確認(障がい福祉課に相談) 障がい福祉課(☎0598-53-4082)に手帳の種類・等級・自動車税減免状況を伝え、①②どちらが適用可能か・どちらが有利かを確認。飯南・飯高地区の方は最寄りの地域振興局へ。
  2. 申請(手帳原本持参) 障がい福祉課または各地域振興局窓口に手帳(個別等級が確認できるもの)を持参して申請。②は協力事業者一覧も受け取る。
  3. 病院の予約と協力事業者の確認・予約 松阪市民病院(☎0598-21-5252)等の通院日確認後、②の場合はリフト付き協力事業者に、①の場合は市内タクシー事業者に前日までに予約。山間部(飯南・飯高)は2〜3日前に予約。
  4. 当日の準備 障害者手帳(1割引確認)・乗車券(①は500円券、②は3,000円券1枚)・現金(超過分・おつりなしのため注意)・診察券を準備。
  5. 乗車・通院・帰宅 降車時に手帳を提示し、乗車券(①複数枚または②1枚)と現金で支払い。②は3,000円以下でもおつり不要・3,000円超は差額現金払い。

関連情報・お役立ちリンク