安佐南区の基本情報
安佐南区は広島市の北部に位置し、人口約24.2万人(8区中最多)・面積117.03km²を擁します。高齢化率は約23〜25%(8区中最も低い・広島市の若い区)です。アストラムライン(大町・古市・中筋・緑井・大原・伴各駅)・JR可部線(緑井・大町各駅)・広島バスが主要交通手段です。
安佐南区は1980年代以降に開発が進んだ広島市最大の住宅地エリアです。一方で、2014年8月の広島土砂災害(死者77名)が区内の三入・安佐・梅林・可部・緑井・八木地区を直撃し、急傾斜地の住宅地における土砂災害リスクが高い地区があります。急坂・急傾斜地の住宅地では大型リフト付き車両の乗り入れが困難な場所も多く、乗降場所の事前確認が特に重要です。
安佐南区の介護タクシー料金相場
| 項目 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 初乗り運賃 | 700円(1,150mまで) | 以降300mごとに100円加算(2025年12月5日改定・中国運輸局認可) |
| 迎車料金 | 200円(電話予約) | アプリ配車(GO・Uber・DiDi)は別途300円(2025年10月1日〜) |
| 乗降介助 | 500〜2,000円 | 基本介助500円+移乗介助1,000〜1,500円が目安 |
| 院内介助(室内介助) | 1,000〜3,000円/回 | 受付・診察室・会計・処方箋まで同行 |
| 車椅子使用料 | 無料〜1,000円 | リクライニング車椅子は2,000円前後 |
| 深夜早朝割増 | 2割増 | 22時〜翌5時 |
| 障害者割引 | 1割引 | 身体障害者手帳・療育手帳を提示した場合 |
| 広島市重度障害者タクシー料金助成 | 対象者に助成 | 各区役所で申請 |
料金例:大町・古市・中筋(安佐南区南部)→ 広島市立広島市民病院(中区基町7-33)
距離:約8〜15km 所要時間:約25〜45分
- 基本運賃:約3,100〜6,000円
- 迎車・乗降介助:約700〜2,200円
- 院内介助:約1,000〜3,000円
- 合計目安:約4,800〜11,200円(往復:約9,600〜22,400円)
安佐南区から市中心部の病院への通院は中〜長距離になります。月次定期契約・往復同一事業者での予約が費用削減・安心の鍵です。
安佐南区から主要病院へのアクセス
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広島市立広島市民病院(中区基町7番33号)
病院概要:高度救命救急センター・広島県がん診療連携拠点病院(中区に立地)。安佐南区から介護タクシーで約25〜50分(エリアにより異なる)。院内介助の事前依頼が必須です。月次定期契約の活用を推奨します。
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広島赤十字・原爆病院(中区千田町1-9-6)
病院概要:565床・地域がん診療連携拠点病院・血液疾患専門(中区に立地)。安佐南区から介護タクシーで約20〜40分。院内介助の事前依頼を推奨します。
安佐南区のエリア別利用ポイント
📍 大町・古市・中筋(アストラムライン沿線・区南部)
アストラムライン沿線の住宅地。市中心部への交通アクセスが区内で最も良好なエリアです。市立病院・赤十字病院への介護タクシー通院は中距離です。
📍 緑井・八木・梅林(丘陵住宅地・2014年土砂災害被災エリア)
2014年8月の広島土砂災害で甚大な被害を受けた急傾斜地エリア。現在も土砂災害警戒区域・特別警戒区域(レッドゾーン)が多く存在します。急坂・崖錐地形のため大型車の乗り入れが困難な場所が多く、乗降場所の事前確認が特に重要なエリアです。
📍 高陽・落合・相田(区北部・郊外住宅地)
区北部の郊外住宅地。市中心部の病院まで距離が長くなり費用も高くなります。複数事業者への登録と月次定期契約の活用が重要です。
安佐南区での介護タクシー利用のコツ
- 急傾斜地・土砂災害警戒区域の住宅は乗降場所を必ず事前確認する:八木・緑井・梅林の急傾斜地住宅では大型リフト付き車両が乗り入れできない場所が多数あります。初回利用前に事業者と乗降場所・アクセス可能なルートを確認してください
- 安佐南区は8区中最多人口・最低高齢化率の「若い区」だが今後急速に高齢化が進む:1980年代に開発された住宅地の入居世代が今後急速に高齢化します。健康なうちから複数事業者に登録しておくことが将来の安心な移動体制の確保につながります
- 市中心部への定期通院は月次定期契約と往復同一事業者での予約を活用する:中〜長距離の市中心部病院への定期通院では月次定期契約が費用削減に最も有効です
安佐南区の特殊事情:2014年広島土砂災害と急傾斜地リスク
安佐南区は2014年8月20日の集中豪雨による大規模土砂災害(死者77名・行方不明者3名・最大被災区)で全国的に知られるエリアです。被災した八木・緑井・梅林・安佐・三入・可部などの地区は急傾斜地・谷地形に住宅が密集しており、現在も土砂災害警戒区域(イエローゾーン)・土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されている住宅が多数あります。
これらの急傾斜地・谷地形の住宅では大型リフト付き車両の乗り入れが物理的に困難な場合があります。初回利用前に事業者と乗降場所・アクセス可能なルートを念入りに確認してください。特に車椅子・ストレッチャーが必要な方は、坂道・段差・狭路での乗降対応が可能な小型・中型の福祉車両対応事業者を選ぶことが重要です。
大雨警報・土砂災害警戒情報発令時の対応
安佐南区の土砂災害警戒区域内に居住する方は、大雨警報・土砂災害警戒情報が発令された場合の避難行動計画(マイ・タイムライン)を事前に作成しておくことが広島市から推奨されています。介護タクシーを緊急避難に利用する可能性も念頭に置き、事業者に緊急時の対応可否を事前確認しておくことを推奨します。なお緊急避難は消防・警察・市の救援が優先です。
安佐南区の医療アクセスと地域の将来課題
📍 大町・古市・中筋(アストラムライン沿線・区南部)
安佐南区の中で最も市中心部へのアクセスが良好なエリアです。アストラムライン1本で「県庁前」「本通」「紙屋町西」まで直結しており、状態が許せば公共交通との組み合わせで費用節減が可能です。
📍 緑井・八木・梅林(2014年被災地・急傾斜地住宅地)
2014年土砂災害被災地。現在も多くの住宅が土砂災害警戒区域・特別警戒区域内に立地しています。急傾斜地の住宅では乗降場所の確認が最重要です。
📍 高陽・落合(区北部・郊外住宅地)
区北部の郊外住宅地。市中心部まで30〜40分以上かかります。早期に複数事業者に登録し月次定期契約の活用体制を整えてください。
定期通院の費用計算例(月次定期契約活用)
計算例①:がん化学療法(月4回・広島市内の病院への往復)
- 往復料金目安(乗降介助・院内介助込み):約8,000〜20,000円/回(区・距離により異なる)
- 月4回の通常料金:約32,000〜80,000円
- 月次定期契約(往復固定ルート・固定曜日)活用時:約20,000〜55,000円(20〜30%削減が目安)
- 医療費控除対象分:交通費部分が確定申告で所得控除の対象になる場合あり
- 年間節減目安:月次定期契約+医療費控除で年間数万〜15万円以上の節減も可能
計算例②:人工透析(週3回・月12〜13回)
- 往復料金目安(乗降介助込み):約4,000〜10,000円/回(区・距離により大きく異なる)
- 月13回の通常料金:約52,000〜130,000円
- 月次定期契約(往復固定ルート):約35,000〜90,000円(事業者・条件により異なる)
- 介護保険「通院等乗降介助」適用の場合:上記より自己負担が大幅削減(要介護認定が前提)
- 透析患者の方は必ずケアマネジャーに介護保険適用の可否を相談してください
広島市の介護タクシー関連申請窓口
各種助成・認定の申請先
重度障害者タクシー料金助成・移動支援事業の申請:各区役所の保健福祉課(健康長寿課・障害福祉課)で申請できます。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持参してください。
要介護認定の申請:各区役所の高齢介護課または地域包括支援センターに申請します。主治医の意見書が必要です。認定後にケアマネジャーを選任し、介護タクシー(通院等乗降介助)をケアプランに組み込むことができます。
地域包括支援センター:各区内に設置されており、介護・福祉に関する総合相談を受け付けています。介護タクシーの利用方法・費用助成・ケアマネジャーの紹介など幅広い相談が可能です。
難病患者への移動支援:広島県の難病認定を受けている方は、広島県・広島市の難病支援事業による移動支援が受けられる場合があります。主治医・相談支援専門員・区役所の保健師に確認してください。
介護タクシー利用の基本手順(広島市共通)
- ケアマネジャー・主治医に介護タクシーの必要性を相談する:要介護認定を受けている方はケアマネジャーに介護タクシー利用をケアプランに組み込む相談を行ってください。介護保険の「通院等乗降介助」(訪問介護として実施)が利用できる場合があります。要介護1〜5の認定が前提で、ケアプランへの組み込みが必要です
- 複数の事業者に問い合わせ・見積もりを比較する:広島市内の介護タクシー事業者は区により対応エリア・料金・サービスが異なります。3〜4社に問い合わせて比較することを推奨します。問い合わせの際は出発地・目的地・身体状況(車椅子の種類・認知症の有無)・必要な介助(乗降介助・院内介助)を伝えてください
- 乗降場所・アクセス経路を事前確認する:坂が多い広島市内(特に安佐南区・佐伯区の山あいの住宅地)では大型リフト付き車両が乗り入れできない場所があります。初回利用前に事業者と乗降場所・駐車可能場所を確認してください
- 院内介助は必ず事前依頼する:広島市立病院・広島赤十字・原爆病院・県立広島病院・広島大学病院などの大規模病院では院内移動が長くなります。受付〜各診察室〜検査〜会計・処方箋まで同行する院内介助を事前に依頼してください
- 定期通院は月次定期契約を活用する:がん化学療法(月複数回)・人工透析(週3回)・専門外来の定期通院では往復固定ルートの月次定期契約が費用削減に最も有効です
介護タクシー費用の助成・控除制度(広島市)
広島市の主な助成・控除制度
① 広島市重度障害者タクシー料金助成事業
重度の身体障害者・重度の知的障害者・精神障害者保健福祉手帳1・2級を持つ方を対象に、タクシー利用料金の助成を行います。各区役所の保健福祉課で申請してください。
② 医療費控除(確定申告)
介護タクシーの費用は一定の条件を満たす場合に所得税の医療費控除の対象になります。年間医療費の合計が10万円(または所得の5%)を超える場合、超過分を確定申告で所得から控除できます。主治医による通院目的の証明が必要な場合があります。詳細は税務署・税理士にご相談ください。
③ 介護保険(通院等乗降介助)
要介護1〜5の認定を受けた方は、介護保険の「通院等乗降介助」が利用できます。訪問介護として実施され、介護保険の自己負担(1〜3割)のみで利用できます。ケアマネジャーに相談してプランに組み込んでください。