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相模原市の基本情報

相模原市は神奈川県北部に位置する政令指定都市で、2010年4月に政令指定都市へ移行しました。緑区・中央区・南区の3区で構成され、2025年1月1日現在の総人口は約716,494人(外国人含む)です。東京都八王子市・町田市に隣接しており、JR横浜線・JR相模線・京王相模原線が市内を縦横に走る首都圏の通勤・通学圏です。リニア中央新幹線の中間駅(神奈川県駅)が緑区橋本に設置される計画があり、将来的な交通インフラの大幅な発展が見込まれています。

高齢化率は2025年1月1日時点で26.6%(65歳以上の高齢者が総人口の約3.8人に1人)と確認されており、全国平均(約29%)よりやや低い水準です。区別では、緑区が市内で最も高齢化率が高い傾向があり、特に旧津久井町・旧相模湖町・旧藤野町を含む津久井地域(西側の山間部)では高齢化率が30%を超えています。中央区・南区はファミリー層・現役世代が多く、JR横浜線沿線を中心に住宅地が広がります。

相模原市の最大の特徴は、緑区の広大さです。緑区の面積は253.9km²と市域(328.83km²)の77.2%を占め、東側の橋本地区(都市部・商業集積)と西側の津久井地域(山間農村部・旧4町)で生活環境が大きく異なります。橋本地区はリニア駅設置予定と再開発が進む成長エリアである一方、津久井地域(城山・津久井・相模湖・藤野)は高齢化・過疎化が深刻な課題となっており、介護タクシーが医療へのアクセスを支える重要な移動手段です。

約71万6千人
人口(2025年1月1日・外国人含む)
328.83km²
面積(3区・緑区が77%を占める)
26.6%
高齢化率(2025年1月1日)
緑区
高齢化率が市内最高(特に津久井地域)

相模原市のタクシー運賃と介護タクシー料金相場

🔔 2023年11月20日より相模・鎌倉地区のタクシー運賃が改定されています

国土交通省関東運輸局が認可し、2023年(令和5年)11月20日から相模・鎌倉地区の新運賃が適用されています。相模原市は「相模・鎌倉地区」(藤沢市・厚木市・鎌倉市なども含む広域地区)に属し、初乗り1,091mまで500円・加算247mごとに100円が現行運賃です。これは2020年以来約3年9か月ぶりの改定で、値上げ率は10.09%でした。以前の1,200mまで500円から初乗り距離が短縮されたため、1〜1.2km圏の短距離乗車でも加算が始まります。改定前の料金で見積もると不足することがありますのでご注意ください。

■ タクシー運賃(2023年11月20日改定後・現行)

区分初乗り距離・運賃加算運賃備考
普通車(相模・鎌倉地区)1,091mまで 500円247mごとに100円2023年11月20日改定(旧1,200m/500円・272m/100円から)
時間距離併用運賃低速走行時(渋滞・信号待ち)に1分30秒ごとに100円加算距離制と自動切替
深夜・早朝割増22時〜翌5時:2割増全車種共通
障害者割引身体障害者手帳または療育手帳を提示した場合1割引精神障害者割引・特定疾患割引を行う会社もあり(各社確認を)
遠距離割引9,000円を超える額について1割引長距離移送で適用

💡 相模原市のタクシー運賃の特徴と注意点

相模原市が属する相模・鎌倉地区の初乗り運賃500円は、東京都内(500円・1.096km)とほぼ同水準ですが、初乗り距離が1,091mと若干短く(東京は1,096m)、加算間隔も247mごとと細かいため、長距離になるほど費用が積み上がります。また神奈中タクシーなど相模原市内の一部事業者は迎車料金として400円、時間指定予約料金として500円、車両指定料金として1,000円を別途設定しています(各社確認を)。遠距離割引(9,000円超の1割引)が設定されており、緑区津久井地域から南区・中央区の病院への長距離移送で利用できる場合があります。

■ 主要病院への料金目安

出発地(区・エリア)目的地目安距離料金目安所要時間目安
南区(相模大野・小田急相模原周辺)北里大学病院(南区北里)約1〜4km約500〜1,000円約5〜12分
中央区(相模原・淵野辺・矢部周辺)北里大学病院(南区北里)約4〜8km約1,000〜1,700円約12〜22分
緑区(橋本・相原周辺)北里大学病院(南区北里)約6〜12km約1,300〜2,500円約15〜28分
緑区(城山・津久井地域)北里大学病院(南区北里)約15〜30km約3,000〜7,000円約25〜55分
緑区(相模湖・藤野地域)北里大学病院(南区北里)約25〜40km約5,000〜9,500円約40〜70分
南区(相模大野周辺)相模原病院(中央区神田町)約6〜10km約1,300〜2,100円約15〜25分
中央区(相模原駅周辺)相模原病院(中央区神田町)約2〜5km約500〜1,000円約8〜15分

※2023年11月20日改定後の相模・鎌倉地区タクシー運賃(普通車上限)を基にした目安料金です。迎車料・深夜早朝2割増・介助料は別途加算。緑区津久井地域は渋滞や道路状況により所要時間が大きく変動する場合があります。9,000円超の場合は遠距離割引(1割引)が適用されます。

相模原市の主要病院と介護タクシーでのアクセス

相模原市内の急性期医療は北里大学病院(南区)・相模原病院(中央区)・相模原協同病院(緑区)などが担っています。北里大学病院は市内唯一の特定機能病院かつ最大規模の病院で、市内全域・周辺市町からの通院需要が集中しています。

📍 北里大学病院へのアクセスに関する重要ポイント

北里大学病院は南区北里の丘陵地帯に広大なキャンパスを持ち、中央棟・南棟・北棟・救急棟など複数の棟が分散しています。外来受付・各診療科の場所が棟によって異なるため、受診予定の診療科の棟名・入口番号を事前に確認し、介護タクシーの乗降場所として事業者に正確に伝えることが重要です。特に心臓血管センター・脳卒中センター・集学的がん診療センター・認知症疾患医療センターなど専門センターへの通院は外来が混雑し、数時間待ちになることもあります。帰りの迎車時間が読めない場合は診察終了後に連絡できる対応が可能か事前に事業者に確認してください。北里大学病院は「小田急相模原駅」から神奈中バスで約12分の立地ですが、バスターミナルから各病棟まで構内を移動する必要があるため、車椅子・ストレッチャー使用者は介護タクシーで病棟入口前まで送迎してもらうことが最も安全で快適です。

相模原市エリア別の介護タクシー利用特徴

🏙 中央区(相模原駅・淵野辺・矢部)

  • JR横浜線(相模原駅・矢部駅・淵野辺駅)沿線の住宅地
  • 相模原市役所・ウェルネスさがみはら(福祉拠点)が立地
  • 相模原病院(中央区神田町)・相模原中央病院への通院に便利
  • 北里大学病院まで4〜8km・12〜22分とアクセスしやすい
  • 介護タクシー事業者が市内で2番目に多く集中するエリア

🏡 南区(相模大野・相模原台・古淵)

  • 小田急線(相模大野駅・小田急相模原駅)沿線の住宅地
  • 北里大学病院まで1〜4km・5〜12分と最も近いエリア
  • 相模大野駅周辺に大型商業施設・文教施設が集積
  • 介護タクシー事業者が最も多く集中するエリア
  • 相模川沿いの田園地帯(大野南・磯部)はやや郊外

🌳 緑区東部(橋本・相原・大沼)

  • JR横浜線・JR相模線・京王相模原線の橋本駅が交通拠点
  • リニア中央新幹線(神奈川県駅)の設置予定地で再開発進行中
  • 相模原協同病院(緑区大島)がアクセスしやすい
  • 北里大学病院まで6〜12km・15〜28分
  • 介護タクシー事業者は中央区・南区より少ないが確保しやすい

⛰ 緑区西部(津久井地域・城山・相模湖・藤野)

  • 旧4町(城山町・津久井町・相模湖町・藤野町)が2007年合併
  • 高齢化率が市内最高水準(30%超)・過疎化が深刻
  • 相模湖・藤野地区から北里大学病院まで25〜40km・40〜70分
  • 片道料金5,000〜9,500円と高額になる場合も(遠距離割引適用の可能性あり)
  • 介護タクシー事業者が市内で最も少ない。5〜7日前の早期予約が必須
  • 福祉タクシー利用券(使用枚数無制限)をフル活用することが重要

⚠ 緑区津久井地域(相模湖・藤野)からの長距離通院に注意

相模湖・藤野エリアは相模原市の最西端に位置し、北里大学病院(南区)まで最長40km程度、片道5,000〜9,500円(遠距離割引適用前)もの費用がかかる場合があります。9,000円を超える場合は遠距離割引(超過分の1割引)が適用されます。この地区では介護タクシー事業者が非常に少なく、5〜7日前の早期予約が必須です。高齢化率30%超という深刻な状況の中で、①日常のかかりつけ医は相模湖病院や藤野地区の診療所を活用する、②高度専門医療のみ北里大学病院へ(福祉タクシー利用券複数枚使用で費用削減)、③デマンド型乗合交通(「はいたく」等)との組み合わせを検討する、という3本柱での対応をお勧めします。各区の地域包括支援センターや緑高齢・障害者相談課(☎042-775-8810)に相談してください。

相模原市の福祉タクシー利用助成制度

相模原市では在宅で重度の障害のある方などの社会参加を支援するため、「福祉タクシー利用助成」を実施しています。相模原市の制度の最大の特徴は、所得制限がなく(岡山市・熊本市と異なる)、かつ1回の乗車あたりの使用枚数に制限がないという点です。年最大72枚(月6枚×12か月)の500円券を交付し、複数枚まとめて使用することで遠距離通院の費用を大幅に削減できます。また指定難病の患者も対象に含まれています。

⭐ 相模原市の福祉タクシー利用券の3大特徴

  • 所得制限なし:市民税課税世帯の方でも対象(岡山市・熊本市のような非課税条件なし)
  • 1回の乗車で使用枚数制限なし:複数枚をまとめて使用可能。遠距離通院(津久井地域→北里大学病院など)で最大限効果を発揮
  • 指定難病患者も対象:特定医療費(指定難病)医療受給者証を持つ方も利用可能

🟢 相模原市福祉タクシー利用助成(500円×年最大72枚)

【対象者】市内に住所を有する在宅の方(施設入所者を除く)のうち、以下のいずれかに該当する方:

  • 身体障害者手帳1級・2級の方
  • 療育手帳A1・A2の方、知能指数35以下と判定された方
  • 精神障害者保健福祉手帳1級・2級の方
  • 特定医療費(指定難病)医療受給者証の交付を受けている方のうち、難病法施行前の特定疾患に対応する指定難病にり患している方
  • 神奈川県特定疾患医療受給者証または特定疾患認定通知書の交付を受けている方
  • 小児慢性特定疾病医療受給者証の交付を受けている方のうち、改正前の児童福祉法による小児慢性特定疾患に対応する疾病にり患している方

【交付内容・使い方】

  • 1枚500円の利用券を、申請月から3月分までの月数に毎月6枚を乗じた枚数を交付(4月申請の場合:6枚×12か月=72枚
  • 1回の乗車あたりの使用枚数の制限なし(複数枚まとめて使用可能)
  • 乗車の際に利用券を使用する旨を乗務員に伝え、利用券1枚につき500円として使用(つり銭の請求不可)
  • 相模原市と協定を結んでいるタクシー会社でのみ使用可能

【申請窓口・問い合わせ先】
高齢・障害者支援課 ☎042-769-8355(障害支援班)
〒252-5277 中央区富士見6-1-1 ウェルネスさがみはらB館3階
緑高齢・障害者相談課(身体・知的)☎042-775-8810 /(精神保健福祉)☎042-775-8811
津久井高齢・障害者相談課 ☎042-780-1412
郵送用の申請書は期日(令和7年度:4月30日)までに提出すると12か月分(72枚)取得可能。

【選択制】福祉タクシー利用助成と自動車燃料費助成のいずれかを選択します。自動車燃料費助成(1枚1,000円・本人運転の場合月2枚・他者運転の場合月1枚)は自動車を保有している場合の助成です。タクシーを定期通院に使用している方には福祉タクシー利用券の方が有利な場合がほとんどです。

🟢 重症心身障害児者用の福祉タクシー利用券(別制度)

重症心身障害児者(重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複している方)向けの別制度の福祉タクシー利用券も交付されています。詳細は各申請窓口(高齢・障害者支援課☎042-769-8355)にてご確認ください。

📋 相模原市の福祉タクシー利用券を最大限活用するためのポイント

  • 4月申請で年間72枚フル取得:令和7年度は4月30日までに申請すれば12か月分(72枚)取得可能。5月以降に申請すると枚数が減少します
  • 複数枚まとめ使用で遠距離通院を強力にサポート:緑区津久井地域(相模湖・藤野)から北里大学病院まで片道5,000〜9,500円の場合、500円×10〜19枚を1回の乗車で使用することで、実質負担を大幅削減できます。年72枚(36,000円分)の効果的な配分が重要です
  • 所得制限がないため幅広い方が対象:市民税課税世帯でも対象です。「所得が高いから対象外では?」と思い込んでいる方も、一度申請を検討してください
  • 指定難病患者も対象:パーキンソン病・ALS・潰瘍性大腸炎・多発性硬化症など指定難病の受給者証を持つ方も対象です。障害者手帳なしでも申請できます
  • 障害者割引との組み合わせ:手帳提示による1割引と利用券を組み合わせることで費用をさらに減らすことができます。精神障害者割引・特定疾患割引を行う事業者もあります(各社確認を)

相模原市で介護タクシーを利用する際の注意点

⚠ 相模原市特有の注意事項

  • 北里大学病院の棟・入口の事前確認が必須:広大なキャンパスに複数棟が分散。受診する診療科の棟名・入口を事前に確認し、事業者に正確に伝えてください
  • 北里大学病院は紹介状が必要:初診は他院からの紹介状が必要(選定療養費が発生)。かかりつけ医から紹介状を取得してから介護タクシーを手配する順序が大切です
  • 緑区津久井地域は事業者が少なく超早期予約が必須:相模湖・藤野地域は5〜7日前の予約が必要です。近隣市(相模湖に近い山梨県・神奈川県西部)の事業者も視野に入れてください
  • 福祉タクシー利用券は4月30日までに申請で72枚フル取得:5月以降の申請では年間取得枚数が減少します
  • リニア工事に伴う緑区橋本周辺の渋滞:リニア中央新幹線(神奈川県駅)の建設工事に伴い、橋本駅周辺の道路渋滞が発生しています。橋本エリアから北里大学病院方面への移動は時間に余裕を持ってください
  • 一部事業者の迎車料金・予約料金に注意:神奈中タクシーなど一部事業者は迎車料400円・時間指定予約料500円・車両指定料1,000円を別途設定しています。予約時に総費用を確認してください

区から選ぶ

お住まいの区、または通院先の区をクリックすると、各区ごとの詳しい介護タクシー情報がご覧いただけます。

介護タクシー利用の流れ(相模原市版)

  1. 福祉タクシー利用券の申請(4月30日までが最優先)
    身体障害者手帳1・2級、療育手帳A1・A2、精神障害者保健福祉手帳1・2級、または指定難病受給者証をお持ちの方は、毎年4月30日までに申請することで12か月分(72枚×500円)を取得できます。所得制限がないため幅広い方が対象です。申請先:高齢・障害者支援課☎042-769-8355(中央区)・緑高齢・障害者相談課☎042-775-8810(緑区)・津久井高齢・障害者相談課☎042-780-1412(津久井地域)。
  2. 病院の予約と紹介状取得
    北里大学病院への初診は紹介状が必要です。かかりつけ医に紹介状を依頼し、病院の地域連携室で受診予約を取ります。受診する診療科の棟名・入口番号も確認しておきましょう。
  3. 事業者選定・見積もり・予約確定
    相模原市の協定締結事業者一覧(市ホームページまたは☎042-769-8355に確認)を参考に選定します。緑区津久井地域の方は特に早め(5〜7日前)に複数事業者へ問い合わせを。北里大学病院の場合は、病棟の入口番号・乗降場所を事業者に正確に伝えます。迎車料・予約料・介助料など総費用を確認し、福祉タクシー利用券の使用可否も確認してください。
  4. 当日の準備
    健康保険証・診察券・お薬手帳・障害者手帳(1割引適用)または指定難病受給者証・紹介状(初診)・福祉タクシー利用券(使用予定枚数分)を準備します。遠距離通院(津久井地域)の場合は所要時間が長くなることを見越した体調管理を。
  5. 移動・院内介助・帰宅・精算
    乗車前に手帳または指定難病受給者証を提示し割引の適用を受けます。福祉タクシー利用券を乗務員に提示し、使用枚数を伝えます(1回あたり使用制限なし)。院内介助(受付から診察室まで)を依頼している場合は付き添いを。帰りは診察終了後に事業者へ連絡し迎車を手配。使用した利用券を乗務員に提出して精算します。

相模原市の医療・福祉環境と介護タクシーの役割

相模原市は北里大学病院(特定機能病院・1,135床・救命救急センター)を核として相模原病院(重症心身障害・難病専門)・相模原協同病院・相模原中央病院など複数の急性期病院を擁する、首都圏南西部の医療拠点都市です。特に北里大学病院は心臓血管センター・脳卒中センター・認知症疾患医療センターなどの専門センターが充実しており、市内外から多くの患者が通院しています。

最大の課題は、市域の77.2%を占める緑区(特に津久井地域)での医療アクセスです。高齢化率30%超・過疎化が進む津久井地域では、北里大学病院まで25〜40kmという遠距離を介護タクシーで通院せざるを得ない高齢者・障がい者が多く存在しています。相模原市の福祉タクシー利用券は所得制限なし・1回の使用枚数無制限という全国的にも手厚い制度設計で、年72枚(36,000円分)を複数枚まとめて使用することで遠距離通院の費用を大幅に削減できます。4月の早期申請で72枚をフル取得し、遠距離通院時に計画的に使用することが経済的な介護タクシー利用の鍵です。制度の詳細・個別相談は高齢・障害者支援課(☎042-769-8355)または各地域の相談課にお問い合わせください。

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