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さいたま市の基本情報

さいたま市は埼玉県の県庁所在地であり、2001年5月に浦和市・大宮市・与野市が合併して誕生、2003年4月に政令指定都市へ移行した埼玉県最大の都市です。2005年には岩槻市を編入し、現在は大宮区・北区・見沼区・中央区・桜区・浦和区・南区・緑区・西区・岩槻区の10区で構成されています。人口は令和7年(2025年)9月1日時点で約135万4,457人と、政令指定都市では全国10位前後の規模を誇ります。JR東日本の主要幹線(宇都宮線・高崎線・東北新幹線など)の結節点である大宮駅、さらに京浜東北線・武蔵野線・埼京線なども通るなど、首都圏最大級の交通ハブ都市でもあります。

さいたま市の高齢化率は令和7年(2025年)9月1日現在で23.38%(65歳以上人口31万6,705人)と、全国平均(約29.4%)を大きく下回る比較的若い都市です。しかし65歳以上人口は着実に増加しており、後期高齢者(75歳以上)は13万1,685人(高齢化率9.7%)、85歳以上は3万9,672人にのぼります。区別の高齢化率は最も高い大宮区(25.68%)・岩槻区(25.76%)から最も低い緑区(20.24%)・南区(21.14%)まで差があり、市北部・東部の旧市街地エリアほど高齢化が進む傾向にあります。

さいたま市は10区という広大な市域を持ち、大宮・浦和という2つの旧市街を中心に住宅地・商業地・農村地帯が混在しています。大宮区や浦和区は都市機能が集中し介護タクシー事業者も豊富ですが、岩槻区や見沼区の一部など市東部・郊外エリアでは公共交通が限られ、介護タクシーへの依存度が高くなっています。特に岩槻区は旧岩槻市時代の城下町で市域東端に位置し、大宮区・浦和区の主要病院まで20〜30分以上かかるため、事前予約をしっかり行うことが重要です。

約135万4千人
人口(令和7年9月1日)
217.43km²
面積(10区構成)
23.38%
高齢化率(令和7年9月)
10区
政令指定都市・埼玉県最大都市

さいたま市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場

■ タクシー運賃(2023年11月改定後・現行)

さいたま市は関東運輸局「埼玉南部地区」の運賃が適用されます。2023年11月20日に関東・甲信越地区のタクシー運賃が一斉改定され、現行の上限運賃は以下の通りです。

車種 初乗り距離・運賃 加算運賃 備考
普通車(上限) 1.121kmまで 500円 236mごとに100円 2023年11月20日改定
深夜・早朝割増 22時〜翌5時:2割増 全車種共通
障害者割引 身体障害者手帳・療育手帳提示で1割引 乗車前に手帳提示が必要
迎車料金 事業者によって異なる(無料〜400円程度) 介護タクシー事業者は要確認

💡 さいたま市のタクシー運賃の特徴

さいたま市は埼玉南部地区の運賃が適用され、東京都心部(23区)や神奈川(京浜地区)と比較すると若干安い水準です。初乗り500円は首都圏では標準的な水準ですが、加算距離が236mごと(東京23区は255mごと)とやや短めのため、中距離以上では少し割高になる場合があります。介護タクシー事業者によっては迎車料金(200〜400円程度)が加算される場合があり、また院内付き添い・居室内介助などのサービスは別途料金が発生します。予約時に総費用の目安をしっかり確認することを強くお勧めします。

■ 主要病院への料金目安

さいたま市は10区にまたがる広大な市域のため、出発区によって主要病院への距離・料金が大きく異なります。以下はさいたま市内各エリアから主な医療機関へ介護タクシーを利用した場合の概算料金です。

出発地(区・駅周辺) 目的地 目安距離 料金目安 所要時間目安
大宮区(大宮駅周辺) 自治医科大学附属さいたま医療センター(大宮区天沼町) 約2〜3km 約500〜800円 約8〜14分
浦和区・南区(浦和駅周辺) さいたま市立病院(緑区三室) 約5〜7km 約1,000〜1,500円 約12〜20分
浦和区(浦和駅周辺) 自治医科大学附属さいたま医療センター(大宮区) 約8〜10km 約1,700〜2,200円 約18〜28分
岩槻区(岩槻駅周辺) さいたま市立病院(緑区三室) 約13〜16km 約2,800〜3,500円 約22〜32分
岩槻区(岩槻駅周辺) 自治医科大学附属さいたま医療センター(大宮区) 約18〜22km 約4,000〜4,900円 約28〜40分
西区・北区(日進・宮原周辺) 自治医科大学附属さいたま医療センター(大宮区) 約5〜10km 約1,000〜2,200円 約12〜22分
桜区・南区(中浦和・武蔵浦和周辺) さいたま市立病院(緑区三室) 約8〜12km 約1,700〜2,700円 約18〜28分

※上記は2023年11月改定後の埼玉南部地区タクシー運賃(普通車上限)を基にしたメーター料金の目安です。深夜・早朝は2割増。迎車料・介助料・高速料金は別途かかります。渋滞時は時間距離併用制が適用されます。

さいたま市の主要病院と介護タクシーでのアクセス

さいたま市内には複数の高度急性期病院が立地していますが、市域が広大なため、居住する区によってアクセスしやすい病院が大きく異なります。定期通院・転院・緊急受診に備えて、自宅から最も近い主要病院とその移動手段を事前に把握しておくことが大切です。

📍 病院へのアクセスに関する重要ポイント

さいたま市は10区という広大な市域のため、「自治医科大学附属さいたま医療センター(大宮区)」と「さいたま市立病院(緑区)」は直線距離で約15km離れています。例えば岩槻区の北東部から自治医大医療センターまで介護タクシーを利用すると、往復で約1万円前後かかる場合もあります。定期通院(透析・がん治療・神経難病など)の方は、各病院の地域医療連携室やMSW(医療ソーシャルワーカー)に相談し、定期移送の費用負担を少しでも軽減する方法(介護保険タクシー・障害福祉サービスの移動支援・重度障害者タクシー利用料金助成の組み合わせ)を事前に検討してください。

さいたま市エリア別の介護タクシー利用特徴

さいたま市は浦和・大宮・与野・岩槻という歴史的な旧市町が合併した都市で、区ごとに地形・交通環境・人口構成が大きく異なります。介護タクシーを利用する際の区別特徴を以下にまとめました。

🚃 大宮区・北区・西区(大宮地区)

  • JR大宮駅を中心とした市最大の交通拠点エリア
  • 自治医科大学附属さいたま医療センターまで約2〜10km
  • 介護タクシー事業者が市内で最も集中する地区
  • 大宮区の高齢化率25.68%(10区中2位・令和7年)
  • 北区・西区の郊外住宅地からは20〜30分かかる場合も
  • 高崎・宇都宮・東北方面の病院への長距離搬送の起点にもなる

🏛 浦和区・南区・桜区・中央区(浦和地区)

  • JR浦和駅・武蔵浦和駅周辺の住宅・行政機能エリア
  • 埼玉県庁・さいたま市役所が集中する行政の中心
  • さいたま市立病院(緑区)まで約5〜12km・12〜28分
  • 浦和区高齢化率24.49%、南区は21.14%(比較的若い)
  • 介護タクシー事業者も豊富で予約が取りやすい傾向

🌾 見沼区・緑区(市中東部)

  • 見沼田んぼ周辺の農業・住宅混在エリア
  • さいたま市立病院(緑区三室)が立地するエリア
  • 緑区の高齢化率は20.24%(10区中最低)と比較的若い
  • 市立病院まで区内なら5〜10km程度でアクセスしやすい
  • 東浦和・東川口方面は介護タクシー事業者がやや少ない傾向

🏯 岩槻区(市最東端・旧岩槻市)

  • 2005年に編入合併した旧岩槻市の城下町エリア
  • 岩槻区の高齢化率は25.76%(10区中1位・令和7年)
  • 東武野田線(アーバンパークライン)沿線の住宅地
  • 自治医大医療センターまで約18〜25km・28〜40分と遠距離
  • 春日部市立医療センターへはやや近い(約15〜25分)
  • 介護タクシー事業者の数が他区より少なく、早めの予約が必須
  • 市外(春日部市・越谷市)の事業者も利用可能な場合がある

⚠ さいたま市特有の注意事項

  • 岩槻区から主要病院は長距離になる:岩槻区は市の東端に位置し、自治医大医療センターまで約18〜25km・28〜40分と市内で最も遠い区です。定期通院の場合は往復交通費が月2〜3万円になることもあります。重度障害者タクシー利用料金助成(後述)を積極的に活用してください
  • 大宮・浦和間の移動は渋滞に注意:さいたま市内の国道17号・県道など主要幹線道路は通勤時間帯(7〜9時・17〜19時)に渋滞が発生しやすく、所要時間が大幅に延びる場合があります。病院の受付時間に余裕を持って出発できるよう、事業者に渋滞を見込んだ時間で予約を取ることをお勧めします
  • 新都心・浦和美園周辺の渋滞:さいたま新都心(中央区)・さいたまスタジアム(緑区浦和美園)周辺はイベント時に大規模な交通渋滞が発生します。コンサートやスポーツイベントの開催日は通常の2〜3倍の移動時間を想定してください

さいたま市の重度障害者タクシー利用料金助成

さいたま市では、重度の障害を持つ方の社会参加や通院を支援するために、タクシー利用料金の一部を助成する「重度障害者タクシー利用料金助成事業」を実施しています。年間最大54枚の利用券(チケット)が交付され、タクシーの初乗り運賃相当額(500円)が1枚につき助成されます。

🟢 さいたま市重度障害者タクシー利用料金助成

【対象者と交付枚数】

  • 年間54枚(月4.5枚相当):下肢・体幹・乳幼児期以前の非進行性脳病変による運動機能障害(移動機能1・2級)または視覚障害(1〜3級)で身体障害者手帳をお持ちの方、療育手帳(マルA・A)をお持ちの方、精神障害者保健福祉手帳(1級)をお持ちの方、または指定難病・難病等の状態で、これに準じると市長が認める方
  • 年間36枚(月3枚相当):下肢・体幹機能障害3級の身体障害者手帳をお持ちの方

【所得制限】本人の前年の所得税(または市民税)が非課税であること(前年の合計所得金額が125万円以下が目安)

【助成内容】1枚あたり500円を助成(タクシー乗車料金から500円を差し引いた額をお支払い)。ただし、乗車料金が初乗の2倍(1,000円)以上の場合は1回の乗車につき2枚まで使用可能(1,000円助成)

【利用できるタクシー】さいたま市との協定締結事業者のみ使用可(市ホームページに一覧掲載。乗車前に必ず確認)

【年度途中の申請】年度途中に申請した場合は、申請月から年度末までの月数×4.5枚(54枚の場合)または×3枚(36枚の場合)の端数切り捨てで交付

【申請窓口】お住まいの区の区役所 支援課(障がい担当):大宮区☎048-646-3024、北区☎048-669-6044、見沼区☎048-681-6124、中央区☎048-840-6024、桜区☎048-856-6124、浦和区☎048-887-5124、南区☎048-844-7124、緑区☎048-712-1124、西区☎048-620-2824、岩槻区☎048-790-0124
【注意】在宅の方が対象(入院中・入所中の方は対象外)。自動車税・軽自動車税の減免を受けている場合は申請不可(原則)。詳細はさいたま市障害福祉課(☎048-829-1313)へお問い合わせください。

📋 助成制度を最大限活用するためのポイント

  • 年度始め(4月)に申請して54枚フル活用:4月上旬に申請すれば年間54枚(最大)の利用券を受け取れます。年度途中の申請は枚数が減るため、なるべく早めに申請しましょう
  • 2枚使用の条件を確認:初乗の2倍(1,000円)以上の乗車料金の場合は2枚使用可能です。短い距離の乗車(初乗り500円前後)では1枚しか使えないため、乗車前にドライバーに確認することをお勧めします
  • 障害者割引との組み合わせ:身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示することでタクシー運賃が1割引になります。割引適用後の料金に対して利用券を使用することはできますが、割引前後いずれの料金が基準となるかは事業者に確認してください
  • 介護保険タクシーとの使い分け:要介護認定(要介護1〜5)を受けている方は、介護保険の「通院等乗降介助」(訪問介護)も活用できます。ケアマネジャーに相談し、重度障害者タクシー利用料金助成と介護保険タクシーをそれぞれの特性に応じて使い分けることが費用削減の鍵です
  • 協定締結事業者リストは定期的に更新される:さいたま市との協定締結事業者は変更されることがあります。利用前に必ず最新のリスト(さいたま市ホームページ掲載)を確認してください

さいたま市で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠ 病院受診・転院時の重要確認事項

  • 自治医大医療センターは紹介状必須・完全予約制:自治医科大学附属さいたま医療センターは、初診・再診を問わず全て予約制で、初診には必ず紹介状が必要です。紹介状なしでは受付されないため、かかりつけ医から事前に紹介状を取得してください
  • さいたま市立病院も初診は紹介状を推奨:さいたま市立病院の初診は基本的に他院からの紹介が必要です(専用電話048-875-9561での予約制)。救急外来は24時間対応しています
  • 駐車場・乗降場所の事前確認:さいたま市立病院は2019年の新病棟移転後、外来・救急の乗降場所が変わっています。自治医大医療センターも広い敷地のため、どの入口に乗降するか事前に事業者に伝えてください
  • 埼玉県障害者施策の変更に注意:重度障害者タクシー利用料金助成の制度内容(交付枚数・所得制限・対象者)は年度ごとに変更される場合があります。利用前に区役所支援課または障害福祉課(☎048-829-1313)で最新の制度内容を確認してください

💡 初めて介護タクシーを利用する方へ

さいたま市で初めて介護タクシーを利用する場合は、お住まいの区の区役所支援課(各区の連絡先は上記参照)または地域包括支援センター(各区に複数設置)に相談することで、地域の事業者情報や各種助成制度の案内を受けることができます。また、かかりつけ医や通院先病院のMSW(医療ソーシャルワーカー)・地域連携室に介護タクシーの手配を相談するのも有効です。さいたま市内ではタクシー事業者組合による「福祉・介護タクシー」登録制度も整備されており、市ホームページに登録事業者一覧が掲載されています。

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